はじめてのインターネット

お題に初めて参加しようと思う。はじめてのインターネットですって?パソコン通信時代からやっていた者として、これはもう(ダラダラと)書くしか無いと思う←

私のはじめてのインターネットはWindows95が発売された少しあとだった。近い将来、パソコンが仕事でも必要になるという講義を聞いて、即買いに走った。

子供の頃から、大人になる頃はコンピューターが主流になるからキーボードは画面を見ながらローマ字で打てるようになっておけ、という父親の考えからワープロを与えられていた。何でもないような事もいちいちワープロで作り遊んでいたらブラインドタッチできるようになった。

そうして大人になって、上述の講義に参加した。

父さんは正しかったんだ!

家電量販店に向かった。そして即買いした(笑)そのころ出始めていた一体型パソコン「NEC CanBee」とプリンターを2台あわせて20万だったように覚えている。ハードの容量は1GB、メモリが16MB。CD-ROMとフロッピーディスクが使え、子供向けのコンピューターでもあるせいでディズニーとのコラボのゲームやアースワームジムなどのゲームがプリインストールされていた。

買ってきたパソコンを予め買っておいたパソコンデスクに設置したところで、「インターネット」に接続する必要があることを知った。え、インターネットに?接続…?アクセスポイント…ぷろばいだ???

なんのことか全くわからなかった。家電量販店の店員さんはそういう事は教えてくれなかった。聞きもしなかったからなんだけど。

「アクセスポイント」につなげるには電話線が必要だけど、それには「プロバイダ」と呼ばれる会社と契約しないといけない。そこにパソコンを使って電話をかけ通話するイメージに行き着いて、キャンビーに入っていたBIGLOBEのハガキで申し込んだ。まもなくユーザーIDとパスワードの書かれた書類が届いた。インターネットのはじめ方ガイドのようなものも入っており、それに従ってパソコンのほうでインターネットエクスプローラを立ち上げると右上に赤い電話マークがついた。これをクリックするとIDとパスワードを入れるよう求められる。ドキドキして打ち込んだ。すると音が聞こえてきた。

ピポパポパパポパッ…ピーヒョロロー…ピャーーー…プツッ

!?

さっきの赤い電話マークが緑色になった。同時にインターネットエクスプローラに、ようこそインターネットへ、と文字が表示された。繋がった。インターネットを介して世界と繋がったのだ(おおげさ)。

その頃はBIGLOBEのポータルサイトしか存在を知らず、なのでBIGLOBEのサイト内にあるメインのコンテンツ・掲示板を利用することになった。

初めまして、と書き込むと一日で何十件ものコメントがついた。この、反応がすぐにあるというのが新鮮で楽しかった。これがインターネットかあ!感動した。職場や地元の連中に擦り寄って、行きたくもないカラオケやスキーに行かなくてもいいじゃん、こっちのほうが楽しいんじゃん?!ってヤバい思考も生まれた(笑)

パソコンでできることが増え、楽しみも増えた。今はインターネットなどあたりまえの社会になっているけど、当時は代わり映えのない日々に彩りがプラスされた気がして、インターネットの黎明期はとてもワクワクだった。

iPhone3GSを初めて手にした時も感動した。メール、ウェブサイト閲覧、写真、それからツイッターなるSNS、メモ帳、目覚まし時計に音楽プレイヤー、計算機。手の中でなんでもできる素晴らしさに興奮した。

次はどんな技術が出て来るのかな。楽しみ。

ちなみに、職場にパソコンが導入されるのは、それから約5年後のはなし。自分はもう退職した後だから導入された時の様子が見られなかったのは悔しい(笑)

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