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ELLE WOMEN in SOCIETY  循環型社会でワクワクの未来を! 岩元美智彦×滝川クリステル

 循環型社会で今ある資源を大切に                                                                【One buy One recycle One peace!

2019年6月15日、渋谷ヒカリエにてELLE WOMEN in SOCIETYのイベントが行われた。滝川クリステルさんが岩元美智彦さんの仕事内容をインタビューする対談だった。

岩元美智彦さんは環境ベンチャーの創業者である。古着から飛行機のバイオ燃料を作ったり、使用済みのポリエステル繊維を再生させる革新的なリサイクル技術を開発した日本環境設計株式会社の取締役会長であり、今回のG20環境大臣会合に参加している。彼のビジョンは限られた資源を活用して循環型社会を形成し、より良い生態系を作ること。さらに資源の争奪による国同士の紛争も減らすことで国際平和をもたらすことも視野に入れている。今回のイベントにて、洋服の選び方や手放し方でCO2を削減する方法を提案し、これから目指すべきサステナブルな社会の方向性を語ってくれた。

日本で廃棄される服は100万トン(28億着)もある。家電の廃棄に関しては家電リサイクル法があるため65憶トンとのことだった。廃棄のうちリサイクルされているのはまだ24%。世界的人口増加に伴い資源の調達がますます難しくなる状況の中、石油を使用した製品は大量に作られ温暖化の原因となるCO2が排出されている。資源の枯渇と環境問題の両側面を同時に解決することが課題だ。ヨーロッパはいち早く問題解決に着手し、岩元さんの技術を求めて新しい循環型社会の形成に取り組み始めている。日本の進捗状況はまだ遅い印象だ。岩元さんは1枚のポリエステルのTシャツをリサイクルすることで、1枚のTシャツの原料が出来上がる技術を開発した。再生ポリエステルを製造する方がCO2の排出量は少ない。新しい服を1枚買ったら1枚リサイクルに出す。この習慣が実現できるように普及活動に努めている。驚いたことにゴミだと思っていたものが資源になる時代が来ている。気軽にリサイクルできるプラットフォームが整えば、私たちのライフスタイルも自然環境も変化が訪れるだろう。

見出しは岩元さんのキャッチフレーズで、1枚服を買ったら手持ちの服を1枚リサイクルする。するとひとつの平和が訪れるという意味とのこと。

One buy One recycle One peace!



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