不登校新聞

1998年に日本で初めて創刊された不登校の専門紙。 創刊前年の夏休み明け前後に発生した…

不登校新聞

1998年に日本で初めて創刊された不登校の専門紙。 創刊前年の夏休み明け前後に発生した中学生の自殺等をきっかけに、「学校に行くか死ぬかしないという状況を変えたい」との思いから創刊しました。 ミッションは「学校で苦しむ子どもが安心して生きていける社会の創造」。

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  • 【ゲスト:石井志昂】くすくす子育てママトーク〜不…
  • 夏休み明け、子どもたちのSOSに気づいて!
  • 不登校新聞・石井志昂編集長、紹介インタビュー
  • 「進路についてどう考えていましたか?」不登校経験…

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創刊あいさつ/なぜ不登校の親には情報が必要なのか

 みなさま、はじめまして。『不登校新聞』代表の石井志昂です。『不登校新聞』note版をご覧いただき、ありがとうございます。  自己紹介をしますと『不登校新聞』は、1998年に創刊した日本で唯一の不登校に関する専門紙です。いきなり、つらい話になるので恐縮ですが、『不登校新聞』が生まれたのは、夏休み明け直前に子どもの自殺が多いことがきっかけの一つでした。夏休み明けの自殺というのは「明日、学校へ行くぐらいなら死んでしまいたい」と思い、追い詰められての結果だと思っています。「学校か

    • 『不登校新聞』5月1日号のお知らせ

      『不登校新聞5月1日号』を発行しました。とくにおススメの記事を以下に紹介します。それ以外の記事には、記事内のリンク「#不登校新聞625号」からたどっていただくと読みやすいです。 【今号のおすすめ】

      • 「学校から逃げて、よけて、隠れて」実業家・澤円さんが語る不登校からの人生戦略の練り方【全文公開】

         「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタントなどを幅広く手掛け、働く人のメンターとして活躍する澤円(さわ・まどか)さんはそう語ります。「学校なんか大きらいだった」という澤さんに、社会の変化や不登校について、また刹那的に生きることの強みについて、不登校の子どもを持つ親がお話をうかがいました。(※写真は澤円さん) * * * ――澤さんはどんな子どもだったのでしょうか。  小さいころの僕は、ムダに頭がよくて口が立つ、大人からすれば扱いづら

        • 「親子関係は?元気になったきっかけは?」3人の経験者が語る私の不登校とその後

           2024年1月28日、東京都西東京市にて開催されたシンポジウム「経験者が語る 私の不登校とその後」(主催・ひばりが丘公民館/不登校情報ネットワークハートラインにしとうきょう)の講演抄録を掲載する。不登校経験者のさゆりさん、古川寛太さん(ともに23歳)、太田貴也さん(24歳)と本紙スタッフ・茂手木が登壇し、それぞれの不登校経験や来場者からの質問に答えた。 * * * 茂手木りょうが(以下、茂手木)本日の司会を務めます、茂手木です。さっそくですが、それぞれの不登校の経験につ

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        • 「学校から逃げて、よけて、隠れて」実業家・澤円さんが語る不登校からの人生戦略の練り方【全文公開】

        • 「親子関係は?元気になったきっかけは?」3人の経験者が語る私の不登校とその後

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        • 『不登校新聞』note版
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        記事

          「今からでも間に合います」不登校でも取れる「高卒認定試験」について解説

           中学・高校に通わずとも、専門学校や大学に進学できる。そのための手段が「高認」です。年に2回、文科省が実施する試験で、既定の科目すべてに合格すると、専門学校や大学などの進学はもちろん、就職の際にも活用することができる資格が得られます。ただし、今年度より受験科目が変更となるなど、いくつかの注意点もあります。今年度の第1回の試験の応募締めきりは5月7日(消印有効)。いまからでも間に合う「高認」について、解説します。 * * *  「高等学校卒業程度認定試験」(以下、高認)とい

          「今からでも間に合います」不登校でも取れる「高卒認定試験」について解説

          「ぼく…もう死にたい」小3の息子の不登校に向き合った元不登校のシングルマザーが語る戦いの物語

           シングルマザーの最上うみみさんの息子はある日、不登校になります。最上さん自身、過去に不登校経験があり、親子で不登校を経験することになりました。虐待を疑う学校とのやりとり、相談先で傷ついた経験、信頼して相談できる人との出会い、そして息子が再登校を宣言する日。親子で不登校し、悩み、闘い抜いた日々を描いたコミックエッセイを紹介します。 * * *  「お母さんぼく…もう死にたい」。シングルマザーの最上うみみさんはある日、小学3年生の息子からそう告げられます。その後、不登校にな

          「ぼく…もう死にたい」小3の息子の不登校に向き合った元不登校のシングルマザーが語る戦いの物語

          高1で不登校した僕が目をそらすように読書に没頭した理由(全文公開)

           「何か」から目をそらすように、読書に没頭したという古川寛太さん。高1で不登校となった古川さんにとって、本を読むことにはどのような意味があったのか。当時をふり返ってもらいました。(連載「前略、トンネルの底から 第7回」/写真は古川寛太さん) * * *  小さいころから本を読むことが好きだった。というか、それくらいしかすることがなかった。  前回書いたが、何かから目を逸らすように俺は物語の世界に没頭していた。挿絵のすくない本にはじめて手を伸ばしたのが、小学校2年生のころ

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          「不登校の子が心の扉を閉ざす理由は」フリースクール代表が語る子どもの感情の寄り添い方

           「見学にやってくる子のなかには小一時間、無表情のまますごす子もすくなくない」と、フリースクールを運営する土橋優平さんは語ります。子どもが心の扉を閉ざしてしまう理由、そして、幸せになるために子どもの情緒をめぐり、大人はどう味方してあげればよいのか、土橋さんが解説します。(連載「出張版 お母さんのほけんしつ 第37回」)(写真は土橋優平さん) * * *  先日、外国におすまいの方の話を聞くことがありました。その方は「私たちの国では、子どもは2本の足で立つと言われています。

          「不登校の子が心の扉を閉ざす理由は」フリースクール代表が語る子どもの感情の寄り添い方

          「発達障害の子どもの進路を考えるために」親子で知っておきたい3つのこと

           発達障害児支援などに従事してきた伊藤かおりさんは、「おもに発達障害を持つ子どものために、親が知っておいたほうがよいことがある」と言います。14年間の支援経験から得られた知見を書いていただきました。(写真は伊藤かおりさん) * * *  今回は、私が発達障害のある子どもや成人の方と関わってきた経験から、将来、社会に出ることを見据えたうえで、「幼児期、学童期にやっておくとよい、とても大切なこと」について述べたいと思います。 ◆相談することに慣れておく  これは心理師(士

          「発達障害の子どもの進路を考えるために」親子で知っておきたい3つのこと

          福岡県福津市にて講演会「不登校・ひきこもりの親が幸せな理由」開催へ

           6月2日、福岡県福津市にて講演会「不登校・ひきこもりの親が幸せな理由」が開催される。主催は「不登校から育ちを考えるひなぎくの会」。  生きづらさを抱える人たちが地域のなかでともに幸せに生きることをテーマに、ピアニストとリコーダー奏者による音楽ユニット「星のフェンネル」の演奏のほか、後藤誠子さんによる講演会が行なわれる。講師の後藤誠子さんは、次男の不登校・ひきこもりを経験した母として自身の学びを共有するため、岩手県で当事者を地域で支える「笑いのたねプロジェクト」を立ち上げた

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          不登校の子どもの居場所・フリースクール情報

          岩手県宮古市 フリースクール花鶏学苑  勉強についていけない、同級生と話が合わない、大勢で行動することや集団が苦手、イジメやいやがらせを受けている、日々が楽しくない、目標が持てないなど、いろいろな理由や事情を抱え、学校や社会生活、家庭環境になじめず、自分の存在価値や居場所が見いだせずにいる子どもたちが多くいます。花鶏学苑は、そうした子どもたちが、自己価値を創造し、他者(友だち)を想いやり、明るく未来へ向かうことができるようサポートします。(白間) 住所:岩手県宮古市神田沢町

          不登校の子どもの居場所・フリースクール情報

          編集後記

           今年は桜の開花が遅かったこともあり、家の近所の公園を散歩するなど、例年よりお花見を楽しめた。ところが、桜で有名な川沿いを歩いているときに、あることに気がついた。たこ焼き、水あめなどの露店の値段がやけに高くないか、と。

          『不登校新聞』のおすすめ

          『不登校新聞』をご購読くださりありがとうございます。『不登校新聞』に掲載した広告を紹介します。  『不登校新聞』では、広告先の団体や学校を調査したうえで、代表理事の私が面談を行ない、不登校の人や親にとって有益だと思えた場合のみ広告を掲載しています。つまり以下で紹介する広告は『不登校新聞』のおすすめの団体です。  ぜひご活用いただき、感想やご意見をいただけますと幸いです。 NPO法人全国不登校新聞社 代表理事・石井志昂

          『不登校新聞』のおすすめ

          『不登校新聞』4月15日号のお知らせ

          『不登校新聞4月15日号』を発行しました。とくにおススメの記事を以下に紹介します。それ以外の記事には、記事内のリンク「#不登校新聞624号」からたどっていただくと読みやすいです。 【今号のおすすめ】

          『不登校新聞』4月15日号のお知らせ

          「他人を気にする時間はもったいない」SNS総フォロワー数160万人超えのひかりんちょさんが今つらい若者に伝えたいこと

           タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩みに向き合ってきたひかりんちょさん。「他人の目よりも、自分自身を大事にしよう」と伝え続ける姿勢は、若者から大きな支持を集めています。そんなひかりんちょさんは、中学時代、不登校を経 験しました。ご自身の体験や、今ふり返って思うことなどを、等身大の言葉で語っていただきました。(写真はひかりんちょさん) * * * ――ひかりんちょさんのもとには10代の若者からたくさんの相談が寄せられていますね。相談

          「他人を気にする時間はもったいない」SNS総フォロワー数160万人超えのひかりんちょさんが今つらい若者に伝えたいこと

          「フリースクール選びのコツは?」フリースクール代表者が語るフリースクール選びでもっとも大切にすべきこと

           「フリースクールを探すとき、どんなことに気をつけて選べばよいの?」と悩まれている親御さんはすくなくありません。フリースクールを運営する土橋優平さんに、フリースクール選びのコツをうかがいました(出張版お母さんのほけんしつ第36回)。(写真は土橋優平さん) * * * 「フリースクールを選ぶときにはどのようなポイントがありますか」という相談を受けることがあります。子どもが不登校になると、外出の頻度が減ったり、家族以外の人間との交流がすくなくなったりするなかで「何に気をつけて

          「フリースクール選びのコツは?」フリースクール代表者が語るフリースクール選びでもっとも大切にすべきこと