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2021年は学びと実践を深める一年。もっと自由な大人になろう。

耶馬溪に移住して2年目の年末。

また今年も1年を振り返ろうとnoteを開きました。
年末に一年を振り返るのも実は3年目。



2年前、移住してくる前の、大学4年生の時。
シンプルに生きることを目標に立てました。

うまい飯食って生きていたいし、うまい酒を飲んで生きたい。
そのために、身体動かして、農作業して、暖かいお風呂に入って、
それを一緒にいる人たちと共有できたら、これほど幸せなことはない。
きっと人生はそのくらいシンプルでいい。



去年の年末、耶馬溪という地域に足をつけて、暮らしの基盤をつくることを意識した年。

しかし、新卒の力のなさを痛感した。できないことばかり。
それでもただ、積み重ねるしかないと。大事なのは、いまの自分と向き合って、ゆっくりでもいいからコツコツ続けることだと、「人生フルーツ」の映画に教わった年。

やっぱりまだまだ、僕の手元には何もないなというのが素直な感想。
もちろん、この暮らしの中で大切にしたいことはあって、
それは僕らなりに大切にしてきたと思うけど。
実際に、自分の手で食べ物をつくったり、ものづくりしている人たちには全く敵わなくて。
「僕はこれをつくっています」って言えるものがない。
この人たちと肩を並べられないことに内心は少し悔しかった。

なんでも自分の手でやってみて。
自分にとって、何が大切なのか。見失わないように。

2020年の目標
「コツコツ、ゆっくり、いまこのときに生きる。」



そして、今年、2020年。


1月 ありがたくも、大切なパートナーと巡り会う。
2月 大分県の地域おこし協力隊マルシェを運営。
3月 耶馬溪の農泊推進事業として国の交付金の申請する。
4月 耶馬溪の人と暮らしを伝えるinstagramアカウント「やばのおと」を開始。
5月 コロナが本格的に流行するも、耶馬溪の山奥はいつもと変わらない風景。
6月 環境系学生未来塾inやばけいを企画。
7月 コロナとの向き合い方、これからの暮らしや仕事を考えた日々。
8月 シェアハウスへのお客さんはおらず落ち着いた日々と未来塾の準備。
9月 耶馬溪での未来塾初開催。その後、屋久島での第8回未来塾へも参加。対話の日々。
10月 気候のいい耶馬溪を過ごし、紅葉シーズン到来。農泊事業も加速。
11月 本格紅葉シーズン。1ヶ月で20人以上のお客さん。耶馬溪ツアー。
12月 やばけい未来塾の参加者がシェアハウスへ短期住人として移住。タイニーハウスでの修行開始。


一番大きかったのは、
自分らも第一期生として参加した未来塾を、今度は耶馬溪で主催できたこと。

やってよかったなって思いが8割くらいを占めてるけれど、
やばけい未来塾のすぐ後に、本家の屋久島にて第8回の未来塾に参加して、全然至らないことばかりだったなと反省することが多かった。

写真を振り返りながら見ても、不甲斐ないところばかりだし、準備が足りなかったところとか、抜けてたところがあって、気恥ずかしい限り。



それでも、第7回のやばけい未来塾の参加者の人たちが、その後何度も耶馬溪に足を運んでくれて、「未来塾参加してよかった」って言ってくれて、本当に安心した。

そして、今後は参加者の一人がシェアハウスに3ヶ月間の短期住人として移住してきてくれたり、またもう一人が来春からシェアハウスに住みたいって言ってくれたり、次回のやばけい未来塾にスタッフとして手伝いたいって言ってくれたり。

本当に感無量です。ありがとう。


コロナ禍で、少人数で開催した未来塾だったけれど、
だからこそ、対話が生まれたいい空間だったのだと思う。


これからの時代、
きっとデジタル化が進んで、人の温もりが感じにくくなったり、
コミュニティの価値が高まって、必死に自分の居場所を求めたり、
でも、どこか寂しさが拭えなかったり、
就職先だけでなく、働き方や生き方までもが選択を迫られるようになってきて、でも、資本主義の世の中で長いものに巻かれなければ生きにくかったり。

きっとすごい変革期を僕らはいま生きていて、心苦しいときもたくさんあると思う。


でも、そんな時代だからこそ、
一人一人と対話をしながら、関係性を紡いでいくことを忘れずにいたい。

耶馬溪でのシェアハウスはその基盤にする。




そして、もう一つ。

今年は11月12月と本当の意味で覚悟を背負って、
自分で「飯を食ってる」大人の人たちの仕事に触れさせてもらった。

「お金を稼ぐってそんな甘いもんじゃないよな」ってのを再認識させていただいた。学生団体をやってたり、屋久島でジビエ事業に携わったり、協力隊もなんとなく写真を撮ったり活動していて、
本当はまだまだたいした価値を生み出していないのに「まだ道半ばだから」と言い訳をしながら、やってる気になっていた。できる気になってた。


でも、本当に毎月何十万の価値を生み出して、家族を養ったり、自分の身の回りの人にも恩恵を与えられるような人たちは、全然仕事の仕方や向き合い方、考え方、ものの見方が違った。

そりゃそうだ。

大学卒業して2年目の若造と、何十年も実践を重ねてきてる大人と、
同じはずがなかった。

まだまだ全然足りない。知識も経験も、自信も努力も。
学びを止めちゃいけない。



2021年。
移住してから3年目に突入する。

2019年、2020年と積み重ねてきたものを忘れずに、
おいしいごはんとおいしいお酒を分かち合いながら、
同じ釜の飯を食う人たちのそれぞれの「ワクワクの原石」を見失わないように、学びと実践を深める一年にしたい。


きっと、人生はもっとシンプルでいい。

もっと自由な大人になろう。


2021年の目標
学びと実践を深める


2020年、どうもありがとう。
2021年、どうぞよろしく。

ともに良い年を迎えましょう。


2020年12月31日

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