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キャンプ"生活"が子どもを成長させる。

こんにちは! ガイア自然学校です。

今回は、ガイア自然学校の代表、成田裕(なりたゆたか)によるコラムです。


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さて、いよいよキャンプのシーズンが近づいてきました。

参加する子どもたちにとって、楽しく、安全で、そして少しでも子どもたちの成長にお役に立てるようなキャンプを創っていきたいと思っています。

キャンプは、日帰り活動とはひと味ちがいます。

なぜならば「生活」が行われるからです。

そしてこの「生活」の体験があるから、「自分で考えること」や「自分で決めること」が育つのではないかと考えています。

例えば、もちろんお家の環境にもよりますが、食事ひとつにしても自分が何かしら行動しないとご飯は出てきません。

「ごはん〜!」って叫んでも出てきません。

全部自分で作れって言う訳ではありません。

みんなで作ったり準備したりするのです。

寝るときも「さあ歯を磨いて〜おしこして〜。」とお母さんみたいにリーダーは言いません。

もちろん最低限促しの声はかけますが、基本的には「自分の行動は自分で考える」生活をします。

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こうした普段ならなんでもない「生活」が、自主性を求められる体験になることで、子どもたちの自分で考えたり行動したりする自立心の成長につながると考えています。

ガイアのキャンプは特に、こうした点を大切にしています。

そのためにリーダーたちはカウンセリングの研修を受けたりしているのです。

将来、自分のことを自分で決められる行動力のある子どもに育てませんか?

文:成田裕

(「ガイア通信」バックナンバーより再掲載)


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ちょっと話は変わりますが、子どもの人間関係づくりの手段に「遊び」があります。

これは子ども同士だけでなく、子どもと大人の関係づくりにも影響があります。

多くを語らない子や特にやりたいことがない子も、一緒に遊んだ大人に心を開いてくれることがとても多い気がします。

そして心を開いた大人には、心の底で思っていることや困りごとを打ち明けてくれたりします。

子どもの方から「一緒にあそぼ!」と声をかけてくれることもあります。

それって子どもが、自分に関心を持ってくれて嬉しいということを表現してくれるのではないでしょうか。

大人からもらって嬉しかったことが自己肯定感を育んだり、同じように他の人にも喜びを分け合えるように接するようになったり。

大人がお世話をするキャンプは楽で何となく楽しいかもしれません。

でも、泣いたり笑ったり怒ったり、大人も子どもも気持ちを認め合えることで、自分に自信が持てたり、他人に思いやりをもつことができるようになっていくのではと思っています。

そのためのキャンプという生活、自由な遊びはとても良い機会です。

失敗しても成功しても、自分で考えて自分で行動したことに意義があります。


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初めてガイアのキャンプに参加してくださる保護者さんに、

「ホームシックにならないか心配で…」

というご相談をいただくことがあります。

恐らく、保護者さん自身がお子さんのことを心配しているのと、ホームシックになったら迷惑ではないかというお気遣いがあるのではないかと思われます。

迷惑なんてことは全くありません!!!

家や家族が恋しいという気持ちをマイナスに捉えていらっしゃる方もいるかもしれません。

でも、安心できる家と家族から離れて生活して初めて「寂しい」という気持ちと出会うことは、自分で自分を知る素敵な経験だと思います。
(ちなみに、運動やケンカなどによる身体的/精神的疲弊が積み重なって、ホームシックにつながることもあります。)

子どもたちと一緒にキャンプするGリーダーも、寂しい気持ちをしっかりと受け止めてくれます。

子どものホームシックは、学生ボランティアであるGリーダーの成長にとっても良い経験です。

ですので今年の夏は、ぜひガイアのキャンプに遊びに来てみて下さい。

個性豊かなリーダー、職員一同楽しみに待っています♪


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