見出し画像

ぬいぐるみを買った

小さい頃、ぬいぐるみ遊びをしていた。

自分から積極的に行うというよりは、当時仲の良かった子がぬいぐるみ遊びをしているからそれに引きずられるようにしてぬいぐるみで遊んでいた、という方が正しい。友人と同じようにクマのぬいぐるみを選んだのも、自分があまり積極的でなかったからかもしれない。

私のぬいぐるみ遊びはいつも単調で、①抱っこする②なにか食べさせる③眠らせる をひたすら繰り返すという感じだった。

自発的ではないから、なんとなく友人の模倣をしながら遊んでいた。「すっごく楽しい!」というよりは、「友達と遊べている」という感じの方が強い。そうまでしないと遊べなかったのか……?

遊びに主体性のない子どもだった。今でもそうかもしれない。どこ行きたい?と聞かれると全然答えられない。一人で出かけようというときにはどんどん行きたい場所を挙げられるようになったので、いまは主体性とかとは別の問題なのかもしれないけど。

そんな私がぬいぐるみを買った。何故かって、可愛いからである。当たり前なことを……と思われるかもしれないが、本当にそうだから仕方がない。いままでぬいぐるみに対してそう思わなかったわけではない。ただ、いまはふわふわした無害な存在が欲しかったのかもしれない

可愛いぬいぐるみ無いかな〜と思ってネットをぐるぐる回っていたら見つけたのがヘッダーにある緑色のドラゴンだ。

ほんわりとした表情とかぽってり感がたまらなくて、すぐにポチッた。

本当はもっと小さくて持ち運べるぬいぐるみが欲しかったのに、つい……

そういえば布団に馴染んでしまっていたけどジェラトーニとチャンドゥが我が家にはいたな、と思い出して並べてみたりした。……あれ、今回買う必要なかったのでは?もういるじゃないか、もふもふが……

でもこの、なんのキャラクターでもないただのドラゴン、みたいなのも良かったんだと思う。よく分からんけど、「私だけの!」と思えるので。(もちろんそんなわけないのだけど)

今朝は布団に寝かせてあげてから家を出た。前も書いたかもしれないが、ぬいぐるみをそうやって可愛がるとこの上なく優しい気持ちになれる。

このぬいぐるみ、なんだか毛の流れのせいでちょっと左目が小さく見えたり、なんとなく体が左に傾いていたり、羽が明らかに左に傾いていたりするのだが、「個性だね」と夫と言っていたりする。

可愛い……癒される……でもやっぱり持ち運び用のぬいぐるみも欲しいので、そのうち買いに行くと思います。(散財)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?