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MVから好きになった曲『光と影』ハナレグミ

わたしは歌を「歌詞」からではなく、メロディーや歌のもつ雰囲気から好きになるタイプだ。
直感で選んでいる。
最初はそれほどでも、聴いていくうちに歌詞の意味や耳に心地よさを感じてくる、いわゆる「スルメ曲」ももちろんわたしにもあるが。

ところが最近初めて、
「MV」の映像から好きになった曲がある。

それが、

ハナレグミの『光と影』。

ハナレグミは知っていた。
だがちゃんと曲を聞いたことがなかった。

ある日、ひょんなことからこの曲がTV画面に流れてきた。
知らない歌だな、と思いながら出だしのメロディを聴いていた。良曲である事はすぐに分かった。
(曲のリリースは2009年、MVがYouTubeにアップされたのは今年2021年だそう。)

そのうち、
「この撮影場所どこかな」と思い始めた。

コンクリート造りで屋根の無い建物の街並みである。
ボーカルの永積崇さんが派手な民族衣装のようなものを着てそこを歩いていたので「どこか外国かな」と何となく思った。

歌と共に、彼が角を曲がると
左手の建物の壁に色褪せた英字が書かれている。店なのだろう。
その向かいは日本語で『テキサス』と書かれた、よく見かける縦型の看板がある。スナックか何かだろうか。
とにかく、この撮影場所が日本である事が判明した。
そして日本国内でこのような異国感ある街が存在するのは、ここしかない…沖縄だ。

(撮影場所はネットの情報によると、辺野古らしい。)

サビの部分になると、派手な衣装を身に纏った彼は、
華麗に辺野古の街を一人「舞って」いく。
まるで風の神様のように。
私にはそう見えた。

彼の背後には廃墟になったと思われる、英字が書かれた建物がある。
これが「光」のように舞う彼に対してどこか暗い「影」のような印象を与えてくる。

この歌は、
『誰にでも「光」と「影」は存在する。
相手や自分の「光」の部分だけでなく、「影」の部分も知っていきたい』という思いを悲しい恋愛に重ねて歌っていると個人的に解釈している。

辺野古の事や沖縄の抱える問題を
県外の私が語る事は出来ない。し、語ってはいけないような雰囲気すら感じる。

(ーー移住したいとか言っておいて、ちゃんと知らないことばかり。
戦争のことだって。)

このMVには歌詞にちなんだ恋愛要素は出てこない(と思う)。
ただ、この撮影場所は「どこなんだろう」と思いながら見ていくとだんだん街の雰囲気の違和感と、
映像最後のクレジットを見て

ああ、だから『光と影』なんだ。
と分かる。
というより、だからここで撮影したんだ。
と思った。
ちょっとゾワっと来る。

何やかんや聴き入ってしまい、
リピートしまくる。
MV自体にメッセージが込められていることがわかる。

とはいえ、直感で生きているわたしはサビのメロディと、
彼が楽しそうにその街を舞っていく姿が
『なんか良くて』、
お気に入りの一曲となった。

          ❇︎

わたしの撮った写真やイラストで
『光と影』っぽいのを探してみた。(既出、2枚目のイラストが偶然にもMVのラストっぽい景色で思わず、お!となった)。


余談
昨日、ようやくSpotifyをダウンロードしました😅
これ、めちゃくちゃ良いですね!…(今更)

最後まで読んでいただきありがとうございました😊

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