儲かる「髪の毛」ビジネス！①業界最大手「アデランス」のカミ技！最新人工毛のキーワードは…衝撃的なハリとコシ？②乗せてキュッキュするだけで固定できるウィッグが登場！そのカラクリを大公開！③ニッチで狭い！鉄壁のカミ商品を作った会社！

今回のがっちりマンデー!!は…
儲かる！髪の毛ビジネス！

人間の身体の中で、一番人に見られるもの…
それは「髪の毛」！
みられてるということは、
それだけ、老若男女、
みんな気にしてる！！悩んでる！
ということは、きっと、相当大きなお金が動いてるはず！

そこで、ちょっとミステリアスな「毛」の会社を
調べて見たら…

「正直、儲かってます！」
「約４０４億円です！」
「昨年は７４７億円！がっちり！です」

やっぱり！スゴかった！

髪の毛ビジネス業界の雄！
アデランスの画期的な「“毛”商品」に、

１０代２０代女子の「マスト“毛”アイテム」まで、

最新の儲かる毛情報が、ふさふさ！
あなたのお悩みも
バッサリ解決できちゃうかもしれません。

※以下、12月11日放送の書き起こしです。

業界最大手「アデランス」のカミ技！最新人工毛のキーワードは…衝撃的なハリとコシ？

やって来たのは、毛ビジネス業界の雄、ご存知…

「アデランス」

お出迎え頂いたのは、執行役員の千藤伸一さん。
早速ですが、儲かってます？

千藤さん：儲かってます！昨年は７４７億円。

ウィッグ、つまり、かつらから育毛まで、幅広く毛ビジネスをする「アデランス」さんに、せっかく来たので…

スタッフ：率直に聞くんですけど、僕の頭って大丈夫ですか？スゴい気になってて…
千藤さん：色々やれることは、たくさんあるんで…
スタッフ：やれること？

最近、髪の毛の薄さが気になり出している番組スタッフが、アデランスの「毛髪診断士」さんによる無料ヘアリサーチを受けてみることに。今回、診断頂いたのは、毛髪診断士の福島亨さん。

スタッフ：やっぱりハゲてます？
福島さん：そうですね…ハゲるというと語弊ありますけど。危険な状況になってますね。

このヘアリサーチでは、実際に、髪の毛の本数や太さ、毛穴の状態、頭皮のアブラなどをチェックしてくれます。

マイクロスコープで、髪の状態を見てみると…

福島さん：気になる点は、髪の毛の太さがかなり細い。頭皮環境も、毛穴が詰まってしまってる。
スタッフ：これなんとかなりますかね？
福島さん：全然、諦めるべきではないのかなと。
スタッフ：諦めるべきじゃない？
福島さん：はい。

そう、「諦めるべきじゃない」。まずは、お客さんにそう思ってもらうのが、「アデランス」のビジネスの第一歩！こうして「諦めたくない」と強く思った方には、「アデランス」から、こんなアイテムが！

スタッフ：これなんですか？

アデランススタッフ：こちら「ナローバンドＬＥＤ」と申しまして、ＬＥＤが出る機械でございます。頭皮全体に照射します。

目を保護するため、サングラスを装着し…

アデランススタッフ：では、照射していきます。

スタッフ：赤いですね？
アデランススタッフ：はい。赤いＬＥＤを当てています。

この赤い色の光は、６３０ｍナノメートルという非常に狭い波長の光。

実は、髪の毛の成長のためには、根元にある「毛乳頭細胞」に、刺激を与えることが大事！と言われていて、

波長が短い青い色は、肌の表面付近、浅いところまでしか届かない。

一方、波長が長い赤い色は、肌の奥深いところにある毛乳頭細胞まで届く！！結果、髪の毛の成長を促すらしい。

実は「アデランス」、大阪大学とこのＬＥＤについて、共同で研究し、最先端技術を育毛コースに取り入れているんです。

ちなみに、この赤い色のＬＥＤをあてる施術を含むプランは、月１回、６カ月のベーシックコースで…１４万５２００円から。

しかし！ＬＥＤだけでは満足できない！まだまだ諦めきれない！！

そんな、あなたのためには…そう！スバリ、毛を着ける増毛やウィッグ！

もちろん！この分野こそ、「アデランス」の十八番！

千藤さん：世界中にウィッグのメーカーがありますが、自社で人工毛の開発をして、自社で生産をしているのは、世界中探しても「アデランス」だけです。
スタッフ：本当ですか？
千藤さん：そうなんですよ。なので、かなりリアルなものをお届けできるのが「アデランス」の強みです。

そう！「アデランス」は、自社で毛を作っているんです！しかもこれが、知らないうちにグイグイ進化してるんです！そんな進化のなかでも、とくに大きかったのが…

１９９１年！劇的新商品！その名も「サイバーヘア」！何がスゴいのかというと…

キューティクルという髪の一番外側にある組織に凹凸をつけ、人毛に近い表面を再現。

これにより従来の人工毛に見られた、不自然なテカテカが、とにかくない！そして、２００６年にはさらなる大進化が！

その名も「バイタルヘア」！今度は何がスゴいのかというと…

髪の毛を、柔らかい素材の「表面」と、固い素材の「芯」という二重構造に！この「芯」ができたことで…

ドライヤーの熱で、曲げのばしが可能になり、ヘアスタイルのセットができるようになったんです！

そして、千藤さんによると、なんと今年、ついに、「アデランス」の毛は、究極の進化をとげたという！

千藤さん：満を持して。「ＣＹＢＥＲ　Ｘ」と言います。
スタッフ：「ＣＹＢＥＲ　Ｘ」？
千藤さん：社長のスゴい肝いりで。ビシバシ鍛えられて、やっとできた髪の毛ですから。最近お客様の要望が多いのが、「増毛してほしい」と。で、その増毛するお客様は、なるべくボリュームを出してほしいと。ハリとコシ。これが一番の特徴です。

千藤さんは、ハリとコシって言いますが、そんなに大事なのでしょうか？

スタッフ：ボクにつけてもらえないかなと？
千藤さん：あ。齋藤さん（番組スタッフ）に。はい。まあ。そうですね。ちょっと時間かかるかもしれないんで。

千藤さんは、言葉を濁してくれましたが、番組スタッフの場合、頭頂部がかなり薄く、ちゃんと着けるには、丸１日近くかかるってことで…

こちらの髪のボリームが全体的に薄い男性モデルさんをお呼びし…

アタマ、左半分に「従来の人工毛」、右半分に「ＣＹＢＥＲ　Ｘ」を増毛して、ハリコシをみることに！

通常は１人体制で植えていく作業を、今回の実験のために、数人がかりで、およそ３時間、３０００本ずつ、植えていくと…

スタッフ：あーなるほど！

確かに、右の「ＣＹＢＥＲ　Ｘ」は、従来の人工毛より、ハリやコシがあるためかボリュームがありますね。ちなみに、お値段は、１５００本、１０万６千７００円から増毛ができるそう！

スタッフ：これ見ちゃったらいいなと思って。
千藤さん：先ほどの増毛とは違って、装着するヘアシステムというんですけど…

どうしても諦めきれないスタッフには、ヘアシステム、という最終兵器があるという！なんですかそれ？？

と言って、千藤さんが作ってくれたのは…

千藤さん：こんな小さな増毛商品になります。ちょっとフロントの部分だけ見てもらおうかな。

ということで、前髪の生え際の部分に、「ＣＹＢＥＲ　Ｘ」の「ヘアシステム」をつけると…

カメラマン：見た目わからない！スゲェ増えてる！

確かに！生え際に不自然さが全然ない！しかもふんわり！！これはいいかも！

こちらは、薄い「人工のネット」に毛を付け、これを粘着剤で、地肌にくっつける、というモノ。

スタッフが試した、これくらいのボリュームの本数で、お値段は、５万５０００円から。

「アデランス」は、最先端の人工毛髪で…がっちり！

「アートネイチャー」から乗せてキュッキュするだけで固定できるウィッグが登場！そのカラクリを大公開！

続いてやって来たのは、毛ビジネス界２大巨頭のもう１つ…

「アートネイチャー」

お出迎え頂いたのは、執行役員の重松小百合さん

早速ですが、儲かっていますか？

重松さん：儲かってます！がっちりです！約４０４億円です！
スタッフ：嬉しいですか？
重松さん：嬉しいです！楽しいです！

なんでも、相当儲かってる「毛」があるらしい。

重松さん：今は、女性のウィッグの方が非常に好調なんです。大好評いただいてる「フィーリン」という商品です。

そう、「アートネイチャー」で今売れているのが、「フィーリン」という女性用のウィッグ。

パッと見、普通のウィッグで、しかもお値段は３０万円台からと、なかなかするのに、これがスゴい売れ行き！

なんでも、昨年、「アートネイチャー」は女性用ウィッグがグッとのびて、女性用商品で売上げが１６２億円に達したのですが、その立役者が、この「フィーリン」なんだとか。開発担当の福田麻理子さんに、今までのものと何が違うのか聞いてみると…

福田さん：つけるのがとても簡単になりました。さっとのせて、キュッキュ！ってやるだけでついちゃいます。

えっ、何ですって？さっとのせて、キュッキュ！？

福田さん：乗せて押さえてひねるようにキュッキュっと。これだけで着いちゃいます。

福田さん：女性用ウィッグは今まではピンというストッパーでパチパチと地毛を絡ませてとめていたがこのストッパーはたくさんつけると重たく面倒。もっと簡単につけられないかなと考え開発したのが…

福田さん：「フィーリン」の後ろについているピンの代わりになるプッシュｄｅフィットというものを開発いたしました。

従来の女性用ウィッグは、裏側にピンがあって…

これで自毛をハサミ込んで、パチンと止める感じ。しかし、中にはパチンを気にする人も。そこで、「アートネイチャー」が独自に開発したのが…

この、プッシュｄｅフィットというパーツ。

これにより、ウィッグをアタマに載せ、左右に少し動かすだけで、装着が可能という。

疑う訳ではないですが、念には念を入れて、番組スタッフがやってみると…

スタッフ：乗せて…１、２、３。あ。いいですね。スゴい馴染んでます。

頭を強くゆすっても…大丈夫！では、どうやったら外せるかというと…

スタッフ：あ！取れた！めちゃ簡単！スゴい簡単です！

でも、なんでこんなことができるんですか？

福田さん：プッシュｄｅフィットのこのＴの部分の先端に釣り針の返しのようなデザインにすることによって髪の毛をガチッと、掴むようなデザインにしております。

ウィッグの裏にあるプッシュデフィットは、横から見ると、アーチになっており…

押すと、真っすぐに。

前からみると形は、Ｔ字型で、先端に、釣り針がついたような感じ。

これが、ウィッグをつける時に押されることで、髪の毛の隙間に入り込み、先端の釣り針状のものが、左右にスライドすることでどんどん髪をひっかける。そして、手を離して元の形に戻る時に、髪の毛をしっかり、つかむというような仕組み。

なので、ピンのようにハサミ込んでないので、引っ張れば、毛の先端から抜けるというわけ。

この「フィーリン」、オーダーメイドの場合は３Ｄスキャナーで、きっちり頭のかたちを計測。そして、数百ある髪色のサンプルから、自分にあった髪色を選んでくれます。

こうして、自分専用の型を作った上で…

職人さんが１本１本植えて作ってくれるんです！

「アートネイチャー」は、レディースウィッグで、がっちり！

ニッチで狭い！鉄壁のカミ商品を作った会社の新商品は前髪を…おでこに貼る？！

続いてのかみの毛ビジネスは、「若い女性向け」。

なんでもこちらの、マトメージュというアイテムが、めちゃくちゃ儲かってるらしい…。街で若い女性に聞いてみると…

１３才女性：知ってます！
２１才女性：使ってます！家にあります。
２０才女性：今、持ってます！

確かにみんな、知ってる！使ってる！カバンに入ってる！ドラッグストアのウエルシアで、聞いてみても…

店員さん：１０代、２０代の女性の方からとても人気があります。めちゃくちゃ売れてます。

でも、この「マトメージュ」なる商品！そもそも何なの？

女性：塗って、アホ毛を抑えたりしてます。

そう！“アホ毛”とは、髪をセットした後に、ぴょんって出てくるあの毛！

女性：こういう感じで…
スタッフ：塗るんですか？
女性：ピョンピョンって立ってるのを押さえつけていく感じです。

この「マトメージュ」には固形のヘアワックスがついていて、これを髪に直接なでつけるだけで…はねてた毛が一発でおさまる！これは簡単！

一体、どれくらい売れているのでしょうか？どうやってこの商品が生まれたのでしょうか？

その秘密を探るべく、販売元である、「ウテナ」という会社へ。マーケティング部の中島恵司さんに話を伺いました。

「マトメージュ」が売れてるようですが、儲かっています？

中島さん：正直、儲かってます。今、「マトメージュ」を含めた、ヘアケア商品全体としては、年間約３５億円の売上げを…「マトメージュ」につきましても１９９６年の発売以来、ずっと売上げは伸びている状況で、この７月に過去最高の売上げを更新しています。
スタッフ：嬉しいですか？
中島さん：非常に。嬉しいです。

「マトメージュ」は、これまで、シリーズ累計４０００万個も売れてる言うからスゴい！

どうして、こんな大ヒット商品が出来たのでしょうか？中島さんによると、「ウテナ」には、独自の作戦があるという。

中島さん：弊社の商品作りのモットーとしては、万人受けはしなくてよいと。１０人に１人でも熱狂的なファンが生まれるようより尖った商品作りをしようと。

そう！「ウテナ」では、「毛」商品は、とにかく尖った！狭いニーズに、応えることにこだわってます。

例えば…

こちらの「ミルキィグロスジェル」は…

髪の毛を濡れた質感にしたい人のため「だけ」のヘアワックス。

そして、こちらの「あざと毛スティック」は…

前髪や顔周りから出た毛を、毛束に仕上げ、あざと可愛く見せたい人のため「だけ」のアイテム。

確かに、目的が狭くて、マニアックだけど、どちらも結構売れているんだそう！こういう狭い“毛”商品を作るため、開発チームも独特！

中島さん：彼女たちが開発チームです！

開発したチームは、こちらの２０代〜３０代中心の若い女性社員のみなさん。そんな開発チームが、今年、トガリにトガッたスゴい商品を出しちゃった！「ウテナ」ヘアケアチームリーダーの安達舞さんに話を聞きました。

安達さん：これです！「前髪グルー」です。
スタッフ：「前髪グルー」？
安達さん：前髪をおでこに貼って止めてキープする商品です。
スタッフ：そんな狭いとこ行ったんですか？
安達さん：はい！行っちゃいました。

そう！前髪を出したいけど、風や生活のなかで、乱れがち。それをなんとかしたい人向けの商品で…

おでこに髪用ののりを塗って前髪を貼ってキープするというモノ。

確かに、風を送っても貼り付けた前髪は、キープできてるし、

逆立ちしても、前髪は全然動かない！

ところで、なんでこんな商品作ったんですか？

安達さん：ＳＮＳで「前髪崩れたらこの世の終わり」という投稿を見かけて…

前髪が崩れたらこの世の終わりと言うつぶやきを見て、「これは行けるかも！」と開発を開始！しかし！「ウテナ」の田頭社長曰く…

田頭社長：おでこにのりを付けるということで。大丈夫なのか？と。本当にユーザーニーズがあるのかなと。

そう！「ウテナ」の経営陣のおじさんたちは、この商品のニーズに懐疑的。
でも、今年３月に出してみたら６万本の大ヒット。予想の４倍売れているらしい

社長！売れちゃいましたね！

スタッフ：社長が一番嬉しいんじゃないですか？
田頭社長：そうですね。嬉しい誤算というか。本当嬉しいですね！

「ウテナ」は、超ニッチなヘア商品で…がっちり！

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん：面白い会社ですね。「ウテナ」さん。
中島さん：はい。ありがとうございます。先ほどもあった通り、万人受けを狙わない。１０人にひとりというニッチなものをしっかりとお客様に届けていこうと。
加藤さん：ターゲティングみたいなことって、すごい大事ですか？
中島さん：そうですね。しっかりと自分たちでリサーチをして、トレンドに合わせていくためには、どんどんスピードを上げていかないと、もう追いついた頃には、もう次行ってしまうので。そういったものをしっかりと。
加藤さん：そこのスピード感は大事ってことですね。

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