日本自然科学研究所

自然に対する畏敬の念と、科学に対する疑問について書いています

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最近の記事

44. "自然"のエネルギー量は、地球上でも宇宙でも、変化し続けている

科学の基礎とされる物理学で、 あらゆる自然現象において最も基本的な法則の一つと考えられている 『エネルギー保存の法則』 ですが、自然が持つエネルギーに関して 成り立つ法則とはいえません。 *ヒトも、自然の一部です。 理由1:「感情」というエネルギーは計測できないヒトの「感情」というエネルギーの大きさは 他者の(好意や悪意の)言葉や行為によって変化し、 また、自然環境や生活環境によって変化し、 或いは、生理的に、感情の変化が生じたりもします。 また、感情の起伏の大きさは

    • 43. 脳は変えられる。未来も変えられる。

      ◆個人差を形成する身体の要素は無数 「DNA」、「遺伝子」、「ゲノム」の定義 ヒトの身体を成す30兆〜37兆個の細胞の 「細胞核」に、23対(46本)の「染色体」があり、 「染色体」にある全長約1.8メートルの"物質"が 「デオキシリボ核酸(=DNA)」、 「DNA」に配列する全体の”情報”が「ゲノム」、 ヒトの情報は「ヒトゲノム」、 「DNA」の中で、"遺伝情報を持つタンパク質"と みなされた部分が「遺伝子」、 遺伝子以外の部分は「非コードDNA」 と呼ばれます

      • 【余談】解明されない大自然のしくみと解明される自然のしくみ

        宇宙に漂うチリやホコリの有機物から地球が誕生し、地球は破壊と再生を繰返し、植物や動物は何度も滅亡し誕生してきた可能性、 地球が再生し生態系が新しくなる度に、ヒトが誕生した可能性、誕生しなかった可能性、 誰が、何が、いつ、どこで、どのように、何をしたという事実はたった一つですが、科学で解明できず誰にもわからなければ、捉え方や想像力の可能性は人の数だけありえます。 これは筆者個人の捉え方と想像によるものです。 ○ ○ ○ 自然に、善も悪もない。 地球が自転・公転し続け

        • 42. ヒトの脳

          男女には、体つきやホルモンの違いがありますが「脳の男女差はほぼないといってよい。以前は、右脳と左脳をつなぐ神経繊維の束である脳梁の一部に違いがあるといわれていたが、近年、差がないことが明らかになった」ことが脳科学で示されています。 脳の構造に違いがあるのではなく、脳内で情報を処理する様子に男女の違いがあるという実験結果があります。 しかし、これは22歳までの実験結果です。 統計による男女差があるにせよ、個人個人、考え方は違い、年齢とともに、また環境に応じて、物の見方や捉

        44. "自然"のエネルギー量は、地球上でも宇宙でも、変化し続けている

        マガジン

        • 磁気の正体
          3本
        • ヒトの歴史
          15本
        • 電気の正体
          7本
        • 光の正体
          18本

        記事

          41. 言葉のエネルギー量

          音楽や笑いや文学によって、人から人へ伝わる 「言葉」のエネルギーの大きさは、計り知れません。 「言葉」一つで、血圧や脈拍や行動エネルギーが 上がることもあります。その逆も然りです。 そして、「言葉」に質量はありません。 『E=mc2』や『質量保存の法則』は、 いかなる場合も成り立つ法則ではありません。 「言葉」のエネルギー量は、 何かとイコールになり 保たれることはありません。 「言葉」のエネルギーの大きさは、 数値で表せず、何万倍、何億倍にも大きくなり、 人と人を

          41. 言葉のエネルギー量

          40. 脳科学から見る「光の速さ」

          17世紀に、ガリレオは稲妻を見て「光の速さ」を計測しようと考えました。 「光が目に伝わる速さ」は、ヒトの脳が「光」を認識して初めて「伝わった」とわかり、測定することができます。 光源→眼球→視細胞→視神経→脳へ 伝わり「光」を認識 ▼生物の脳にある、2種類の神経細胞の接合部分(シナプス) ・化学シナプス:隙間があり、情報伝達に僅かな時間的ズレが生じる。 ・電気シナプス:隙間はなく、時間的ロスは生じない。 また、シナプスの数には個体差があります。 眼の水晶体を通過した

          40. 脳科学から見る「光の速さ」

          39. 学問に境界はない

          ☆「学問」の意味☆●学校で勉強する"目的"はそれぞれ 例えば、井戸を掘る"目的"を聞かれた場合、 多くの人が「水を汲み上げるため」と 答えるかもしれません。 あるいは、「井戸掘り」という労働をすることによって「お金を稼ぐため」と答える人がいるかもしれません。 その人自身が得たいものは「水」ではなく「お金」です。しかしその場合も、誰かが「水」を得ることによって、自身の目的が果たされることになります。 一方、同じ行為であっても地面を掘る"目的"は? と聞かれると、様々な答

          39. 学問に境界はない

          38. 原油産出量の急増と雲の減少

          「一見、関係がないところに因果関係があること」を示す諺があります。 『風が吹けば桶屋が儲かる』 風が吹く→砂が舞う→砂が目に入る→目が悪くなる→盲人が増える→三味線弾きが増える→三味線が売れる→猫の皮で三味線が作られる→猫が減る→ネズミが増える→桶がかじられる→桶が売れる 「原油を掘る」ことと「雲の量が減る」ことは、一切関係がないと多くの人が考えると思います。 油は有機物、雲を作る水は無機物に分類されてしまっていますが、しかし、油も水も「有機物」から生成されることが発

          38. 原油産出量の急増と雲の減少

          37. ブラックホールができる理由

          現実的に、「空間」に「穴」は存在しません。 ブラックホール(Black Hole)は「穴」ではないため言うならば、ブラックボール(Black Ball) またはブラックホール(Black Hall)だと想像しやすいのにと思います。 これらは、科学におけるブラックホールの定義です。 ★ブラックホールは宇宙空間に存在する『天体』 ー 国立科学博物館 ★ブラックホールは『閉じた事象の地平線に囲まれた時空の領域』 ー 天文学事典 どんな言葉を以ってしても、宇宙がどうなっている

          37. ブラックホールができる理由

          36. カタカムナ文字|まが玉とまるの玉

          日本語はどこから来たのかわからないというのが一般的な定説ですが、一方で日本語の語源は「カタカムナ」と言う説もあります。 説の真偽はさておき、1万2千年前の古代の日本人が考えたという、五七調になった巻き状のカタカムナに「マカタマ」という言葉が綴られているため、興味が惹かれその意味を独自で考察しました。 〔カタカムナの読み方〕 ・渦巻きの中心から読む ・カタカムナ文字に濁音はない ◆カタカムナ【第7首】 マカタマノ アメノミナカヌ シタカミム スヒ カム ミム スヒ ミス 

          36. カタカムナ文字|まが玉とまるの玉

          35. 土偶・勾玉・さざれ石

          古代に作られた「土偶」や「勾玉」、自然にできた「細石」、それらができた歴史を想像すると自然の繋がりを感じます。ヒトが生きてきた長い歴史を感じます。 ■動植物に対する儀礼のための縄文土偶動植物を食し利用し、その精霊を祀るために作られていたという縄文時代の土偶。国宝「縄文のビーナス」と呼ばれる土偶は、妊娠した女性像ではなくトチノミをモチーフにしたと考えられる理由が著されています。 何の形を作ったか不明の土偶も幾つか紹介されています。その中の一つが「笑う土偶」と呼ばれているもの

          35. 土偶・勾玉・さざれ石

          34. 史実と事実

          「歴史学」は、単に過去の出来事を暗記する学問ではありません。 タイトルに目が惹かれ読んだ本に、気になることが書かれていました。 元寇についての内容です。 国交に応じない日本へ、趙良弼(ちょうりょうひつ)という使者がモンゴルから来て太宰府に数ヶ月間滞在し、その後二度、三度、来訪した後、偵察のため1年間日本に滞在しフビライ・ハンへ報告を送ったということが紹介されています。 報告内容がサイトでも紹介されています。 「?」が頭の上に浮かびました。日本人が野蛮と書かれたことで

          33. 言葉の起源

          「言葉」がたった一つの場所で誕生し、世界に多種の「言語」ができたという、原始説があります。 「言葉」の起源は15万年前~10万年前。 ヒトはもっと以前の1000万年前~500万年前から誕生し生きていたという事実に基づくと「言葉」の原始説に、不自然さを感じます。 海岸や内陸など、環境や気候が異なる各地帯において、直立歩行し始めた原人が各地域に生息する様々な動植物を食べ、火や石器を使い、動物の骨や植物を道具として活用していました。 言語を使わない様々な動物が、鳴き声でコミュ

          32. ヒトの心理と行動(後編)

          ウォーキングしている時に目に入った木の形が、一瞬、クジャクのように見え、見る角度によってマンモスに見える木があり、”もしも何万年前の狩猟時代だったら”と、ヒトの心理や行動について想像しました。 大昔、夜明け前の薄暗い中、木を見間違え「獲物だ!」と思ったヒトがいたとして、取る行動はそれぞれ違うだろうと思います。 ・すぐに武器になる物を探すヒト ・本当に動物かどうか動きを観察するヒト ・急いで仲間を呼ぶヒト 仲間を呼んだヒトは、木だと気づき「ウッホウッホ~(逃ゲチャッタヨ~)

          32. ヒトの心理と行動(後編)

          31. ヒトの心理と行動(前編)

          災害や異常事態が発生したとき、「逃げる」のではなく「留まる」選択をして犠牲になるヒトの心理があります。 しかし、全ての人にそういった心理が働くわけではありません。 直感的に、あるいは即座に想像力を働かせ、その場を去る人がいます。もしくは、たまたま別の場所へ行く必要がありその場を離れる人がいます。 ただ、感じた直感も、働かせた想像力も、それが正しいかどうかは分からない場合、周囲の人に「逃げよう!」と安易に言うことはできません。 逃げても逃げなくても、結果何事もなければそ

          31. ヒトの心理と行動(前編)

          【余談】 お笑い界、スポーツ界、科学界の技

          ワラムゲ!ヨシモト∞ホール 出演者[ネタ&コーナーライブ] MC:オズワルド/ケビンス/やさしいズ/TEAM BANANA 藤本/大自然/かたつむり/ヨネダ2000 舞台は想像よりも小さく、客席からとても近く、身体の向きや全身を使い、笑かそうとする芸人さん達のプロの技を見ました。 またその夜、テレビでWBCを観戦し、身体を張ったプロの技を見ました。 同日、科学理論の発表の記事を見ました。 物理的な実験を行わない、 既存の理論に基づいた理論の構築 は、科学者でなく

          【余談】 お笑い界、スポーツ界、科学界の技