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2023-24シーズンのFリーグは大丈夫? 散々だったプレスカンファレンス

 Fリーグの新シーズンが、いよいよ開幕を迎える。全国各地からFリーグ・ディビジョン1(F1)とFリーグ・ディビジョン2(F2)の選手たちが集まり、「さぁ! 開幕だ!」という機運を高める場になるはずのプレスカンファレンスだが、リーグの劣化ぶりをまざまざと見せつけられ、これは大丈夫なのか…と心底、心配になっているし、頭にも来ている。

 これまでは、あまり世に出さない方がリーグのためかと思ってきたが、さすがに今回ばかりは限度を超えた。選手の写真を掲載するのも失礼だと思ったので、リーグの背景だけのバナーを写真に使うことにした。

 まず、今回のカンファレンスで最も注目されていたのは、Fリーグの中継がどうなるかというものだろう。結論から言うと、中継に関しての発表は何もなかった。ならば質疑応答で聞くしかないなと思っていたら、質疑応答の場もなかった。

 会見後、いくつか確認したいことがあったのでリーグの人間に聞いたところ「まだ確認できていないところがあって…」という。いや、それを確認して発表するのがプレスカンファレンスの場だろうに…。

 もう一つ、今回のプレスカンファレンス前に、発表を19時まで控えるようにという通達がある案件があった。松井大輔氏のリーグアンバサダー就任である。「会見内で、ある人物のアンバサダー就任を発表するのですが、こちらの情報は19時解禁でお願いします」と、プレスカンファレンス前に来ていたメディアは通達された。

 ところが会見終了後、場所を移して原稿を書いていた時、最後に開幕の日程を確認しようとFリーグの公式HPを見ると、まだ17時過ぎだというのにすでに松井のリリースをリーグが公式HPにアップしていたのだ。

 リーグが、少しでも早く情報を出したかった…というのは理解できる。だが、そうするなら現地に来ていたメディアには、全員に連絡をしなければいけない。

 インターネットが発達した今、リーグからのリリースだけでも原稿が書けてしまう。取材に来ないでリリースで記事を書く方が記事を出せて、取材に来た人が記事を出せないという、おかしな状況が起こるからだ。

 さらに細かいことを話すと…。

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