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読書のススメ

1.読書のススメ

私はこれまで一般的な人よりは本を読んできた人間だと思う。もちろん読書は好き。そしてできるだけ多くの人類に読書をオススメしたい。なぜなら読書をすると楽しいし、多分ものすごく脳に良い影響を与えているし、想像力が広がるし、エトセトラエトセトラ。とにかく読書にはたくさん魅力がある。しかしながら、今日の出版業界全体の売上は芳しくない。1996年〜97年が売上のピークでそれから市場規模は徐々に小さくなっている(電子書籍は伸びている)。以下、書籍、月刊誌、週刊誌の推定販売額の推移のグラフである。

全国出版業界

[引用:全国出版協会

年々出版物の販売金額が右肩下がりなのは見て取れると思う。普通に本が好きな人間としては悲しい。ということで今回はより多くの人間に読書への愛を伝えると共にハードルをめちゃくちゃ低くできたらいいなあという願いを込めて記事を書いている。

2.読書する人が減っているのはなぜだろう?

先ほどのグラフからも分かるように出版物の販売額が年々減っているということは読書をしている人口が減っているということである。特に近年の若者の読書離れは加速している。というかそもそも若者は読書だけではなくてテレビ離れとかアルコール離れとかいろいろ遠ざかっているのだけど。

でも確かに周りに「趣味は読書です!」という友達は全然いない。いたとしても好きな作家やジャンルが重なることなんてほぼあり得ないし。やはり読書はハードルが高いのかもしれないな、と思ったので読書をしない理由で考えられるものを紙に書いてみた。

※字が汚いのはマジごめん

例えば読書は集中しないと内容が全然入ってこないのでちょっとは気張る必要があって疲れる、どんなものを読めば良いのかわからない、刺激が少なくてつまらない、そもそもどうしても興味が湧かない。などなど。

中学生くらいまでは読書をしない人間だったので読書へのハードルの高さも分かるのです。そして高校2年生のときに読書にハマって今に至るのだけれど、この読書へのハードルを下げるために読書をすることで得られるメリットを紹介しよう。

3.読書の楽しさ&メリット

読者の楽しさってなんだろう。引き続き紙とペンを持ち直して書いてみた。

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メリットの方がたくさん出てくるんだよな

やはり私自身本が好きなだけあって、読書の楽しさやメリットを書き出したらたくさんかけてしまった。あまりたくさん紹介してもわかりにくいので私がこれは特に良いぞ!と感じていることを3つ紹介させていただく

1. 100円〜2000円で2〜10時間くらい楽しめるコスパの良さ

まずは圧倒的コスパの良さ。先ほど本を読むことへのハードルの高さで触れた「時間がかかってしまうこと」というデメリットはメリットにもなる。新品の文庫本なら700円前後、単行本なら1,500円前後で物語に没頭できる時間を得られる。さらに古本屋を利用するとなんと最低100円くらいで内容がギュッと詰まった物語や知識の宝物に触れることができる。AmazonのKindle unlimitedのようなサブスクを使えばより安く大量の本に触れることができる。このコスパで長時間楽しめるのが読書の醍醐味だと思う。楽しさにバリエーションが出るってのもいいよね。


2. 活字耐性がつく、ストレス解消になる。

次は活字に触れるときに「ウ”ッッッ」と拒否感を感じにくくなること。そしてストレス解消になることだ。これは人生を生きる上で超役に立つと思う。なぜならこの世の全ての情報は活字でできているから。文章を普段から読んでいるといざ調べ物をしなければいけないときにそんなに抵抗感なく文章を読むことができるし、文に触れ続けても疲れにくいし、書いてあることを理解しやすくなる。どうしても活字が苦手だというのなら漫画から読み始めてもいい。漫画は視覚情報が豊富で非常に読みやすいし文字の量も少ない。とにかく読むことに慣れて楽しむことが大切だ。ライトノベルもとても読みやすいものが多いからオススメだ。とにかく読みやすい本から入ろう。

あとこれは私だけが感じていることなのかもしれないけれど、読書って「なんか勉強してる感」を感じることができる。そういえば会社をやめて無職になり気分が落ち込んでいたときは読書をすることでメンタルがだいぶ安定していた気がする。確かどっかしらの研究で6分読書をするとストレスが68%減ると聞いたことがある。活字耐性を得られるだけではなくストレスの7割を本だけで解消できるってめちゃくちゃすごい。ストレス社会を本だけで解決できそう(できない)。現実から離れて物語の世界に自分を集中させることができるからだろう。メリットがでかすぎるんじゃないか???



3.孤独なときに側にいてくれる

孤独なときに側にいてくれる。実はこれが一番伝えたい読書の魅力である。人に弱音を吐けないときや悲しくてどうしようもないとき、私はしばしば本を読む。憂鬱な気分の中でとりあえずページを開く。真っ白な紙と黒い文字の並びに目を落とし、ちょっとずつ意識を集中する。そうすると視界がどんどん狭くなっていって現実から少しの間だけ逃げることができる。ような気がしてくる。いつの間にか内容に集中するので辛いとか悲しいとかは少しだけどこかに行く。以前、好きな本の編集者の方とTwitterのDMでやりとりをしたことがある。

「最近嫌なことが続いていましたがこの本を読んでいるときは心が安らぎました。」と送信したところ

しんどいとき、束の間の逃げ場になるような本をこれからも作っていけたらいいと思います。ろくなことがない毎日ですが、本の世界に逃げ込みながら生きていけたらいいですね。」と返信をいただいた。

そうか。言われてみれば読書の魅力ってこういうところだな、とそのときに実感したのだった。多分、本は「孤独」に寄り添ってくれるコンテンツなのだ。、映画やYouTubeやゲームだって一人でやることが多いけど、音や映像は刺激で溢れているので静かに心を落ち着かせたいときは読書が最適なのではないだろうか。

人間孤独になりすぎるとさすがに耐えられない人が多いだろうけど、せっかくなら孤独を恐れるのではなくて孤独にそっと寄り添えるような生き方ができると人生というものはほんの少しは楽になる気がする。読書はそんな生き方を後押ししてくれるものなんだと思う。

こんな格好つけたことをいったけど、もちろん読書が何の役に立たなかったとしてもただ楽しめればそれでいいんだけども。



4.終わりに(皆さんのオススメおしえてください)


いかがだっただろうか。今回は「読書のススメ」というタイトルで記事を書かせていただいた。

もちろん私がただただ読書への愛を書きたかったからこの記事を書いたのだが、少しでも読書が好きな人が増えてくれたらとんでもなく嬉しい。あ、そうだ。4月〜10月の半年間で50冊くらい本を読んだことだし、オススメの本を紹介する記事もいずれ書こうと思う。


そしてこれは最後にお願いなのですが、最近人のススメてくれた本を読むことにハマっているのでみなさんのオススメ本をコメントやTwitterのDMなんかで教えてくれると喜びます。ジャンルは問いません。タイトルだけぽんと送ってくれても大丈夫です。そんな優しい方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。












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