卒ライで言い残した事

衝撃的な事に、卒ライが終わってから1ヶ月が経つ

卒業式なんて無かったし、人によっては入社式やら学校、会社も遅れて始まる

自分が卒業する年はこんなにも実感が湧かなくて、心の切り替えが難しい、フェードしていくようなものなのかと思った

でも、一日でもズレていたら出来なかった卒業ライブがあって、後輩達が代わりに用意してくれた卒業式があって、こんな時期だから出来なかった事が多くあったけど、水面下で活動してくれた人がいて色々と偶然が重なったことで、安心して送り出してもらう事が出来た

切り替えが出来ないからこそ言おうか悩んでいたし、こんなご時世だから、言うのは今じゃ無いなと思っていたけど、

3/31までの「学生」っていう立場が、大学生である自分と、自分に関わっていてくれた人の学生の間の関係を、ギリギリまで繋ぎ止めてくれてる気がするから、今日これを書いて俺は大学生を卒業する

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【 アバヨズ と CHECK MATE 】

CHECK MATEというイベントがあった、何度もこの事を言って申し訳ない。けど、それだけ楽しみにしていたイベントだったから。

正直なところ、卒ライの時のアバヨズでは心に余裕があった。

もう一回皆んなに見せる機会があって、それが本当のアバヨズの卒業ライブであって。

後輩達が自分に対して認めてくれている1番の部分は、「初心者だった事」だと思っている。

そこからオリジナルバンドを組んで、大学生4年間の間に新潟LOTSに出る事は、後輩に自信を与える最後にして最大のチャンスだと思っていた。

それだけに、アバヨズでの卒業ライブはまだ終えていない。

周りから見たら、新潟バンドだったり学外バンドと思われてる部分もあるけど、俺は胸を張って
「総音が生んだバンド」だと言いたい気持ちがあるから。

自分自身、先輩が音楽を教えてくれたり背中を押してくれたこの総音で、オリジナル組んで、そんな先輩達を超える事が恩返しになると思っていたから。

虹色PoP隊もメグメグさんも超えて、一生張り合っていたい。

そんな馬鹿な張り合いに、後輩が入ってきてくれたら嬉しい。

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【 一年生ライブ 】

2月の始めにニヤニヤが止まらないような出来事があった。それが一年生ライブ。

そもそも去年もそうだったけど、今年は特に新入生との関わりが薄いなぁと思っていて、新歓で呼ぶだけ呼んで、楽器買わせて何も教えずに放置するという最悪な事態を続けてしまっていたと思う、本当にごめんなさい。

新入生からしたら、とりあえず貯めたお金で楽器買ってやろう！って晴々しい気持ちでギターとか買う訳で。

その後は仲良い先輩いないから練習の仕方もスタジオの入れ方も完全な正解は分からんし、どのくらい出来る様になったらライブ出て良いか分かんないし、出てる一年生は皆んな経験者ばっかりだし、上手い先輩たちと一緒に出るの怖いし、そもそも先輩と喋れないし…っていう感じだったと思う。

そのために球技大会やら合宿とかのライブ以外のイベントがあって、そこで仲良くなれ！って思っていた。けど、良い意味で同級生同士の仲が良くてそっちで盛り上がっててそれはそれで楽しかった！

よくそういう相談をしてくれる人がいるけど、隔てなくたくさん皆んなに話しかけろ！って言うに尽きる。

あと先輩後輩と聴く音楽違うから。なんて言ってるやつ！！！！音楽の趣味で壁を作るのは、それこそ人の音楽を否定しているような気がしてつまんないぞ！！！

右も左も分からないまま総音をやめていくのは面白くないし、せめて中身をしってから続けるか辞めるかの判断をして欲しいと言う気持ちがあったのと、

次の新入生が入ってきた時に、後輩に先にライブ出られたり、同じ土俵に立つのはプライドが許さないと思い、一年生ライブをしないと！と、当時思ったり。

そんなような気持ちを内に秘めてそうな、まだ出演したことの無い一年生に、「一年生ライブをしてくれ！」と頼んだ裏で、別の子達でもやろうとしてたようで、彼らは思ったより真剣で、先輩をよく見てて中に入ろうとしてくれてて、もうやるしか無い！と思った。

結果は大成功だったと思う、というか先輩たちより集客してるし、自分達が決めた期間にあんだけ詰め込んでやれたのは本当に本当に凄くて、こっちが焦るくらいだった。

やってみないと分からない事に、自分から突っ込んで行ったのはカッコ良かった。

次は一緒にライブしようね、絶対。

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【 二年生達 】

一人一人思い出があるけど、友人の事を凄く気にしていて、本当に仲が良いなと思った。羨ましいくらい。
こいつら1人やめたら5人くらい一緒にやめるだろ！！！って思ってる、今も。

球技大会の打ち上げの時とかから、話しかけたらすぐ仲良くなれるし、2年生しかいないところに平気で俺の事を呼んでくるのは凄く嬉しかった。

あるやつには楽器教えたり、あるやつには企画教えたり、あるやつは友達のこととかバンドの事とか相談して貰ったり、一緒にご飯食べてくれたり仲良し2年生に仲間入りできた気がして嬉しかったよ。

普段そういう事を言わないのに、卒ライで最後の最後に皆んな思いを言ってくれたのも、なんか部活の後輩っぽくて良かった。笑

皆んな先の事を考えて焦る人が多くて、「4年生達がいなくなったら。」なんて事を口を揃えて言うけど、自分たちの代になっても皆んなで真剣に問題について話し合えるその力でガンバレ！！！

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【 最後に 】

総音に入ったのは途中からで、
夏ライブの準備に参加したら先輩達が真っ先に話しかけてくれて、なんでか嬉しくて嬉しくて、それはずっと忘れられない事だなと思ってる

そんで一番最初にライブした学祭の時に、このサークル入って良かったって思いながら一人で打ち上げ抜け出してイヤホンで「8823」聴きながら泣いてたこともずっと忘れられない

総音に入って良かったと思える瞬間は本当に多くあって、ギターっていう趣味ができた事、色んな音楽聴くようになったこと、新潟で色んなところにライブしに行けたこと。あとはやっぱり自分が1年生から4年生の間に関わった人が皆んなカッコよくて輝いていて、ライブしてる時もそうでない時も憧れさせてくれた。

俺もそういう存在になりたい！って思ってずっと総音でやってこれた。

卒業ライブ、皆んなのMCを聞いて、4年間皆んなに送ってきた憧れとか色々が、最後には自分の元に帰ってきてくれたような気がした。

どうか皆んな、ここでの4年間を忘れないで欲しい。

楽器だって本当はずっと続けてて欲しくて、ふとした時に久しぶりに楽器弾いて、僕たちの事を思い出して欲しい。

皆んなが忘れるまで俺はバンド続けるよ