ロシア再起動の答え合わせ -ロシアによるウクライナ侵略 ロシアの国力限界を衛星画像から解析する(2022/12/09) -
ロシアが東からの支援で再起動しました、というお知らせです。
2022/02/24のウクライナ戦争開戦後、いつ、ロシアは国力限界点を迎えたのか、衛星データから検証しています。
いつもモニターしているのですが、12月に入って、ロシアが急激に活動量をあげたので、その物資はどこから来たのかシリーズ3、キルギスタン編です(4まであります)。
Advent Calendar 2022(12/12) です。
結論:
9月19日にロシア国力が尽きましたが、12月から急に活動量を上げました。サンクトペテルブルグ経由ではなく、東からの支援です。
それはカザフ、キルギスタンという中国の裏口を通って来た、ということです。
ここでは、衛星画像を中心に、衛星データで詳しく見ていきます。
はじめに
ロシア国力自体は終了でした。
が、12月に入り、活動量が急激に上昇しています。
今回は、ロシア活動量急上昇の様子を衛星データ解析から探ります。
(1)中国からロシアへの裏口ルート、中央アジア
中国からロシアへ抜ける物資ルート(裏口)です。
中国 → キルギスタン→カザフスタン →ロシア へ行くことがわかります。
https://note.com/futureforecast/n/n81a2526e6d7b
今回は、中国に隣接しているキルギスタンです。
(2)物流量
ビシケク(キルギスタン) 物流量変動の様子。
カザフスタン:2022年9月-10月に倍増し、11月に力尽きた。
キルギスタン:2022年11月に倍増し、12月に力尽きた。
無計画に11月に倍増させたので、12月以降回復&上昇する様子がありません。
(基本的に、例年値=青い線 に沿って動きます)
簡単にいうと、カザフスタン(中国から来た)物資をかき集めて、ロシアに送った。1か月分だけという、命令が来たので対応しました、その分の割をキルギスタンが喰らったとわかります。(計画的ではないため、継続的に増加していない)
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