書いて、残す。

何かを表現できる人に強烈な憧れがあって、私もそうなりたいと願っていた。絵が上手とか楽器が弾けるとか、何か得意なことがあればよかったのだけれど、特にないのに私にも何か作れると思い込んでいた。

読書が好きだから、なんとなく作家っていいなと思い、高校生の頃に小説を書いてみた。出来上がると、途端に人に見せる自信がなくなって、そのノートは捨ててしまった。

その後も、ブログを書いては消したりを繰り返してきた。本の感想だったり、趣味のことだったり。何か書きたい、生み出したいという欲はあるのに、いざ書こうとするとうまく書けなくて、なんとか出来上がったものの自信がなくなって、元からなかったことにする。

それなのに、つい最近、ようやく書ける気がしてきた。嬉しい。ここで公開している私のnoteがそうだ。このnoteたちは消さないつもり。

何度も消すうちに、どうして書きたいのかわかってきた。私はゼロから何かを生み出したいわけじゃない、自分の特別な感情を書き残したいのだ。自分にしかわかり得ない、一瞬のあの気持ちを。自分でも忘れないように、書くことで、"特別だよ"って大事に残せるから。忘れられないあの人のことだったり、私のことだったり、全部私のなかの特別だから残したいと思った。

年老いて私の記憶が薄れてしまっても、いつかこの世からいなくなっても、インターネットがある限り、私の書いたものはここに永久保存されるだろう。自分で見返してあの頃を思い出せればいい。知らない誰かに見てもらえて、何かを思ってもらえたら、とても心が踊ります。

私の"特別"を忘れないように。

私の言葉で、残していきたい。


追記…
いつも読んでくださり、ありがとうございます🍀

サポートありがとうございます! あなたにもいいことありますように🪄