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拝啓 まだ、生まれていない君へ。

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まだ生まれていない未来の赤ちゃんにメッセージを書いています。
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#就活

自由を奪う場所としての大学

前回:良い大学に入れば人生上がり?

1. 学校1-3. 自由を奪う場所としての大学前回おかしな大人の大学の捉え方について話した。そのおかしな捉え方1つ目は、大学に入ることと、その結果の矛盾だ。大学ってのは教養を育てて自分を自由にしていく場なのに、おかしな大人の考えでは大学に入ったらその後のあるべき生き方がほとんど決められてる。彼らの考えによれば、大学は自由を奪う場所だ。おかしな大人は、東大に入っ

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年収1000万より年収500万が高給?

前回:偏差値で良い大学と頭の良さを測れるのか

1. 学校1-5. 年収1000万より年収500万が高給?前々々回から、おかしな大人の大学の捉え方について話している。

3つ目のおかしいところは、高給ってのを他の企業と比較して言っているところだ。大学生になると周りから聞くようになるのは「年収1,000万」って言葉だ。「平均年収1,000万円は超える企業に就職したいよなあ」なんていい始めるようになる

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拝啓 まだ、生まれていない君へ。

1. 学校1-1. 勉強ってなんだろう

1-2. 良い大学に入れば人生上がり?

1-3. 自由を奪う場所としての大学

1-4. 偏差値で良い大学と頭の良さを測れるのか

1-5. 年収1000万より年収500万が高給?

1-6. 理系より文系が偉い?

1-7. 学校より協調性を育むのに優れた場所

1-8. 自分の頭で考える?

1-9. 考えるのは本当に自分の「頭」?

1-10. 職

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虚しき就職偏差値という物差し

前回:自慢のためではなく、自由のための教養

2. 仕事2-1. 虚しき就職偏差値という物差し人間は昔から、人生の多くの時間を仕事に費やしてきた。仕事場は田んぼから工場、ビルへと変わってきたかもしれないけど、働き方は実はそんなに変わっていないんじゃないかとも思う。

幸い現代では、子どもの頃から強制的に働き始めるというようなことはまずなくなった。先進国では。高校や大学を卒業する10代後半から20代

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年収1000万ってほんとに必要?

前回:虚しき就職偏差値という物差し

2. 仕事2-2. 年収1000万ってほんとに必要?他にも「年収1000万円」というものがある。企業の平均年収というものが発表されていて、1,000万円をラインにして企業をわける見方だ。それをみて学生は「平均年収1000万円」の企業に入りたいとか言い始める。これも就職偏差値と同じように、ものさしに頼っている決め方だ。

平均というのは誤解を生みやすい厄介な数字

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世間の人生を生き続ける人

前回:年収1000万ってほんとに必要?

2. 仕事2-3. 世間の人生を生き続ける人就職偏差値や年収1000万と似たものに企業ブランドなるものがある。これも曖昧なものさしに違いはない。テレビコマーシャルを多く出していたり、その企業を辞めた人が『〇〇式△△術』みたいなビジネス本を出していたり。ほとんどの場合そんな風になんとなくイメージされているのが企業ブランドじゃないのかな。

実際に話すとわかる

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キャリアはTでもHでもなく、オリジナルの星座の方が美しくない?

前回:競争の檻から脱獄する鍵、持続的創造

2. 仕事2-6. キャリアはTでもHでもなく、オリジナルの星座の方が美しくない?世の中では、「T型人材になれ」だとか、「H型人材になれ」とか言うことがよく言われている。

Tってのは横棒が幅広い知識のことで縦棒が深い1つの専門知識のことらしい。Hは専門が2つあってそれをつなぐ知識のあることらしい。はっきり言って、この考えはいけてないと思う。こういうこと

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世間の人生という牢獄のはじまり

前回:人工知能時代にもっとも大切な1つの感情

2. 仕事2-11. 世間の人生という牢獄のはじまりこれまで学校と仕事について色々な話をしてきた。結局、俺が君に伝えたかったことは次の言葉に集約される。

世間の人生を生きるな

他人や組織、社会がつくったモノサシやルールに自分を合わせるな。そんなモノサシやルールに縛られるな。常に、自分の内に問い、照らし、選択しろ。

きっと似たようなことをすでに言

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