フリースクールの問題点について

おはようございます!

今日は私の考えるフリースクールの問題点についてブログを書きたいと思います。

フリースクール全国ネットワークの元会長さんも同じ事を一部おっしゃっていたと思いますが、私の考える問題は下記5つです。

①フリースクール及びその団体の運営が難しいこと(資金や人手不足)

②不登校児童を持つ親御さんの経済負担が大きいこと

③フリースクールは学校に行けない子が行く場所という世間的イメージにより、子どもたちの心理的ハードルが高いこと(通いにくい)

④居場所だけのフリースクールは心理ケアにはなるが、将来性がないこと

(遊ばせてるだけでは子どもの将来性がない)

⑤教育平等を唱え、フリースクール無償化を国に全面的に訴えること

一つ一つ説明していきますね!

①の運営が難しいことですが、運営団体はNPO法人などの非営利団体が多いため、多くは利益追求ではなく、社会貢献のために事業を行っています。

目的がお金ではないため、資金獲得が難しく、利用料のほかに補助や寄付金に頼ることになります。しかし、それだけでは資金が十分とは言えず、お金が不足することもしばしばあると思います。そのため、運営を続けていくことが難しく、またフリースクールの人手はボランティアや低賃金で人材募集をするほかなく、どうしても人が集まりにくい現状があります。

②の経済負担が大きいことは、親御さんであれば重々承知だと思いますが、お子さんが学校に行っていない間も給食費や授業料など教育費用がかかります。

それにプラスしてフリースクールの利用料金・お弁当代(食事代)・交通費・その他雑費がかかります。これは一人親世帯の方には、本当に大きな問題かと思います。

※大きなフリースクールでは、独自の利用料減額制度を設けているところもありますので、費用がネックになり利用が難しい方は、一度相談してみるのもオススメです。

③のイメージですが、フリースクールは学校に行けない子が行くというのが世間の認知かと思います。

話は少しズレますが私が考えるに、不登校になってしまった子は特別な支援は求めていないと感じます。

支援などという大それたものを望んているわけではなく、本当は友達と楽しく学校に行きたい!でも出来ないというのが本音かと思います。

そして同級生は学校に普通に学校に行けるのに、私は行けない子。ダメな子だ。おかしいんだと感じてしまうと思います。しかしおかしいって思われたくない。思いたくない!と思うのです。

ここで話を戻しますが、フリースクールは不登校の子が行く場所、つまり学校に行けない子が行くイメージがあり、フリースクールに行ってしまうと本当に不登校になってしまう、不登校になってしまったら、おかしいって認めることになる、他人からも思われてしまう!と考えてフリースクールに行くということを選択肢にしない子もいるのではないかと思います。

※不登校は不登校の子がおかしいという考えが、なぜか世間的にもありますが、おかしいのは不登校の子でしょうか?その家族でしょうか?いじめをしていた子や、悪意のある子、または教育環境があまり非難されないのはなぜでしょうか?皆さんはどう思いますか?

確実に言えることは、不登校=おかしいはありません。それだけは言えます。

④の居場所だけのフリースクールでは、将来性がないことですが

不登校になってしまう理由は様々ありますので、心理的ケアが必要な子もいると思います。

居場所がないと感じることは、生きる希望すら奪ってしまうものかと思います。また心理的ケアは必要だと思います。

しかし、心理的ケアをした後居場所として機能し、遊ばせ続ける空間はどうなのかな?と思います。子どもたちは長い人生多くの事を学び、社会に出て行かなければなりません。

社会はカオスな空間です。優しい人間もいれば悪意のある人間もいます。

その社会に出るまで、居場所だけの空間を過ごし、何もしないというはどうかな?と思っています。もちろん、心の充電をして学校復帰や新しい道を歩みだす子もいると思いますが…

※無理に学校に戻したり、フリースクールを否定しているわけではありません

⑤最後の資金面を、全面的に国に求める姿勢です。

教育平等は素晴らしいことだと思います。私も経済格差によって教育格差が生まれてしまう現状をなんとかしたいと思っています。

しかし、その解決を全て国に求めることは難しいかな?と思っています。

保育施設の不足、介護問題、人口減少、環境問題、災害などなどあげればきりがありませんが、解決していく問題は山積みですからね。

親の経済負担が大きく、運営も難しい。教育平等だから国から全て補助を!という考え方ではなく、親の負担を軽減させつつ、お金を生み出す仕組み作りをNPOや運営者が考えていく姿勢が良いのではと思っています。

※全ての方がそういう考えではないことは承知しています

ここまでお読みいただきありがとうございます。

最後に書きますが、私はフリースクールを否定しているわけではありません。

むしろ、フリースクールなど不登校の子の居場所や学びの場がもっと増えて、場所やお金の問題で通えない、居場所がないという現状が無くなればと思っていますし、自分でもそのような空間を作ろうと思っています。

その作るまでの段階で、いろいろ学び、調べ自分で考えた問題点をここで書きました。

この問題をクリアにすることによって、より学びの場が多く生まれるのではと思っています。

否定や反対意見は誰でも言えますが、問題に対しどうするかを言える人は少ないと思います。

私も否定や問題点の列挙だけでなく、その問題を克服できる改善案をいずれここで書ければと思っています。今は、問題提起をしてさまざまな意見を皆で考えることや、ご批判を含め全てのご意見を真摯に受け止め、今後の糧にしていくのが良いと思い、今回問題点を列挙しました。

何かご意見や要望などございましたら、コメントかTwitterのDMに送っていただければと思います。

長い文章を読んでいただきありがとうございました。

皆さんが笑顔に暮らせますように。ではまた。

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