Futoshi Matsuki

土地に根ざし、生きることをつくる。人や自然が 本来持っている力を 活かしあえるフィール…

Futoshi Matsuki

土地に根ざし、生きることをつくる。人や自然が 本来持っている力を 活かしあえるフィールドをつくる。これからの30年40年を生き残り、次世代に繋いでいくために、いま、生きることを考える。2023年下半期の目標は『暮らし、集うための場をつくること』|#新百姓|#耶馬溪

マガジン

  • 太の大切にしたい価値観

    緩やかに生きていくために、大切にしていきたい考え方やモノの見方を一つずつ書き溜めていく「my宝箱」のようなマガジン。

  • 太のこれから帳

    やりたいこと、試してみたいこと、こんな風にしたい、とか。いま心が感じてるこれからの「わくわく」を書きたい。

  • 僕らはどう生きるか。

    社会や時代が大きく変わっていく流れの中に、自分たちは耶馬溪でどう生きていくのか。心豊かに生きるために欠かせない要素を再確認するためのnoteたち。

  • おカネ道|心豊かに生きるための経済圏

    資本主義経済がベースとなっている現代の日本で、おカネによる支配から自由になり、心豊かに日々を生きるためにはどうしたらいいのかを考えるマガジン。お金についての問いやお金との向き合い方を自分なりに少しずつ言語化してみます。(参考図書:自然の哲学)

  • ひととせの滞在日記

    • 8本

    暮らしをつくるシェアハウスhitotoseにて、一緒に暮らしを楽しんでくれた短期住人たちの滞在日記。

記事一覧

原価率100%という贅沢

耶馬溪でやっていることを説明すると「自給自足的な暮らしだね」と言われることもある。 でも、自給自足という言葉は、ちょっと古いというか、なんだか田舎っぽいというか…

Futoshi Matsuki
6か月前
9

自然の循環、生態系システムの上に成り立つ暮らしを分かち合いたい

たしか映画「杜人」の中で出てきた言葉だったように思う。 自分自身は大学を卒業してそのまま耶馬溪に移住してきたから、ちゃんとした就活や社会人経験というのが乏しい。…

Futoshi Matsuki
7か月前
10

自分にとってのPublicは、仕事か暮らしか。

最近、車に乗っている時間が増えて、 車内でいろんなポッドキャストを聞いています。 今日は、 「働くことの人類学」のポッドキャストを聴きました。 仕事とは、 暮らし…

4

耶馬溪で未来塾をつづけるということ。

屋久島で 第1回環境系学生未来塾 に参加したのが、2017年の夏。 あれから5年半経って、耶馬溪で4回目の未来塾が始まろうとしています。 自分にとって未来塾は、自分の想い…

11

本棚の紹介|自然の哲学

自分は、何か物事を考えるにあたって、一から考えるのは苦手なようです。 なので、本や雑誌、ラジオや記事なんかを見聞きしながら、その中で思ったこと、感じたこと、考え…

54

2022年はゆっくり、丁寧に、育む一年にする。

noteを書こう、書こう、と思いながら 今年もまた、いつの間にか年末がやってきてしまった。 年の瀬の振り返り だけは続けているようで今年で4年目。 今回もまた2021年のふ…

11

2021年は学びと実践を深める一年。もっと自由な大人になろう。

耶馬溪に移住して2年目の年末。 また今年も1年を振り返ろうとnoteを開きました。 年末に一年を振り返るのも実は3年目。 2年前、移住してくる前の、大学4年生の時。 シン…

12

「親のススメ」と「自分の進路」

最近、「就活」に関する悩みを聞くことが多い。 とくに今年は、コロナによって気軽に説明会にいったり、会社訪問したりすることができなくなって、会社の雰囲気や空気感に…

10

大雨が恒例になった少し先の未来で、子どもたちはどう生きるのか。

7月6日に大雨警報で避難所が開設された。 今日、7月13日。 耶馬溪では大雨警報(土砂災害)により再び避難所が開設されている。 隣町の日田や玖珠では河川の氾濫により大…

4

自分は何者でもないと知ることから、その人らしさが始まる。

友人のnoteを読んだ。 なんだかすごく共感した文章だった。 『特別な人間なんかじゃない』 何者でもないただの自分という存在に気づいて、周りの人や環境に自分を依存さ…

19

仕事をするのは昼まで、と堅く決意する。

この考え方いいなと思ったのは、このツイートを見てから。 彼女自身も高知の山奥で田舎暮らしをしながらなんだか積極的に活動しているよう。 田舎暮らしをしていると、な…

4

ニュートラルな状態で仕事に取り組んでみる

今日はなんだかいっぱいいっぱいになった。 休日明けで久しぶりに仕事に行ったからかもしれない。 やるべきこと、やりたいこと、勉強したいことが多過ぎて、もう頭がつい…

5

好きなだけ勉強できる「大学生」という時間

最近、いろんなプロジェクトを手掛けつつあるが、たくさんあるやりたいことに反してできることが少ない。アウトプットでいろんな制作物をつくる一方で、日々勉強したいこと…

5

ローカルに暮らしながら「働く」と「お金」についてじっくり考えてみた。

「働く」とは誰かにとっての価値を生み出すこと。 と、思っている。 そんな「働く」ができたらいいなと思っている。 そして、「お金」とはその対価としてもらえるもの。 …

25

食べることは生きること。そして、食べものをつくることが働くということ。

田舎暮らしシェアハウスをはじめて、 生活コストを安く抑えながら、おいしい食卓を囲んでご飯を食べている毎日が本当に豊かだなぁと感じてる日々です。 「食べることは生…

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2020年は「コツコツ、ゆっくり、いまそのとき」の写真を撮ることにしました。

2019年12月31日。 今年もまたいつの間にか年の瀬を迎え、いつの間にか新年になりそうです。 一年前の今頃も同じように一年を振り返り、同じようにnoteを書いていたので、…

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原価率100%という贅沢

耶馬溪でやっていることを説明すると「自給自足的な暮らしだね」と言われることもある。 でも、自給自足という言葉は、ちょっと古いというか、なんだか田舎っぽいというか。また経済社会へのアンチテーゼの文脈の中で使われることが多い気がして、個人的にはあまり好きな言葉ではない。 けれど、 移住して5年目、林業を覚えたり、米作りをやってみたり、電気工事ができるようになったり、商品開発をしてみたり。やってることだけ並べてみると、確かに、自給自足とも言えるかもしれない。 自分で色々作って、

自然の循環、生態系システムの上に成り立つ暮らしを分かち合いたい

たしか映画「杜人」の中で出てきた言葉だったように思う。 自分自身は大学を卒業してそのまま耶馬溪に移住してきたから、ちゃんとした就活や社会人経験というのが乏しい。 なぜ耶馬溪で生きるという選択をしたのかは振り返り始めると色々と出てきてしまうから棚に戻しておくとして、 移住して4年、シェアハウスをしながらいろんなお客さんに来てもらい。 今年の春にシェアハウスを閉じてからも、こんな山奥まで大学時代の友人たちが遊びに来てくれたりして、自分よりもちゃんと社会人をしている人たちの話を

自分にとってのPublicは、仕事か暮らしか。

最近、車に乗っている時間が増えて、 車内でいろんなポッドキャストを聞いています。 今日は、 「働くことの人類学」のポッドキャストを聴きました。 仕事とは、 暮らしとは、 お金との向き合い方。 なんて、キーワードは何度も書いたり、話したりしてたけど、 この配信の中で出てきたパプアニューギニアの『公私』の話が面白かった。 公私。つまり、PublicとPrivate。 この価値観が、日本人と現地の人たちと逆って話だった。 日本の社会の場合は、 仕事、会社に行くこと、働くこ

耶馬溪で未来塾をつづけるということ。

屋久島で 第1回環境系学生未来塾 に参加したのが、2017年の夏。 あれから5年半経って、耶馬溪で4回目の未来塾が始まろうとしています。 自分にとって未来塾は、自分の想いを言葉にできた場所。 共に人生を語れる仲間とつながった場所。 大人も同年代も、いろんな人の人生に触れた場所。 一人ひとりが違う経験をして、それぞれの想いを持って人生を生きていることを知った場所。その人生を応援したいと思った場所。 振り返ってみると、自分の人生にとって欠かせない存在になっている未来塾を、いつ

本棚の紹介|自然の哲学

自分は、何か物事を考えるにあたって、一から考えるのは苦手なようです。 なので、本や雑誌、ラジオや記事なんかを見聞きしながら、その中で思ったこと、感じたこと、考えたことを綴り自分の考えを深めていこうと思います。 今回は、大学時代から考え続けている「資本主義社会」について。 最初から大きなテーマですが、ずっと文章にしたいと思いながら、発信するには至っていなかったテーマです。 「自然の哲学」という本を読みながら、改めていま言語化したいと思いマガジンを作成しました。 そのマガジン

2022年はゆっくり、丁寧に、育む一年にする。

noteを書こう、書こう、と思いながら 今年もまた、いつの間にか年末がやってきてしまった。 年の瀬の振り返り だけは続けているようで今年で4年目。 今回もまた2021年のふりかえりと、2022年の目標を考えてみる。 1年間のできごとメモ まずは、今年一年のできごとの振り返り。 1月 やばけい未来塾に参加してくれた2人が短期住民としてシェアハウスに滞在。このときは農泊関連の仕事で忙しかったみたい。 2月 簿記3級の勉強をして、月末に資格を取った。この月は福岡県宮若市の百家

2021年は学びと実践を深める一年。もっと自由な大人になろう。

耶馬溪に移住して2年目の年末。 また今年も1年を振り返ろうとnoteを開きました。 年末に一年を振り返るのも実は3年目。 2年前、移住してくる前の、大学4年生の時。 シンプルに生きることを目標に立てました。 うまい飯食って生きていたいし、うまい酒を飲んで生きたい。 そのために、身体動かして、農作業して、暖かいお風呂に入って、 それを一緒にいる人たちと共有できたら、これほど幸せなことはない。 きっと人生はそのくらいシンプルでいい。 去年の年末、耶馬溪という地域に足をつけ

「親のススメ」と「自分の進路」

最近、「就活」に関する悩みを聞くことが多い。 とくに今年は、コロナによって気軽に説明会にいったり、会社訪問したりすることができなくなって、会社の雰囲気や空気感に触れることができないまま、それでもネットから情報をかき集めて人生の進路を選択しなければいけない。 ようやく見つけてきて、いいかなと思った選択肢も、価値観の違いなのか世代間のギャップなのか、一番身近な親に怪訝な顔をされてしまう。 今回は、そんな親のススメと、自分の進路について思ったことや考えたことが溢れてきて、not

大雨が恒例になった少し先の未来で、子どもたちはどう生きるのか。

7月6日に大雨警報で避難所が開設された。 今日、7月13日。 耶馬溪では大雨警報(土砂災害)により再び避難所が開設されている。 隣町の日田や玖珠では河川の氾濫により大きな被害が出ているらしい。 驚くべきはこれが台風ではなく、梅雨前線によるものだということ。「何十年に一度の大雨」という言葉を最近は頻繁に聞くようになった。 これから先、ますます異常気象が激しくなってくるかもしれない。 きっと、そう感じている人は多いと思う。 少し先の未来で、梅雨による大雨が毎年恒例になって

自分は何者でもないと知ることから、その人らしさが始まる。

友人のnoteを読んだ。 なんだかすごく共感した文章だった。 『特別な人間なんかじゃない』 何者でもないただの自分という存在に気づいて、周りの人や環境に自分を依存させて、なんだか人よりいろいろ知っている気になっている。 ネットを通していろんな情報やノウハウに触れられて、それをなんだか知っている風に、なんでもできる気になっている。 すごいねと言われるその言葉に、謙遜しながらも、自らそんな言葉を求めにいっている。おれは人とは違うんだと、いろんなビジョンを持っていて、こんな

仕事をするのは昼まで、と堅く決意する。

この考え方いいなと思ったのは、このツイートを見てから。 彼女自身も高知の山奥で田舎暮らしをしながらなんだか積極的に活動しているよう。 田舎暮らしをしていると、なんともやることはいっぱいあるし、まだまだスキルの少ない自分は勉強したいこともたくさん。 一方で仕事もどんどんやって、お金も稼いで、もっともっとやりたいことを実現できるような環境を整えていきたい。 そんなことを言っているともう本当に時間がない。 いろいろ手を出してしまうとどれも中途半端になってしまって、 自分の

ニュートラルな状態で仕事に取り組んでみる

今日はなんだかいっぱいいっぱいになった。 休日明けで久しぶりに仕事に行ったからかもしれない。 やるべきこと、やりたいこと、勉強したいことが多過ぎて、もう頭がついていけなくなった。 とりあえず家に帰ってきて、読んだのが鳥井さんのブログ。 今の自分に必要な要素だし、なんだか染みた。今出会えてよかった文章だった。 自分を持って仕事がしたいと思っていた。 やりたいことも実現させたいビジョンもたくさんあるから、そのためにこれもやらなきゃ、あれもやらなきゃと自分で必要以上に疲れ

好きなだけ勉強できる「大学生」という時間

最近、いろんなプロジェクトを手掛けつつあるが、たくさんあるやりたいことに反してできることが少ない。アウトプットでいろんな制作物をつくる一方で、日々勉強したいことが増える日々です。 今勉強したいことは ・動画編集 ・ウェブ制作 ・ファシリテーション ・NVC 「もう一度大学生に戻って勉強したい」の意味がわかった大学のころ、何人かの社会人の人たちが言っていた言葉の意味が、最近になって理解できるようになってきた。 「もう一度大学生になって勉強したい」 ここでいうのは専門知識

ローカルに暮らしながら「働く」と「お金」についてじっくり考えてみた。

「働く」とは誰かにとっての価値を生み出すこと。 と、思っている。 そんな「働く」ができたらいいなと思っている。 そして、「お金」とはその対価としてもらえるもの。 ここでいう「お金」とは、金融資本のそれではなく、 物々交換のツールとしての実体経済の「お金」のこと。 同じものでも、その誰かにとって珍しかったり、ニーズに合ってたりするとより多くの「お金」と交換できる。 給料も、会社に対して時間と労働力を提供する代わりに、対価としてもらえるお金。会社はその労働力を活かしてより

食べることは生きること。そして、食べものをつくることが働くということ。

田舎暮らしシェアハウスをはじめて、 生活コストを安く抑えながら、おいしい食卓を囲んでご飯を食べている毎日が本当に豊かだなぁと感じてる日々です。 「食べることは生きること」 リトルフォレストの映画や農/食界隈のコミュニティの中でよく耳にする言葉。 季節を感じながら体を動かして、エネルギーを消費して、疲れて、温泉入って、1日の締め括りに、命をいただいて、食べる。 食べることは生きることそのものだと思う。 そして、最近それに加えて思うのは、 食べものをつくることが、本来の働く

2020年は「コツコツ、ゆっくり、いまそのとき」の写真を撮ることにしました。

2019年12月31日。 今年もまたいつの間にか年の瀬を迎え、いつの間にか新年になりそうです。 一年前の今頃も同じように一年を振り返り、同じようにnoteを書いていたので、今年もまたゆっくり振り返ってみようかなと思います。 1月 ギリギリで卒論を書き、卒業単位数を取得。 2月 愛媛で田舎フリーランス養成講座を受ける。 3月 耶馬溪に移住し、家の片付けの毎日と第4回未来塾のスタッフとして屋久島へ。 4月 地域おこし協力隊としての仕事始め。10連休のGWに向けて準備。 5月