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道東への旅

北海道は道南、道央、道北、道東に分かれる。
何故か動西がない。道央と道南がどちらかというと西部も兼ねている。

道北は例えば稚内(宗谷)とか留萌は間違いなく道北に属するが旭川は?旭川は地図上だと北海道の真ん中くらいなのだが、道央には属さずどちらかというと道北だ。それは旭川が上川総合振興局というエリアに属しているためで旭川よりさらに南の富良野もその流れで道北扱いとも。

ただし、道北という区分けに明確な定義はなく、位置的にみて旭川や富良野を道北から外す場合もある。(かと言って道央と呼ばれることはまずない。)

道東は割と明確で北見、紋別、網走、知床などのオホーツク総合振興局、帯広を代表とする十勝総合振興局、釧路総合振興局、根室総合振興局の4区画を総合して道東という。この区分けは、ほぼ満場一致で地図上もはっきりしている。

北海道観光は札幌周辺や小樽、函館といったどちらかというと街を主体(とはいえ北海道だから自然は満載なんだが)とした観光エリアと、阿寒国立公園、知床世界遺産、釧路湿原、日高地方の牧場などおもいっきり自然主体の観光に二分される。

私が1年5ヵ月滞在していた旭川はそのどちらにもなんとか日帰りでも行ける場所が多く、両方を満喫出来た。
ただし、道南(主に函館)は遠すぎて宿泊なしではまず無理、また、知床半島もやや遠い、東端の根室もまた然り。

必然的に旭川周辺の富良野美瑛や上川村の層雲峡温泉や大雪山(旭岳を最高峰とした大山脈)、また少し頑張って大都市札幌までの観光が一番頻度が高かった。また、旭川自体は旭山動物園があったり、冬場は近辺にも手頃なスキー場があり重宝していた。
スキー場としては最北端だったかも知れない比布スキー場とかね。

そして今回の本題、道東への旅ですが、
やはり一番行きたかった知床半島、また東の端で興味深い根室(野寒布岬)、さらに野付半島という奇っ怪な地形(この世の果てと形容される)。半島というよりヒゲみたいなもの

また釧路湿原もベタながら。

辛うじて行けたのは紋別付近のオホーツクと、阿寒国立公園(摩周湖、屈斜路湖、阿寒湖の3つ)と帯広(十勝の牧草地)くらいまで。屈斜路湖まで行ったら川湯温泉も行くべきとあったが、近くを通ったくらいでジックリは立ち寄れず。また、ちょっと頑張れば釧路湿原までも行けただろうが、到達できず。

あと一年半はいるのかと思ってたので道東の大半や道南はお預けにしていたのだが、予想外に単身赴任が早く終わり本国に帰還出来たので、そのお楽しみは滞在中には果たせず。

もし北海道に旅行に行くなら、旭川は懐かしいから寄りたい部分もあるが道北や道央の観光は省いて道東と道南に集中させるだろうな、私の場合。

BSの番組で釧路から根室までの花咲線と釧路湿原を走るノロッコ鉄道の特集をやっていた。

↑この海岸線は根室半島の落石海岸

↓からは釧路湿原

↓釧路湿原を超えると川湯温泉に至り、阿寒国立公園へ

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