原村

Weeb daydreaming.

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最近の記事

五島にて

雨水は過ぎたが啓蟄を迎えるにはまだ早い中頃の季節、私は福江島へと足を運んだ。2泊3日の短い滞在ではあったが自然の空気と島特有の文化をたくさん吸い込む事が出来たので写真と共に記録としてここに残しておこうと思う。 福江島には鬼岳という火山がある。大きいカルデラに生える草木達はどれも枯れ色をしておりこれはかつて見た夏の大室山の緑で埋め尽くされたカルデラとは全く違う装いを見せてくれた。 緑が消えると自然の美しさよりも土地の雄大さを強く印象付けられるような気がした。 来月は友ヶ島へ

    • 2022 2/20

      パン屋さんでアルバイトを始めた。大通りから一本外れた通りにある小さなパン屋さんだ。目の前にはハンコを作る工場があってその隣には食堂と八百屋さんが並んでいる。 「毎日ボーッとゲームしてても暇だしパン作ってみてえな…」くらいのマインドで応募したのだが思いの外覚える事が多くて楽しい。実際にパン生地を練ったりする所まで行くまでは相当時間がかかりそうなものだがどうせ大した目標も目的もない人生なのだ。ゆっくりやっていければいい。 八百屋さんのバイトと掛け持ちしているからパン屋さんのバイト

      • 2022 2/7

        新しいスピーカーとオーディオインターフェースを買った。今月末離島まで遊びに行くからお金取っておかなきゃいけないのに4万5000円消えて結構後悔してる。 今まで使ってたBOSEのスピーカーのジャックが壊れてどうせ買うなら…と思い勢いで買ったもののこれで創作意欲がビシバシ上がるとかいきなりすごい曲作れるようになるとかそういうのは多分ないだろうし、高くつく趣味やなあ…と思うてます。 売れたいとか有名になりたいとかそこまで強く思わないけど注ぎ込んだ分のお金は回収したいなと考えてる。

        • 2023 2/2

          「時って、止まらないんですよ」 リアルのアップデートを止めて、周りの景色も人間関係も趣味も収入も更新せず同じ場所でずっと立ち止まっている私に投げかけられたこの言葉は、想像していたよりも遥かに重く深く鋭くそして熱いものだった。 言葉は話者から放たれて聞き手の耳に届くまでにその形を変化させる。相手の立場、その場の空気、言葉の強弱などが折り重なって性質や姿を変える。 私の耳に届いたのは1発の弾丸だった。砂糖菓子のそれとは違う本物の鉛の弾だ。サプレッサーでも装着されていたのだろうか。

        五島にて

          2022 1/28

          今年は頑張るぞーと言いながら1ヶ月が経った。 肌を刺す1月の空気は生を強く実感させるほどに冷たい。凍てつく路面は水を纏い向かい風と結託して足取りを重くさせる。忌々しいまでの冬だ。 さて、決心はするけどどうせ何もしないのは例年通りだ。一つ一つ毎日少しずつ積み重ねる行為の大切さや努力の偉大さを知るにはまず時間を浪費し無駄にしなければならない。そんな詭弁を盾に私は怠惰の権化と化している。 結局生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされないと私は本気になれないのだ。生活がある程度保証された

          2022 1/28

          2023 1/24

          青い。目の前で寝る竜の目は私が今まで見たどんな青と比べてもその良さが霞むほどずば抜けて綺麗だった。脚は獲物を捕らえて離さない筋肉の塊で胸板も人間のそれとは比較にならないほど分厚い。全身が鱗で覆い尽くされているから強く抱きつくと鱗の先端が私の肉に食い込んで痛い。手や脚の爪もそうだ。特に手の爪は長い。彼女自身その長い爪をえらく気に入っているそうで時折見せつけてくる。筋骨隆々なパーツとは裏腹に関節は薄く細くそのしなやかさが目立つ。 尻尾は私を包み込んでもあと半周は出来そうなほど大き

          2023 1/24

          2023 1/20

          ベーコンの消費期限が昨日だったので慌てて今日調理した。それとセロリが10円トマトが50円で売っていたので買ってきてスープを作った。 池袋ウエストゲートパークがとにかく面白い。10代の後半で見ていたらどハマりしていたに違いない。 早く全部見たい。

          2023 1/20

          2023 1/18

          毎日のルーティンを破壊している。日記なのだから毎日つけねば。 昨日は昼にケンタッキーを食べて満足していたら夜に父親がケンタッキーを買ってきてくれてそんなことある?となった 今年に入ってとにかくケンタッキーを食べたい気持ちだったからいいけど それの新しいバイト候補先に電話をかけたものの誰も出なかったからまた今日かけてみる。 ここ2週間ほどルーティンを破壊し続けたからまた元に戻すよ。

          2023 1/18

          2022 1/16

          鬱病の波が来てるから何もしたくない。 今日はゲームして仕事してそれで終わった。 もっと創作したいから薬飲みたい。安定したい。 寝る。

          2022 1/16

          2022 1/13

          仕事に追われている。寝る時間も疎になって長く上手く眠れていない。毎日が楽しいが本当にこれでいいのだろうかと疑問に思う日々が続きそれでも目の前にある仕事を一つ一つ片付ける事がなんとなく大事なような気がして今日も何も出来ないままでいる。 寒さが少し和らぎ空気の暖かみが増した日だった。凍てつく夜は相変わらずだが日中の陽気さは春先を彷彿とさせるものであった。 樹木の色は以前として失われたままだが季節が動き鳥が囀り地球は大きな生き物で私は惑星の細胞の一部分でしかないことを再認識させられ

          2022 1/13

          2022 1/11

          ゾロ目の日だ。もし1111年1月11日があれば非常に盛り上がりを見せたと思う。ヨーロッパの人達もゾロ目でテンションが上がる感覚を当時持ち合わせていただろうか。日本に西暦が持ち込まれたのは1873年であるから少なくとも私の先祖がはしゃいだ記録はないだろう。現代に1111年があればこの年はポッキーやプリッツ系のお菓子が史上最大の売れ行きを見せるだろうし各地にあるパチンコ屋さんも大盛況になる。ニュースは1月11日や11月11日に六曜を関連付け歴史上類を見ない吉日だ一粒万倍日だなどと

          2022 1/11

          2022 1/10

          目が覚めると視界は真っ暗闇だった。私の祝日は15時間近い睡眠に奪われ成人式に出席する人々の若さを羨むこともなくダラダラとTwitterを見るわけでもなく世間や意識から隔離された場所で消費された。 特にする事もなかったので適当にYouTubeを見ていると数年前に鑑賞した三島由紀夫vs東大全共闘の動画がオススメされた。思想が対立する両陣営の(陣営とは言っても片方はほぼ単身なのだが)闘いは時代を象徴する映像だ。 私がもしこの時代に若者として生まれていたら時代に揉まれ全共闘側について

          2022 1/10

          2022 1/8

          ナルト読んでたら1日消し飛んだ。10時間以上漫画を読んでたのにほぼ自覚が無かったから月読使われてたんだと思う。スクリーンタイムもおかしな事になっていた。昨日の過集中のせいで10時間以上寝てるし…ああーーー。 今日は頭音楽になってるから頭音楽の内に何個か動画撮りたい!てかこんなことやってなんになんのーって思わなくなってきてる。心身ともに非常にニュートラルな状態なのか。いいね

          2022 1/8

          2022 1/6

          久しぶりに家を出た。町に出ると町全体が醸し出していたお正月気分はすっかりなかった事にされいつもと同じ寒く険しい日常が戻っていた。道を歩く子供達が「まだお正月の飾りが残ってる!」と店先にある門松を指差して不思議そうに笑っていたが私はまだ正月気分が抜けきっていないので彼らがもう先の景色を見てることに感心してしまう。彼らにとってはごく自然な感想で感心される謂れなど無いと思うだろうけど。 今日は少しの買い物をして帰路へとついた。新しいバイトにも応募してみた。 今日中に終わらせた方がい

          2022 1/6

          2022 1/4

          11時間寝た後にまた11時間寝たせいで1日の過ぎるスピードが尋常ではない…4時間早く起きるだけで1日の充足感はまるで違ってくるというのに。 眠って起きて暫くの間私のことが大好きな女の子の事について考えていた。大好きと言っても目に見える形で積極的にアピールしてくるような子ではない。彼女は仕事が出来て顔が可愛いくてハキハキ喋り稼ぎまくる。仕事の内容はその都度によって変わるがクリエイターだったり演出家だったり企業の社長であったりすることが多い。 例えばその子が絵を生業として生活して

          2022 1/4

          2022 1/3

          古畑任三郎のラストダンスを小学生の頃に見たきり一度も見ていなかったので久しぶりに見た。 私はこの回を自身の面白さランキングからだいぶ外れた位置に今まで置いていたのだが歳を重ねて感受性が高くなり目に映ること以上の情緒を主に恋愛的情緒を感じ取れるようになったため見方が180度代わりランキングの上位へと台頭してきた。 いつの時代も男性は手玉に取られる運命にあるのか。まだよく分からない。私は女性が男性を翻弄する所作に美しさや愛しさを感じるから逆転の構図にあまり美しさは感じない。いつの

          2022 1/3