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福岡市スタートアップ地図2019公開〜fgnがリニューアルし、更なるエコシステム拡充へ〜


F Ventures LLP(拠点:福岡県福岡市博多区、代表パートナー:両角将太)は、2017年より例年作成している「福岡市スタートアップ地図」の最新版、「2019年度版」を作成した事をお知らせ致します。3年目となる今回は、これまで作成してきた地図の更新に加え、Googleマイマップを導入することで、より実用的に利用いただける仕掛けをご用意いたしました。


1.スタートアップ支援施設の充実

2017年より約2年間福岡のスタートアップの中心地として利用されてきたFukuoka Growth Next(以下FGN)が本日(2019/05/31)、リニューアルオープンしました。起業家が集まる場所などハード面の充実はもちろんのこと、アクセラレーションプログラムやエンジニア支援育成プログラムなどソフト面でのサポートもあり福岡をより一層盛り上げます。アクロス福岡1階にはfabbit Global Gateway "ACROS Fukuoka”、The Companyは福岡PARCO店に続き、中洲川端店もオープン、またコミュニティ型ワークスペース"WeWork"もオープンするなど、天神を中心に起業家コミュニティができています。また、awabarもリニューアルし、ビットコイン決済を実装し、実証実験を開始しています。

2.若年層の活発化


「TORYUMON」や「明星和楽」などのイベントにより、起業に興味を持つ学生が増えつつあります。九州大学起業部所属のMedmainは大学発スタートアップとして多くの大学と提携し、活躍の場を海外にも広げています。第4回TORYUMON(2018年10月)には200人にも及ぶ学生が参加し、ピッチに参加したRATELは、その場で投資家から1,000万円もの資金調達に成功しました。Startup Go!Go!では台湾や韓国などからも参加者が集まり、グローバルなコミュニティになりつつあり、アジアに近い福岡ならではのイベントとなっています。

3.福岡スタートアップの資金調達&ファンド事情


これまで福岡を支えてきた、プレシード・シード期のスタートアップに出資を行うF Venturesやシード・アーリー期に出資を行うドーガン・ベータに加え、国内外に投資を行う「九州オープンイノベーションファンド」、福岡地所と株式会社ABBALabが主体となるFGN拠点のベンチャーキャピタルが新たに設立されました。また、それぞれのファンドがアクセラレーションプログラムなどの多様なハンズオンを行い、若手スタートアップが生まれやすい環境が整ってきています。

4.FUKUOKA Smart East

2019年2月に107年の歴史を持つ九州大学箱崎キャンパスが閉校しました。同キャンパスは福岡市内中心部や福岡空港からそれぞれ5kmに立地しており、その広大な跡地は「FUKUOKA Smart East」としてAIやドローンなどの最新技術を活用し未来に誇れるモデル都市を創造していくプロジェクトに利用される事となりました。福岡市の協力の下、地の利を活かした実証実験を行うことができ、2019年5月にはドローン離発着を行うなどテクノロジーの社会実装をサポートしています。今後は自動運転などにも積極的に取り組み、福岡市全体で活用できるソリューションを検討していきます。
また、リニューアル発表時には、「Open Network Lab Fukuoka」と称し、オープンイノベーションプログラムを発表し、7月まで実証実験プロジェクトを募集します。


この他にも、福岡のエコシステムは例年更に拡大しており、令和となった2019年も、どのような動きがあるか必見です。今後も福岡市の魅力、またスタートアップの関連情報をこの「TORYUMON Journal」で発信しますので、どうぞよろしくお願い致します。

【調査概要】
調査名:福岡市スタートアップ関連施設調査
調査期間:2019年3月〜5月
調査対象:福岡市拠点のスタートアップ、スタートアップ関連企業等
調査方法:ネットリサーチ、ベンチャーキャピタルへのヒアリング等

また本件に関するお問い合わせ、ご指摘等は以下のフォームにて受け付けさせて頂きます。




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