山添 太

出版社で編集者として勤務し、今は、面白いモノの面白さを伝えたくてフリーランスとして活動…

山添 太

出版社で編集者として勤務し、今は、面白いモノの面白さを伝えたくてフリーランスとして活動中。 携わったお仕事のこと、仕事を通じて気になった面白いモノについてゆるく楽しくお届けしていきます。 お仕事のご依頼はfutoshi.yamazoe@gmail.comまでよろしくお願いします。

マガジン

  • 植物は育ててこそ。

  • プラモデルのすゝめ

    模型専門誌での編集経験をもとに、模型に関する知識や楽しみ方、オススメのキットなどを記した記事をまとめたマガジン。 最近模型を作り始めた方、模型づくりにマンネリを感じている方と、模型面白さを再発見・共有できたら幸いです。

最近の記事

  • 固定された記事

プラモデルの“可能性”を体感できる「Figure-riseLABO」シリーズの話【プラモデルのすゝめ】

このキットを覚えているでしょうか。 BANDAI SPIRITS ホビー事業部が「Figure-riseLABO」という新シリーズの第一弾として、2018年6月にリリースされた「ホシノ・フミナ」です。 こちらはガンプラなどと同じ“プラモデル”、つまり、ランナーにくっついたパーツを切って貼って完成させる必要があります。 有機的なラインを苦手とするプラスチックキットで女の子なんて、ひと昔前なら正気の沙汰じゃなかったのですが、この時期より少し前からコトブキヤのフレームアームズ

    • これから「アガベ チタノタ」を始めたい方へ。

      ここ数年人気の高い珍奇直物。 その中でも、多肉植物「アガベ 」のチタノタという種類が特に人気で、9月にチタノタを特集をした本を創刊させていただくことができました。 高価で人気のネームド株を60種ほど収録・解説しておりますので、気になる方はぜひ手にとって見てください! ということで、今回はそんなアガベ チタノタについて。これから実際に購入して育てたいという方に参考になるようなことをちょっとだけ、ざくばらんにお届けしようかなと思います。 チタノタを始めてみたいけど、何を買えば

      • プロモデラーの作品を観に行こう

        先日、仙台に行く機会がありまして、訪れた先の徒歩圏内にホビーショップタムタム仙台店があったんです。 一度訪れてみたかったけど、ホビーシーンに強く携わっている時にはなかなかその機会に恵まれなかった模型店。そこには仙台在住のプロモデラーの作品が飾ってあるんです。 最近ガンプラ人気とともに模型を作ったり、興味を持っている人が増えているかとは思うのですが、「プロモデラー」と呼ばれる人たちの作品を間近でみたことがあるひとはどれくらいいらっしゃるのでしょうか?  ここでいう「プロモデラ

        • アクアリストよ、今の植物ブームを楽しむべし!【月刊アクアライフ10月号】

          先週の9月9日に発売されました「月刊アクアライフ 10月号」ご覧いただけたでしょうか? 一時的にAmazonで売り切れになったときもあったみたいで、好評だといいなぁと思う今日このごろです。 写真のとおり、巻頭特集は「アクアリストと珍奇植物」ということで“アクアライフ”とは名ばかりの特集をさせてもらって、往年の読者さんの中には違和感を感じた方もいらっしゃるかもですね。 いやでも、今の植物ブームで植物生育を楽しんでいる方々の多くがアクア出身だったり、今もアクアをやってます

        • 固定された記事

        プラモデルの“可能性”を体感できる「Figure-riseLABO」シリーズの話【プラモデルのすゝめ】

        マガジン

        • 植物は育ててこそ。
          0本
        • プラモデルのすゝめ
          15本

        記事

          【植物は育ててこそ。】 アガベ チタノタ‘厳龍’(2022年6月2日〜9月2日)

          今植物が人気で、種類のよっては投機目的で買われるものもあったりするんですけど、植物の醍醐味というか本質は“育てること”にあると思うんです。 価値のある植物を買うことを否定しているわけではなくて、それもこのジャンルを長く楽しむためには重要なことだとは思います。 育てるからには“甲斐”が必要。手掛けた植物にとても良い価値が付くとやっぱり嬉しいですし、そういうマーケットに導けるようなことができたらなぁと思う次第です。 例えば、アガベですよね。チタノタの価格はうなぎ上り。全然落ち

          【植物は育ててこそ。】 アガベ チタノタ‘厳龍’(2022年6月2日〜9月2日)

          王道インテリアプランツ「ビカクシダ」の入り口【月刊アクアライフ 8月号】

          「月刊アクアライフ 8月号」は7月11日に発売! 今号も私が担当している植物の連載「LIFE with BIZARRE PLANTS」は掲載されているので、たまたまこのnoteをご覧になって、たまたま本屋さんやアクアショップさんで「月刊アクアライフ」を見かけた方は、チラッとでも覗いてくださると嬉しいです。 今回ピックアップしたのは「ビカクシダ」ということで、昨今の植物ブームに乗っかっていろんな植物に手を出している私がメインにしてるのが、何を隠そうビカクシダなんです。 私感

          王道インテリアプランツ「ビカクシダ」の入り口【月刊アクアライフ 8月号】

          組立工程からモチーフを楽めるプラキットシリーズ「PLAMAX minimum factory」シリーズ【プラモデルのすゝめ】

          たまにお仕事もしているホビーについて、商品だったりオススメ工具、塗料の使い方についてなど、ざっくばらんに紹介している「プラモデルのすゝめ」。 今回はマックスファクトリーさんの「PLAMAX」について。 調べるとグッドスマイルカンパニーさんのサイトに繋がっちゃうんですけど、れっきとしたマックスファクトリーさんの商品。 販売をグッスマさんが請け負っているからなんですね。「figma」もそうです。 PLAMAXはスタートして約8年と、まだまだ歴史の浅いシリーズなんですけど、気づ

          組立工程からモチーフを楽めるプラキットシリーズ「PLAMAX minimum factory」シリーズ【プラモデルのすゝめ】

          水は“使えない”が最重要キーワード【プラモデルのすゝめ】

          この記事を書くにあたって、改めてメーカーのサイトを確認したら「水で希釈可能」って書いてあってここ最近で一番驚いたのですが…水性ホビーカラーに「水は使えない」と思ってください。 希釈なんてもってのほか。掃除にも使わないでください。 メーカーが使えると言ってしまっているので大々的に「嘘」とは言えないですし、それに近い効果を得られたりすることがあるのは事実なので、「水が使えることを期待しないでください」というのが正しい表現なのかもしれません。 ここまで豪語できるのは、水性ホビ

          水は“使えない”が最重要キーワード【プラモデルのすゝめ】

          “個性”を追求するとユーフォルビアの世界はもっと面白くなる。

          最近物書き仕事が多くて、そうなるとこうしたプライベート(?)の執筆意欲が削がれちゃいますね。 もともと文章を書くのはそんなに得意じゃないというか、今の編集やライターの仕事の携わっていることに、父が一番驚いてるんじゃないかなと思うんです。お前は本当に本を読まないやつだって散々言われてきていて、そんな私が本を作る仕事って…笑 ということで、6月11日に「月刊アクアライフ 7月号」がリリースされました。 今月号にも担当している連載「LIFE with BIZERRE PLANTS

          “個性”を追求するとユーフォルビアの世界はもっと面白くなる。

          魅惑の「ユーフォルビア」の世界

          「月刊アクアライフ」で担当している連載「LIFE with BIZERRE PLANTS」では、ここ最近人気の観葉植物の中から植物をピックアップし、その魅力をお届けしています。 最近気づいたんですけど、連載タイトルがアクアライフさんの「ライフ」にかかっていて、ちゃんとしてる感じになっているな、と。 いやまあ…初めからそのつもりでつけたんですけどね…ということにしておきましょう。 さて、先月号までは3ヵ月連続でアガベ、今回からは「ユーフォルビア」を取り上げています。 これ

          魅惑の「ユーフォルビア」の世界

          『月刊アクアライフ』で3ヵ月連続アガベのことを取り上げました。

          本日5月10日に最新号が出てしまうので、滑り込み“アウト”で告知します! (↓第一回きり、一度もnoteにしていなかったことに昨日気づいた次第) 今、観葉植物ブームにおいてホットなアガベだからこそ、3ヵ月分の連載期間が必要でした。 とにかくチタノタの勢いが日に日に凄まじいので、3、4月号はチタノタオンリーで構成。3月号ではアガベの基本事項とともに、巌龍、白鯨、レッドキャットウィーズルといったメジャーどころを紹介。4月号では、ここ最近数を増やしてきた選抜株をピックアップし、

          『月刊アクアライフ』で3ヵ月連続アガベのことを取り上げました。

          「長時間露光」というスチールカメラならではの表現にプロはどう向き合っているのか。

          以前noteで長時間露光については一度書いたんですけど、それはとある企画を進めるにあたって興味津々であったから。 NiSi Filterをご存知ですか? その名の通り、カメラのレンズに取り付けるフィルターを専門に開発・販売している中国のメーカー。 角型フィルターの雄であり、多くのプロが愛用しています。 今となってはいろんなところからシステマチックな角型フィルターがリリースされていますが、それらはNiSi Filterのものを参考に作られているといっても過言ではないでしょう

          「長時間露光」というスチールカメラならではの表現にプロはどう向き合っているのか。

          模型のクオリティを底上げするスジ彫り道具の重要性

          特にガンプラモデラーにとっては必須工具ともいえる「BMCタガネ」を単純に紹介しようと思っていたのですが、今、ガンプラとともにBMCタガネも品薄で、なんならガンプラよりも買えないのでは? という状況みたいですね(2022年4月時点)。 スジボリ堂さんのBMCタガネがなぜ人気なのか。 凹モールドを彫り直す際、かつてはニードルやPカッターなどが主流だったんですけど、彫り跡がV字になるので、彫る深さによって幅が変わったりとか、そもそも幅の広いディテールどうすんの? とか、いろいろ技

          模型のクオリティを底上げするスジ彫り道具の重要性

          最初の1本にオススメな“片刃ニッパー”教えます【プラモデルのすゝめ】

          プラモデルを作るためには最低でも「ニッパー」が必要です。 小さいころは爪切りを代用してたり、ハサミで切ったりなんて豪快なこともやってましたね。今は精巧なものが多いですし、作るものもパーツが細かく分かれているものになったので、模型用ニッパーを使ったほうが何かと楽で便利です。 そんな模型用ニッパーも今は片刃タイプが主流ですね。 片刃の良さは切れ味にあって、通常の両刃に比べて片側が押さえになってるぶん効率的にカットされて使用者への負担が少ないです。 また、一方向からのみ圧力がかか

          最初の1本にオススメな“片刃ニッパー”教えます【プラモデルのすゝめ】

          タミヤ製バイクキットの“最新”は常にチェックしよう! 「1/12 チーム スズキ エクスター GSX-RR '20」組む前レビュー【プラモデルのすゝめ】

          静岡メーカ共演による世界最高マシンキット先日、塗装・完成させたハセガワ 1/24 いすゞ117クーペと同じタイミングで購入した「1/12 チーム スズキ エクスター GSX-RR '20」は、昨年末にリリースされたタミヤ最新のバイクキット。 そもそもこのバイクってなんなの? って話なんですが、いわゆるバイク版の「F1」という位置づけの、世界最高峰のバイクレース「MotoGP」の2020年シーズンのチャンピオンマシンなんです。 2020年がスズキにとってレース活動60周年と

          タミヤ製バイクキットの“最新”は常にチェックしよう! 「1/12 チーム スズキ エクスター GSX-RR '20」組む前レビュー【プラモデルのすゝめ】

          成功の秘訣は”ガマン”!? 水転写デカールを失敗しないコツとは?【プラモデルのすゝめ】

          みなさんは水転写デカールの扱い方をご存知ですか? 難しいイメージを保たれている方も多いと思うんですが、それはおそらく貼り方の手順にあると思うんです。 1. 台紙から必要な絵柄をカットし、水に浸す 2. 30秒ほど経ったら水からあげて、デカールをそっとさわって動いたら準備OK 3. 貼る場所に台紙ごともっていき、デカールをそっとスライドさせて乗せます 4. デカールの下に溜まった水気を綿棒などで抜き、ピッタリフィットしたら完了 ざっとこんな具合。なんだか面倒だし、繊細な作業

          成功の秘訣は”ガマン”!? 水転写デカールを失敗しないコツとは?【プラモデルのすゝめ】