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誕生日に超合金ロボをねだったら世界の真実に辿りついた話。

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前書き

もう少しでワンマンライブである。さらに世界的にもシビアであるからして、どうしてもシリアスになって作画も劇画調になりがちな昨今。

そんなんではいけない。いや、そればかりではいけない。なんかニヤッとするの大事よ!

というわけで今日は何の得にもならない俺の懐かしエピソードを。

ラジオなどでは幾度か話したこともあるし、なんならブログに書いたような気もするが、なんだろう。忘れていこう。そんな記憶。

毎日新鮮!鮮魚の売り文句のような生き方こそハッピー!ということで気楽に付き合ってください。

クリスマスイブが誕生日の俺の当時の生態

まだ幼子オブ幼子の俺は今では考えられないくらい身体が小さく、身体に合わせて精神も子供だった。まだ4歳前後か。記憶も定かではない。

クリスマスイブが誕生日の俺は、こう、なんだろう、町がざわめいていく様を、なんとなく意味も分からず嬉しかったのは覚えている。通っていた幼稚園もキリスト教系の幼稚園で、教会に通ったりもしていたので讃美歌なんかも歌って、クリスマスになんらかの意味を見出していた。うちはバリバリの仏教だったけれど。そう、町が自分をお祝いしているような気持になっていたのだ。今と変わらずおめでたい男である。

それより小さい頃の記憶もないし、なんならその前後の記憶もない。もしかしたら昨日食べたものも定かではないんだけれど、このおそらく4歳の時のクリスマスはある気づきによって明確に覚えているのだ。なんなら何度も何度もこの話をしたので「記憶」というより「エピソード」として覚えている。

当時のMASA少年は周りの男の子達の例にもれず「戦隊もの」にはまっていた。

「レッド!レッドになる!」よく戦隊ものゴッコをしては叫んでいた。

驚きである。何十年経っても「赤が好き」な俺。成長のなさではなく、ぶれないというところを評価していきたい。

今のお父さんお母さんたちも大人になったらわかる憎きシステム。そう、番組グッズだ。

変身ベルトや魔法のステッキ。カード、シール、今はゲームで色んなものもある。あの手この手で子供を夢の世界へ、大人たちを虚無の世界へ連れていく玩具たち。

俺は収集癖のようなものがないから、今となっては子供の頃欲しがった気持ちは全くわからないけれど、当時の俺は超合金ロボを欲しがった。

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番組の最後の方になぜか一旦倒された敵の怪人が巨大化する。それに対抗するために現れる正義の巨大ロボ!やったぜ!

これは絶対もらうしかない!この強い意志!まさに金は誰が稼いでるかなんてお構いなしの暴君である。子供にのみ許された恐ろしい精神だ。

これがもし知らないおじさんが「ねえねえ!クリスマスだから超合金ロボ買って!」なんて言ってこようものならもうジャンルはホラーである。

しかし、俺はただねだるような愚かな子供ではない。

中途半端にキリスト教にも触れ、家族に甘やかされた幼子オブ幼子だ!

どうしたか!?

お願い&お祈りだ!

誰にだ!

サンタにだ!SA!N!TA!Santa Claus!

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南の空に叫ぶMASA少年

「サンタさん!超合金ロボください!」

俺は祈った!叫んだ!

縁側から南の空に向かって!

「サンタさーん!」

「くださーい!」

なぜ縁側なのか。なぜ南の空なのか。そもそも叫ぶシステムなのか。

そんな疑問などひとかけらもなく、俺は叫んだ。

そしてそれに答える声が・・・

サンタ・・・?


いえ


おばあちゃんです。


「サンタさん!超合金ロボください!」


「いやー。いろは積み木かもしれないよー。」


「超合金ロボがほしい!」


「積み木はたのしいよー。」

おかしい。熱烈に積み木を推してくる。しかもなぜ俺の祖母が…。というかいろは積み木って何?

そんな風にはまだ思えない。幼子だから。

なぜこんなことを覚えているのか。

なぜかこの音声が残っていたのだ。

「サンタさん!超合金ロボください!」

「いろは積み木かもしれないよー。」

謎の二重奏。言葉も想いもすれ違ったまま時間だけが経っていく。これがしばらく続く。恐ろしいメンタル。

おそらく聞こえていないMASA少年。それが毎夜毎夜続くのだ。ご近所さんもさぞ戸惑ったことであろう。


バラの包装紙が君をいざなう

そんなことを繰り返しながらクリスマスイブ、誕生日当日。

枕元にはプレゼントが

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今はなき、大沼デパートの包装紙にくるまれたプレゼント。

この時点である程度大きかったら

「ん?サンタさん山形で仕入れたのかな?」

となるが、当然そんなことはない。

「わーー!やった!超合金ロボ!」

大喜びMASA少年。早速OPEN!!


ビリビリビリビリ!

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はい!そりゃそうだ!

あまりのショックにありがとうも言えない俺!

おそらく埴輪のような顔になったであろう。

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そこから先の記憶はない。

ただ、一つ気付いたことはあった。


あの大沼の包装紙、結構前からあったな…。


4歳で世界の一つの真実にたどり着いた瞬間だった。

あとがき

閑話になるのだが、ショックを見かねた俺の家族は誕生日も全く関係なくロボットを買ってくれた。しかしMASA少年、まさかの積み木の方がお気に入りになりロボットに早々に飽きた後も結構積み木で遊んでいたそうだ。

家族の慧眼に驚くともに、子供は意外と見ていることもお伝えして12月23日のブログにしたい。今日はKOUの誕生日だね。ハッピーバースデー!

明日は俺の誕生日だ!鬼のようなおめでとうを頼むぜ!

プレゼントはどこに送ればいいですか、という嬉しい問い合わせが沢山あったのだけれど、こんなご時世なので直接渡せない方はメッセージとかnoteのサポートだったりだと嬉しいよ!

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