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「学校をやめる」と選択した親子の6年間の道のり

 小学1年生の6月ごろから学校を休みがちになったある家族は、1つの決断をします。それは「学校をやめます」というもの。全国に300カ所以上あると言われている「プレーパーク」の子どもを行かせながらホームエデュケーション(家を中心とした子どもの学びの実践)を続けてきた天棚シノコさん。天棚さん家族が歩んだ6年間の軌跡を追った1冊をご紹介します。

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『学校が合わなかったので、小学校の6年間プレーパークに通ってみました』
天棚シノコ 著/1980円(税込)
太郎次郎エディタス(03-3815-0605)

 今回ご紹介するのは、小学1年生の秋に不登校になった娘と、その両親が歩んだ6年間を追った1冊です。著者で母親の天棚シノコさんが見てきた娘の成長が学年ごとにまとめられています。また、夫との話し合いで大事にしたことや学校や親戚との付き合いなどで苦労したエピソードなども軽妙に書かれていて読みやすいと感じます。

 小学1年生の6月ごろから学校を休みがちになり、今後どうするか、天棚さんは夫との地道な対話を数カ月くり返したと言います。

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