ニートになる才能も無い

 ニートになる才能もない。

 こういうのって所謂人生の成功者が語ることだと思うんです。僕は何者でもなく何も成し遂げていないんですが語るだけ語らせてください。
オチもまとまりも無いです。

 僕は昔から劣等感を抱えながら生きてきたんです。というか今もそうです。どうせ抱えるなら夢や希望を抱えたい。でも僕、夢や希望って言葉あんまり好きじゃないんですよね。安っぽいというか綺麗事というか、なんで好きじゃないの?って聞かれても具体的には答えられないけど、それに、僕がそんなものに触れちゃって良いのかななんて思ったりして。

 小学生の頃、身体も小さくて足も遅かった。身内から早生まれだか仕方ないよねって言われていたけど、小学生にそんなのは関係無いしこの時はただただ学校が嫌だった。
勉強に関しては小2までは余裕でついていけた。なんとなく授業を聞いているだけで理解できた。でも一回躓いてそれももう終わった。普通の人なら理解できない事があったら先生に質問なりなんなりをするのだろうけど、僕は極度の引っ込み思案プラス人見知りだったため先生に何かを聞くというのが出来なかった。しようとも思わなかったのかもしれないですね。
今思えばここが人生最初のターニングポイントだったのかな。
中高は少し割愛するけど、落ちこぼれのまま中学に入って友達ができずに不登校になった。
高校は不登校児でも合格できる市内で最低の高校に入った。
高校生活はそれなりに楽しかったんだけど問題はこれから。
高校を卒業しても就職もせずに一時期ニートをしていた。3ヶ月ぐらいかな。
でも、何もせずに実家にいてご飯だけ食べてウンコをする生活は耐えられなかった。
僕はニートの才能も無いんだな。
ニートとして何年も生活している人は凄いな、と。その時思った。
だから、バイトを始めた。週四ぐらいでコンビニのバイト。
正直働くのは余裕だった。余裕だっただけで嫌ではあるんだけど。
2年ぐらい経ってずっとフリーターもやばいな。って思って就職した。コンビニバイトとは違ってサービス残業や休日出勤など理不尽な事が沢山あった。たまたま就職したその会社がブラックだっただけなのかもしれない。
僕は悩んだ。やっと正社員で採用してくれた会社だから続けないと。親も祖母も喜んでくれていたし辞めるわけにはいかない。
だから、今まで頑張った事の無い僕は少しだけ頑張った。急な呼び出しにも対応して、絶対覚えられないだろう、って作業も必死になって覚えた。
でも、そんな意思に反抗するかのように体が動くのを拒否してきたんです。いや、もしかしたらその逆で体は動こうとしても無意識の意思が体を制御したのかもって今思う。
仕事も覚えたのに、あと少しで慣れそうだったのに僕は仕事を辞めた。なんかもうダメだった。
 またニートに逆戻りしました。
今回も再就職までの約3ヶ月ニートをしたんですが、やはり何もせずに食事とうんこするだけの生活は耐えられずに次の仕事に就いてしまいました。
社会に馴染む能力もなければニートになる才能の無い。どうしたら良いのかなって思っています。

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