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華僑心理学 番外編:短期間で語学を上達させる方法

こんにちは、こうみくです!

今まで、時おりフォロワーの方から中国語学習に関して、質問をいただいてきたため、今回は、中国語を含めた外国語学習のやり方について、お話していきたい。


著者は、中国語、英語、日本語の3国語を話す。
生まれてすぐに覚えた言語は中国語であったが、来日したのが6歳と時期が早かったため、実質的な母国語は日本語である。後半で述べるが、中国語に関しては、高校生になった後に学び直したため、物心がついたあとの第二言語の習得方法として、皆さんにシェアできるノウハウは多いと考えている。

1.短期間で、語学を上達させる方法

まず、筆者は短気であるため、長期戦ではなく、短期間(3か月程度)で集中的に、語学を上達させる方法を研究してきました。

その方法とは、ずばり、
(1)引き出しの数を増やす
(2)引き出しを、正しく、素早く、探し出す

この2つの能力を鍛えることです。

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言い換えると、圧倒的な量のインプットを行うと共に、アウトプットの確度とスピードを向上させるのだ。語学を伸ばすためには、この2項目を同時進行で行えばよいのである。そして、それぞれには注意点とコツがある。

1(1)引き出しの数を増やす
引き出しとは、語彙、言い回し、文法といった知識を指す。何かを話したい、書きたい、聞き取りたいと思った時に、当たり前だが、言葉自体の意味を知らなければいけない。よって、最初はこれらの知識を詰め込むこと。

ここで、皆が陥ってしまいがちな間違いとしては、「1日10個!」、「1日30分!」と決めて、単語帳などを作っては1つ1つ丁寧に覚える、といったやり方である。これでは、1か月経っても300個しか覚えられないので遅い上に、量がぜんぜん足りていない。更には、「まいにち、努力して、中国語を30分勉強している」と自分に言い聞かせている時点で、楽しくないので十中八九、長くは続かないだろう。

そうではなく、脳みその中に単語や熟語を流し込むイメージで、圧倒的な量をこなすのである。

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日常生活を不自由なく行うために、必要な単語数は3000程度、ビジネスを行う際に不自由ないレベルまで行きたいのであれば10000単語は必要と言われている。3か月でそれを実現させるためには、一個一個丁寧に覚えている暇なんて、当然ない。そうではなく、湯水のように単語、熟語、文章を脳みそに流し込む必要がある。

それを可能とするためには、努力という概念ではなく、熱狂できる何かを通じて、語学に取り組むことが必要だ。例えで言えば、好きなドラマを字幕付きでひたすら見る。洋楽をひたすら聞いて、カラオケで歌う。好きな映画のセリフを空で言えるくらい再生しまくる、中国語しか話せない彼女を作って、彼女の話を毎日2時間聞いてあげるといった熱狂だ。

そのように、毎日浴びるようにその言語の知識(引き出し)を脳内に流し込み続けていれば、信じられない量の知識を短期間で、獲得することが出来るようになる。アニメオタクの外国人が、信じられないほど流ちょうな日本語を話すカラクリは、そこにあるのだ。

1.(2)引き出しを、正しく、素早く、探し出す
一方で、インプットするだけではだめで、脳内に蓄積した知識を、欲しいタイミングで正しく、素早く、探し出す能力も同じくらい大切だ。言い換えれば、アウトプット能力である。

日本人のほとんどは、この部分を非常に苦手としている。

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