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1on1ミーティングは「自身」に加え、「チーム」の成長を意識できると良い時間になる

1on1ミーティングがマネジメントにとって重要だということに気づいたのは、自分が1on1を主催する立場になってからだった。

1on1を開く側と受ける側(わかりやすくマネージャーとメンバーとする)の間で、1on1を何のためにするかの共通認識がしっかりと形成されていないと、なあなあの時間になりがちだからだ。

マネージャーの立場に立つと、1on1の力ははかりしれない。

マネジメントの仕事を「組織で成果を出すためにテコを作用させること

マネジメントの成果を「自分の組織と自分の組織の周辺領域のアウトプット

と定義すれば、

・チームメンバーとお互いを開いて話をすること
・そこで得た情報を組織やチームにしっかりと共有して、仕事のテコ作用が起きるようにすること
・メンバーが自立して、成果が出せるように支援すること

か、マネジメントの仕事と成果につながってくるからだ。

ちなみに、マネジメントの仕事と成果の定義は「HIGH OUTPUT MANAGEMENT」から得た学びだ。この本はマネジメントの基本や役割が分かりやすく書かれている。1on1にも多くの分量を割いているので、オススメである。

このマネジメントの役割を自分なりに理解、言語化するまでは、1on1をうまく活用できていなかった。自分の仕事を良くする、自分の仕事領域で成果を出すことしか考えていない時期が、若かりしころにあったからだ。

そうではなく、1on1は組織やチームの成果をあげるための時間だとしてみる。とすると、相談することは自分の仕事以外にもたくさんある。チームに貢献するために、自分のことやいまの仕事の進ちょく、困っていることを話しておいた方が良い、となる。

この感覚をつかんでから、1on1を今まで以上に生かせるようになったと感じる。1on1は、組織やチームを良くするための時間なのだ。

あくまで自分の体験によるものだが、仕事であるとないとにかかわらず、視点が「自分のために」に寄っているときは、たいていいい成果は出ない。

逆に、「誰かのために」仕事をすることが腹に落ちたときに、仕事でも生活でも、いい成果につながることが多い。

1on1を自分のために、そしてチームや組織のために使おうと思えるようになれば、1on1はより実りのある時間になる。

といったことを考えていたら、冒頭のツイートに対して、吉沢さんからこんなリツイートが。

1on1の意義をしっかりと理解するまでに、かなり失敗をしてきた自負がある。次のnoteで1on1の話を書く時は、「お互いを開くことの大切さ」について書いてみることにします。

noteをお読みいただき、ありがとうございます。きっとどっかで、なにかしらのタイミングで、あなたとお会いしてお話ができると信じています。奇跡のタイミングを、信じ続けています。