クラブハウスが成功しない理由【プロ投資家目線で解説】

投資の毒舌な妹

2021年4月22日 17:45

クラブハウス( Clubhouse )とは、アメリカの新SNSだよ♪　「招待された人だけが、生放送を聞ける・雑談に参加できる」というコンセプトが「限定感や特別感」を生んで話題となっているよ♪

2021年はじめ頃から、日本でも知名度を上げているSNSだよ♪
今日は、このClubhouseについて、プロ投資家の目線で解説するよ♪

結論から言うと、Clubhouseは「現状のシステムのままでは、近い将来、頭打ちが来る」と考えているよ♪　理由を説明するね♪

①Clubhouseは,その場限りのコミュニケーションだから。

例えば、ブログやYoutubeであれば、一度自分が発信をしたら、ずっと残しておくことができるよね♪　何年経っても、自分やファンやお客さんが見続けてくれるんだ♪

ところが、Clubhouseの場合は、それが残らない。Clubhouseのアクセス数を稼いでくれる人は、一部の芸能人/有名人を除いては、殆どが現役プロのブロガーやYoutuberになると思う♪

しかし、それらプロにとっては、Clubhouseは非常にビジネスの効率が悪い。何故かと言うと

「今までのYoutubeであれば、一度作った動画が何年たっても再生されるから収入になり続ける」けど、Clubhouseの場合はその場限りの生放送だから「同じ話を何度もしなくちゃいけない。同じ肉体労働が永久に続く」ことになるからなんだ♪

おそらく、現状のClubhouseの機能( 生放送のみ )のままだと、今頑張っているプロ発信者も、いずれ殆どが挫折してYoutubeやブログに戻っていくと思うよ♪

②ユーザー数のシェアに限りがある。

ClubhouseがYoutubeやTwitterなどのSNSと明確に違った点は「招待された人しか参加できない」という機能だよ♪
（ちなみにユーザー１人につき、最大２人～数人の友達しか紹介することができない。）

これが、いわゆる「限定感や特別感」を生んで、今年は一時話題になっているね♪　ネットショップやオークションでも、招待済みのアカウントが売買されたりしているよ♪

しかしこれも、一時的には話題になっているけど、「将来的には,致命的な足かせになる」と思う。

SNSは、広告単価や課金単価も安いから、数千万人のお客さんを「アクティブユーザーとして毎日」集め続けないといけない。招待でしか会員を集められないSNSは、ゲームに例えるなら「しばりプレイ」。遠回りな努力していることになるんだ♪

大量のアクセスを集められる、有名人やプロ発信者でも、数人までしか直接招待ができないからね♪

今回の話題性で、Clubhouseの名前は広めることには成功したので「いつかYoutubeやTwitterのように一般開放する」ならば勝算はまだあるけど、現状のシステムのままでは、頭打ちが来る日が近いよ♪

Clubhouseの強みである限定生放送も、呼びたいファンやお客さんが「Clubhouseに招待されたことがなかった」ら、どんなに応援してくれている人でも見ることが出来ない。一方で、Youtubeであれば,誰でも見るチャンスがある上に、メンバーシップなど課金機能を使えば、ファンとそうじゃない人を明確に線引きすることができる。

唯一の武器である「限定感や特別感」ですら、既存のYoutubeやブログやSNSにかなわないということだね♪

③そもそも、クラブハウスと同じことが、既存のアプリで行える

▲のように、生放送機能は、Youtubeにもあるし「メンバー限定機能」も既についているよね♪　そこで雑談やコミュニケーションをとっている人も沢山いる。

もっというと、「ZOOM(世界的なビデオ通話アプリ)」で画面を絵やアイコンにするだけで、Clubhouseと殆ど同じことができる。（ZOOMの会話相手も、そもそも招待制と公開を選べるからね♪）　そして、現実にそのように配信している人も沢山いる。

同じようなことがYoutubeや、ZOOMで最初から出来る以上は「現状で、Clubhouseが既存アプリに勝てる点が、ほとんど何も無い」ということだよ♪

まとめ

以上の理由から「Clubhouseは、現状では頭打ちが来る日が近い」という結論だよ♪　Clubhouseが今後も発展するためには、

(A) 生放送にアーカイブのON-OFF機能をつける。(◀①の理由を克服するため)

(B) アカウント使用の招待制をやめて一般開放する。(◀②の理由を克服するため)

(C) どうしても(A)と(B)を拒否して今のコンセプトを守り抜きたいなら「Clubhouseだけに出演する専属の売れっ子タレントを大勢育てる」。その他、「YoutubeやZOOMやSNSにまだ無い新しいシステム」を考案する。

など、話題が続いている今のうちに、新しい策を出さないと、そう遠くない未来に"オワコン"になってしまうと考えられるよ♪

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これからも一緒に頑張ろうね！

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