子どもの9割が発達に特性 鈴蘭学園がしている「配慮」
神奈川県相模原市にあるフリースクール鈴蘭学園理事長・中村鳴美さんにお話をうかがった。通う子どもの9割が発達に特性を持っていると語る中村さんは、こうした子どもたちがすごしやすくなるよう、ある工夫をされているという。(連載「不登校その後の居場所」第4回/企画執筆・茂手木涼岳)※写真はフリースクール鈴蘭学園のようす
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〇団体の概要・理念
鈴蘭学園は相模原市にあるフリースクールです。今年で設立15周年を迎えました。通ってくるのは小学生から20歳くらいの子どもたち。この場所が子どもの心のよりどころになればいいなと思いながら、日々活動しています。
鈴蘭学園の特徴は、子どもたちや保護者のために、たくさんの活動をしていることだと思います。フリースクール(生徒数11名)のほかにも、不登校の子だけの「放課後等デイサービス」(生徒数26名)、親御さん向けのカウンセリング、個別学習、訪問支援、医療とのつながりなど、立ち上げから15年かけてすこしずつ事業を育ててきました。今では小規模ながらも教育・福祉・心理・医療をひとまとめでケアできる、総合的な居場所になることができたと思っています。
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