十三機兵防衛圏
『十三機兵防衛圏』先日クリアしたけど面白かった！
『宇宙戦争』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ET』『ターミネーター』『パシフィック・リム』『新世紀エヴァンゲリオン』『魔法少女まどか☆マギカ』などなど、好きな要素全部詰め込んだらめちゃくちゃ美味しい闇鍋出来ちゃったみたいな作品。
メイキングコミックによると制作まで６年もかかったとのこと。長い…。しかし、それも納得できるほど、これはとにかくシナリオが素晴らしい！
『大乱闘スマッシュブラザーズ』や『星のカービィ』を手がけるゲームデザイナーの桜井政博は、『週刊ファミ通』に連載されているコラムの中で
「ゲームでシナリオを書こうという人なら、ぜひとも全員プレイすべきですね。“見る”じゃダメです。プレイしないと!!」
「映画などが線、サウンドノベルなどが面だとしたら、『十三機兵』のシナリオは立体的。3Dになっているかのような構成」
と評していたりします。2019年11月28日に発売されたのですが、この口コミをきっかけにじわじわと認知され、今でも売れ続けているとのこと。
作品は大きく「崩壊編」「追想編」「究明編」と３つに分かれていて、それぞれを少しずつ進めながら謎を解明していく。
特に追想編の「クラウドシンク」や、究明編の徐々に埋まっていくアーカイブの見せ方など。13人のキャラクターが織り成す膨大かつ複雑なシナリオを読ませるためのUI・UXデザインは、ひとつの最適解だと思う。
崩壊編は「タワーディフェンス」要素があり、戦い方のコツを掴んでしまえばゲームが苦手な人でもそれほど難しくなく進めることができる。
ちなみに僕が好きなキャラクターは、南奈津野と関ヶ原瑛。
元気で活発な女の子と厨二病が若干入っている男の子という設定がツボをちゃんと抑えています。
後半ストーリーを進めるにしたがって、リーゼントの不良キャラ緒方稔二もかっこいいと思うようになりました。
詳細を語るとネタバレになってしまうのでここまでにしておきます。個人的には数年後アニメ化されるのでは？と思いますが謎が複雑なので、やるとすれば２〜３シーズン必要な気もします。
SF好きならオススメです。
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