試して調べて分かった、VRの現状と問題点いろいろ

数週間ネタ切れしてましたが、ちょっと書き留めておきたいことができました。

以前にこんな記事を書きまして。
個人でもVRを楽しめる手段って何があるんだろうと思っていた訳です。

とりあえずVRが体験できる環境が無くてはいけなかったので、作りがちゃんとしてそうなスマホ装着型のVRゴーグルをAmazonで調達したまでは良かった。

1.コンテンツの貧弱さ


ゴーグルが到着するまでの間に調べていて分かったことですが……

VRコンテンツは圧倒的に数が少ない。

ストアで気軽にダウンロードできるアプリは海外製のものが多く、ホラーかシューティングがほとんど。
国内産アプリはアニメキャラとコミュニケーションをとるタイプのものが主で、国民性の違いが如実に出ているのは感じました。

楽しみ方の違いはあれど、ゴーグルの配送前に面白そうなものを選別していたら選択肢がグッと狭くなることに。
Youtubeなどで2眼再生に対応している動画もありますが、やはり絶叫アトラクション系が多いですね。

アニメ系コンテンツに関しては、クオリテティが高く流石だと感じました。
DMMのR-18ブランド「FANZA」ではVR再生に対応している動画が数多くリリースされているので、一人称視点の映像作品がサブスクリプションなどに増えるのも時間の問題かなとは思います。

2.費用対効果の問題

今回はお試しでスマホを使用したVRに留めていますが、これがOculusだったりPS VRを買っていたのであれば喪失感が凄まじいことでしょう。

ネガティブな意見にはなってしまいますが、パソコンやゲーム機本体に加えてオプションとしてのVRゴーグルが数万円と思うと、現状では手を出すのに躊躇してしまうのが正直なところ。

確かにVRでプレイするバイオハザードは怖さ倍増でしょうし、エースコンバットもスリル満点だとは思いますが、クリアして終わりとなってしまうと、現状のコンテンツ追加スピードではなかなか手が出しづらいでしょう。
やることがなくなったらサイクロプスごっこの道具にしかできません。

そういった意味では、Nintendo Switchのダンボールで作るVRゴーグルが一番大衆の感覚にマッチしていると思います(それでもダンボールシートとミニゲーム6本セットで8000円と言われると伸ばした手が止まる気配はありますが)。

スマホ装着のVRでもこのような買い切りミニゲームが増えると嬉しいのですがね……。

今回の買い物で、流行り物に飛び込んでガッカリする前に、リサーチはすべきだと教訓を得られました。

3.規格がバラバラ

これまでの項の中でもスマホ装着型やOculus、PS VRなどいくつかプラットフォームを上げてきましたが、これらは共通しているコンテンツがほぼないために「話題のアレやりたい!」となると選択を余儀なくされてしまいます。

興味があるコンテンツだけに手を出した結果、ほかのコンテンツを見ても魅力を感じず置物化しているケースも多いんじゃないかなと思ってます。

メジャーでないメーカーが乗り込んでは消えているようですので、道は険しいのかな?
メディアで大々的に取り上げられる機会が増えれば、もっと身近になってくれると思うのですがね。

個人的に最も期待しているVR空間での音楽ライブ体験とかもどこまで可能なのか、あまり話を聞きませんし(カラオケでライブ中継とかのが先に流行りそうな)。

4.終わりに

当面の課題は

・サードパーティの充実
・ソフトウェアの互換性
・設備費用の廉価化

この辺りでしょうか。

基礎が確立されてからが技術進歩の本領なので、今にもあっと驚く体験が手軽なものになると嬉しいのですが。


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