見出し画像

不登校で数カ月外に出られず 転機はカメラとの出会い

 本紙で写真撮影をお願いしている、写真家の矢部朱希子さん。じつは不登校経験者なんです。高校1年生のころにカメラと出会ったことが、写真家を志すきっかけになったという矢部さん。当時の出来事や、写真家になるまでの道のりなどを執筆していただきました(※写真はイメージです)。

* * *

 初めまして。写真を撮っている矢部朱希子と申します。ときどき、『不登校新聞』のインタビュー記事で撮影をさせていただいています。たぶん、自分が不登校だったとはっきり話すのは、これが初めてではないでしょうか。社会に出て、不登校は好意的にはとられないという実感を持ち、自分を守るためにも信頼できる人以外には話さないでおこうと思っていました。

 それから時がたって『不登校新聞』の石井さんに出会う機会があり、『不登校新聞』で写真を撮影させていただくことなりました。撮影の依頼を受けたとき、「結局ここに戻ってくるんだな」「それならばこれが自分の仕事なのかもしれない」と覚悟のような思いを持ちました。

 私が写真を撮るきっかけ。それは私自身の不登校ともつながっています。

続きをみるには

残り 2,070字 / 1画像

日本で唯一の不登校専門紙です。月2回、計20本程度の記事を配信します。

『不登校新聞』note版

¥835 / 月 初月無料

日本で唯一の不登校専門紙です。創刊前年の夏休み明け前後に発生した中学生の自殺等をきっかけに、「学校に行くか死ぬかしないという状況を変えたい…

こちらのマガジンを購読すると、月2回不登校に関するインタビューやコラム、最新ニュースなどを読むことができます。

『不登校新聞』note版

¥900 / 月 初月無料

日本で唯一の不登校専門紙です。創刊前年の夏休み明け前後に発生した中学生の自殺等をきっかけに、「学校に行くか死ぬかしないという状況を変えたい…