失敗が許されない社会


教職員の不祥事が後を絶たない。本当に毎日のように新聞やニュースで報道され、目や耳にしない日はない。

僕の勤める学校の職員室の冷蔵庫にも、地域の「今月の懲戒処分」が張り出されている。「退職金に響きますよ」って感じで。「そうじゃないだろー」と思う。「あってはならないこと。」

ダメ。絶対!

ただ、子どもたちと体当たりで向き合う僕たち教員は、日常的に暴言や暴力とは身近な存在になってしまいかねない。

というのも、子どものエネルギーってすごいんです。

「たかが10数年しか生きていない子どもの言動に惑わされてはいけない。」

でも、「一人の人間として尊重されるべき。」

「子どもは間違って、失敗して成長していくんだから。」

そんなことは、わかってる。

でも、そんな子どもの失敗によって被害を受けた友だちや親は「許さない」って言うんだもん。「お前たちのせいだ」って言うんだもん。

責任の落としどころになるんだもん。

それでも、暴言や暴力はだめ。

そんなことはわかってる。

失敗の許されない社会ってどうやってつくるの?

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