虫の知らせ

適当なトレーニングは力発揮の改善によって、雑多にパフォーマンスの向上と外傷・傷害の予防に寄与できると思う。

そのパフォーマンスの向上がどの水準での事なのかは置いといて(例:怪我が減る事によって練習が満足に行える事による向上なのかetc)。

昨年10月から関わるチームのトレーニングプログラムはそろそろプレパ(準備期)から変わるところである。

ちと振り返ると、トレーニング中を含んで急性の大腿部の損傷を訴えられる事が無かった。

もちろん、全てのエクササイズでPerfの向上やPrevに寄与する側面があると思うし、意図していた事や確かにそうだったなあと思う事もある。

ただやはり、何かが起こらないと意識下に顕在化されない事の方が多いと思う。

話を聞くと、自分が来る前まではランメニューは行っていないチームであった。

短ダッシュでさえ、頻度は低かったぽい。ただ当然なのだが、エネルギー供給系の改善を目的に、強度は高いと思われるものをプログラムに入れた。

し、反応もそんな感じであった。のでラン自体の強度は相対的にも高かったと考えるのが妥当っぽい。

都度、全力で行う事をRecommendしていたので応えてくれていたと思っている。

ただ、昨年は行っていなかった事や強度が高い事、高い要求をした事などを考えると大腿部の、特に後面のDOMSとは異なる、急性の痛みを訴えてきてもおかしくないのではと思った。

もっと言ってしまえば、俗に言う肉離れをしてもおかしくなかったと思う。

あえてだが、起きて欲しい訳ではないが、要因は積み重なっている。

ただ、プログラム内にはその事象が起きる事を回避する事を目的としたものであったり、段階的なセッションを組んだり、疲労VASを毎日モニタリングしながら1セッションを決定したり、要因を相殺するようにというか、

無駄な事が起きないように実行していた。

トレーニングの強度が高まった時に起こると予想される身体各部位の外傷・傷害による痛みを訴えてこなかった、要因、可能性としては、

損傷が起きなかった/起きてはいるけどその部位からの信号が閾値に達していない/訴えるほどの痛みではない/把握するに至っていないだけ(訴えない+こちらが忘れている等)などがある気がする。

今回の状況に関しては、雑に表現した損傷が起きなかったのであれば良いと思うのだが、予防、、というか起こさない、という事を念頭に置いたプログラムが機能した上での結果なのかも分からない。

だから、次も同じように行く、のでは望む結果は得られないと思う。

なぜなら、次の状況には適当ではない可能性もあるからである。無論、思慮を繰り返した上なのであればよし。

ただ、怖いのは果たしてPreparationが出来ているのかどうかである。これに関しては、何か基準を作るべきだったかもしれないと今気づいた。

今一度、眺めて、何かが欠如しているかいないかを思考と雰囲気と事実をすり合わせて、欠如しているものをどう持っていくかを吟味する必要がある。

そして当然ではあるが、それが必要であるかどうか、何に対してそれが必要であると考えているのかを明示して、その論理が適当であるかどうかを確認しないといけないと思う。

という事をBufferを持たせて行う。

ちと不安が残るんだよなあ、0では無いけど何かを噛ませておかないと不安。不安という感情を得て濾し出されたものは、果たして、、、なんだよなあ、、、。

正と負、±が大きくなるようなエネルギーを与えないと評価しにくいわな、、、

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