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そろそろ自分の足で立ってみたら?好きなことを我慢する自分から抜け出したい

こんにちは、すがの祐子です。都内の広告代理店で、デザイナーをしています。

私の所属している前田デザイン室のプロジェクト「ぬけだ荘」にて、「何から抜け出したいのか」という決意表明をすることになり、このnoteを書いています。

お金のために働き続けてきた

私は多摩美術大学という美術大学を卒業しています。国内でも有名な私立の美術大学です。学費の高さも有名で、医大、音大と並びとても高額です。

私は千葉県の南房総出身で、父は公務員、母は専業主婦という家庭に生まれました。兄妹は3人、姉、兄、そして私。

姉は金銭的問題で進学を諦め、兄は知的障害者のため小さい頃から特別支援学級、大きくなってからは訓練所に入所していました。私が高校2年生になり、美大受験を志したとき、父は56歳。定年をあと4年後に控えた年齢でした。

もちろん反対されるだろう。他にもデザインの専門学校はあるし、早く社会に出て働いたほうが良いかもしれない....そう思い、両親に相談しました。

しかし母も父も反対はせず、応援してくれたのです。

兄妹3人、姉にも兄にも忙しくて満足に希望を追わせてあげられなかった。おまえは気にせず受験しなさい」と。

とても嬉しかった。やるからには全力で、浪人はせず1発勝負で受からなかったら諦めよう、と決めました。

自分で稼いだバイト代で夏期講習に行き、平日は美術室で終電までデッサンをし、溜まった作品を週末片道2時間の美術予備校に持っていってもらって 講評してもらう。。。そんな日を過ごしました。        

そして高校3年生の春休みになりました。

合格発表も無事終わり、多摩美術大学と武蔵野美術大学のどちらも合格。家族で喜んでいた数日後、突然、父が公務員を辞めてきたのです。

私は頭を強く殴られたような衝撃を受けました。

「知らなかった。やっぱりうちは余裕がなかったんだ。」

いわずもがな、私の大学金の入学金を賄うためです。

母はその夜、泣きながら私に言いました。

「お父さんのおかげだね」と。 

奨学金480万円を借りて、卒業という学歴を買った私

父の退職金は大体が入学金で消え、それに加え大学4年間で総額480万円の奨学金を受けることになりました。仕送りは0です。学部は幸いなことにデジタル系の学部だったので、パソコンをローンで買うくらいで事足りました。住むところも、大学の斡旋アパート。大学から歩いて3分の、月34000円の1階に4年間住んでいました。

美大です。実家が裕福な子や、仕送りが余っちゃったと遊びに使う子もたくさんいました。お金がないことでこんなにも不自由な思いをするのか。満足に洗濯用洗剤も変えないような日々を送っていました。野菜が足りなくなったら近くの野草を探してみたりもしました。洋服は古着しか買わない。主食は野菜スープでした。大家さんが近くに住んでいて、毎月家賃を納めに行くついでに、お茶とおやつを出してくれる優しい大家さんでした。バイトもたくさんしました。ストレスで拒食ぎみになり、ガリガリでした。

「社会人になったら、奨学金の返済が待っている。どうにか使える社会人にならないと。稼がないと」と思い、就職は総合マーケティング職を選びました。デザインの大学を出たのに、つぶしが効くようにと色んな職種が経験できる会社を選びました。マーケティング、営業、デザインと、色々と経験をしました。それからは、「自分がどれだけ稼ぐ力をつけられたか」「この仕事はいくらになるのか」と、いつもお金のことを考えていたように思います。

この春に奨学金を全額返済。

その後事あるごとに転職を繰り返し、なんとか順調に返済を重ね、総額480万。利子も入れたら500万強。

やっと、やっと10年かかって返済できました。もともと20年ローンでしたが、早期の返済をし、半分の期間で返すことができました。払っている最中はあまり感じなかったのですが、毎月同じ額が口座から引き落とされる恐怖から逃れられた今は、とても充実感に満ちています。

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...さて、ここに来て冒頭の「〇〇から抜け出したい」という「ぬけだ荘」のコンセプト。

このプロジェクトが発足したとき、「面白そう!」と思って勢いで参加したのですが、よく考えてみました。

「いったい私はなにから抜け出したいんだろう....?」

「できない自分?」「環境?」「思い込み...??」

夕飯の支度をしながら、ぼーーっと考えていました。過去の私から今の私。いつもお金を追いかけて自分の事をないがしろにしてきた自分.......

「あ、我慢だ。」

と気が付きました。

「私、本当に好きなことを、我慢してた。そうだ、そこから抜け出してみようか。」

それが私の「抜け出したいこと」に決まりました。

私は「好きなことを我慢する自分から抜け出したい」

お恥ずかしながら、今まで満足に洋服を買ったことがないです。

化粧品もコスパ最優先。デパートの化粧品売り場はほとんど行ったこともありません。

自己投資だけは将来のために、と、資格や役に立つような本を買うことはあまりためらわなかったですが、その他は、特に「食」に関しては全くこだわりもなく、ただお腹がいっぱいになることを優先にしてきました。

結婚前も結婚後も、自分が働くことをやめるなんて考えもしなかったし、とにかく損得で考える癖がついてしまっていたなぁ、と思っています。

去年、清水の舞台を飛び降りる気持ちで、今まで貯めた貯金を使ってハーブセラピストになるスクールに通い、合格しました。

ちょっとずつ自分の好きな事をする余裕が出来てきたのかな、と実感しています。

お金も大事だけど、この先「どう生きるか」に向き合いながら、つい損得勘定や未来のことを考えてしまう癖から抜け出し、「自分が好きなんだから良いじゃん」といえる自由を手に入れる。

一旦立ち止まって、色々考える1年にしたいと思います。





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株式会社Beeworks→Fringe81(広告代理店)に在籍中。女性ファッション誌やDM、webデザインをやっています。小さい頃の口癖は「私強い子だから泣かないもん」

めんどくさいのにありがとう、とても嬉しいです
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株式会社Beeworks→Fringe81(広告代理店)に在籍中。紙&webデザインが得意です。 前田デザイン室在籍。『マエボン2』にデザイナーで参加。 小さい頃の口癖は「私強い子だから泣かないもん」

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