田舎に5Gという選択肢を

前回、田舎とテレワークを結び付けてみたらどうか、という記事を書きました。雇用の移動によって地方の人口減少を抑えることができるのではないだろうか、と。

今回は、田舎と5Gを結び付けてみたらどうか、という記事です。流行りに乗っかっている感じです。

まず、5Gとは何なのか、ということです。皆様ご存じだと思いますし、私もそこまで詳しくありませんのでサラッとおさらいしますと、特徴は「高速・大容量」「超低遅延」「多数端末接続」だそうです。また、新しい通信帯ですので、既存のパソコンやスマホでは使えません。地デジや4K8K放送と同じですね。

テレビCMでも楽しそうなパフォーマンスをしております。5Gが普及すれば、今では考えられないようなコンテンツが生まれるのでしょう。

ただ、私が注目していきたいのは「ローカル5G」というキーワードです。

こちらもまだまだ勉強不足なのですが、ローカル5Gとはいわゆる「自営の5G」と呼ばれているようで、大手キャリアではない企業や自治体が通信免許を持ち運営していく、というような仕組みだそうです。

大手キャリアが事業展開していく5Gサービスが地方に届くまでには、かなりの時間がかかると思われます。そのときのメディアやサービスの格差は4Gの時より遥かに大きいでしょう。5Gを展開していく「余白」としては、地方も十分に存在するはずです。

仮に、ローカル5Gが田舎に展開できるようになるのであれば、様々なメリットを享受することが出来ます。

まずは教育と福祉です。遠隔授業や遠隔診療が可能になれば、教育格差や医療格差を縮めることが出来ます。農業等の一次産業にもIoTを普及させれば、高齢従事者の負担を減らしたり、若手従事者の参入を促したり出来ます。勿論、テレワークにも有効でしょう。田舎の古民家が都会の大企業オフィスと繋がったら面白いですよね。

そして何より、ローカル5Gの整備を企業や自治体が行えるようになるというのがポイントですね。スピード感が違うと思いますし、各企業が試験地域としてハードとソフトを同時に整備するということも起こると思います。

田舎は今後、都会とは違うベクトルで成長していく必要があります。そのキーワードは以前書いた記事のように「あり方を変えない変化」だと思いますが、5Gの普及はそれを後押ししてくれるツールだと感じています。

今後は「あり方を変えない変化」と5Gがどうやって結び付けられるか考えていきたいと思います。

ではまた。

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