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なぜ人は老化し病気になるのか?原因と2つの対策

最近、健康に関するテレビも増え、運動がどうだとか〇〇がガンに効くとか情報が多すぎて何をどう選択していいかわからない方が多いように感じます。


実際、普段の仕事中にも「玄米ってどう思います?」とか「サバ缶っていいの?」などの質問を受けることが多いです。


メディアでやってるからにはそれなりの根拠があって体にいいと言っているはずですが、私の考えとしては『そもそもどうして病気(老化)になるのか?』を知って、それの対策をすべきだといつも考えています。


ですので今回は、「この病気を防ぐにはこれだ!」ではなく、万人に共通する病気の根源を生理学的に解説した上で、それに対して栄養学的アプローチをどのように行っていくかについてお話ししていきます。


1、全ての病気は炎症に始まる

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脳炎、口内炎、肝炎など皆さんの知っている病気にはほとんど〇〇炎と言ったように“炎症”という文字が付きます。

つまり、病気の根源は炎症にあります!

ではなぜ炎症が起きるのか?


それは、私たちが地球上で生きていることが大きく関係してきます。

 私たち人間は生きていく上で必ず必要になるのが酸素です。呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部は、通常の状態よりも活性化されます。

これがいわゆる活性酸素と呼ばれるものです。


この活性酸素が、細胞を覆っている細胞膜に付着すると、プロスタグランジンと呼ばれる炎症物質が生成されます。

これによって細胞が炎症してしまうのです。


2.炎症させない対策は?

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結論から言うと100%炎症を抑えるのは無理です。

それは人間が酸素を吸って生きているからです。
しかし、限りなく0日かずける努力は誰にでもできます。

『それは息をしないこと!』

ではありませんのでご安心ください(笑)


ではどのように対策していくか大きく分けて2つあります!

①体内に備わっている抗酸化能力を高める
 体内にはそもそも抗酸化能力といって活性酸素の生産を抑制する働きが備わっています。しかし、糖質や脂質の多い食事や運動部不足、低体温などといった原因によって抗酸化能力が低下してしまいます。

 逆に、コンビニやファーストフードのように糖質や脂質の多い食事をなるべく避け、1日30分の有酸素運動をすることで体の機能を復活させ抗酸化能力を高めることができます!


②抗酸化能力の高い食品を摂取する 

抗酸化能力は必然的に加齢とともに低下してしまいます。
ですので、抗酸化能力高い食品を摂取することで足りない分を補って体を酸化から守りましょう。

抗酸化能力の高い栄養素としては下図のような研究結果が出ています。

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ORACとは酸素分子吸収能量(食品1gに対するORAC:oxygen radical absorption capacity)のことで活性酸素除去能力のことです。

この研究からすると、ベリー系の食品にORACが多く含まれているようですね。
この研究を詳しく見てみたい方はこちらから


3.まとめ


 活性酸素の過剰な産生あるいは酸化ストレスによる老化、がん、生活習慣病発症との関連が注目されがちですが、白血球から産生される活性酸素(スーパーオキシド・過酸化水素など)は、体内の免疫機能や感染防御の重要な役割を担います。

 生活習慣や食生活を見直し、過剰な活性酸素の生成を抑え死ぬまで健康な日々を過ごして生きましょう♪


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