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勝てるデザインワーク(10)(15)をやってみた結果〜バンドマンの父〜

詳しくはこちらの記事を読んでほしいのだが、「勝てるデザイン養成ギプス」に応募することになった。

今回は、つながったテーマ(クリエイティブの原体験)のある2つのワークを進めた。

work.10 タイムスリップして原体験を探れ!
work.15 感情を乗せろ!

タイムスリップして原体験を探れ!について

親に電話して話を聞きました。

父親の話を聞いてみて、ふんふんと聞くところもあったし、
あれ、記憶と違うなというところもあったが、大体以下のようになった。

・優しい子で、普通の子だった。→普通だと思っていて驚いたし、何かホッとした。というのも、自分では近所でも有名な変な子だったと思っていて、両親には相当に苦労をかけていたと思っていたからだ。

・絵は描いてた。→この頃から書いてはいたなと思った。本格的に描いたのは小学生の頃で、その頃からオリジナル便箋を作ったりしていたので、世界観を作ったりプロデュースしたりすることに当時から興味はあったのかなと思った。

その後、自分でも振り返ってみて、以下の2点について思い至りました。
1)ADHDがあったこと。
2)両親の音楽活動。
ADHDが私の道を削り、両親の音楽活動が道を広げてきたように思いました。

両親が両方とも趣味で音楽をしていて、小さい頃に音楽を聴かせてもらったり、楽団の練習に連れて行ってもらったりしたことが、センスを鍛えるのに役に立ったのかなと思った。

夢を大事にしろ

電話をしていて、本題とは外れるのだが、父が私に言いたかったことがあったようで、以下のようなことを話してくれて、それが妙に心に残った。

鳥取にいる、地方にいる限界はあると思う
どれだけ世間に認めてもらえるか、メディアにどれだけ乗るかというのが勝負なところがあるが、鳥取にいてはそれは難しいのかなと感じる。
個性を磨くことが大事。
うまさはテクニックではない、より歌を引き立たせるように弾けるかどうかが大事、そのためには抑揚や短く弾いたり強く弾いたりするなど工夫が必要。その中で、こういうタイプの曲は自分に合っているというような見識、澱のようなものがビーカーの中に溜まってきて、それが個性。

これは必殺技の話にも通じるような気がした。

感情を乗せろ!について

P1015616 のコピー

お祭りで踊っている人です。
紙粘土で人形を作って、写真で撮りました。


大学生の頃、アルバイトで「日本の祭り」という、日本中から地域の踊りをするグループが一堂に会するイベントを手伝った事があったのですが、
その時にプロデューサーの粋な計らい(?)で、最後に全グループが総踊りをする場面がありました。

その時はみんな輪になって思い思いの踊りを踊っていたのですが、全員別々の踊りを踊っているにも関わらず会場に一体感があって、鳥肌が立ちました。

「私もこんなふうに、一人一人が自由に楽しめる社会を作りたい。」と思った経験が、今の私の「その人に一番似合った服を作るように、デザインを着せたい」という、デザイン欲の根幹につながっている事ははっきり自覚していたので、その楽しかった場面をビジュアルにしました。

これについても思ったのだが、デザイナーは説明の難しい奇行を度々しなければならないのだよなーとつくづく感じた。

家の近所で自分の作った紙粘土人形を並べて写真を撮影している大人なんて普通に考えればまともではない。(特に田舎では。)自分なら近寄りたくない。

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