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Vol.4 1つの「報・連・相」から繋がる大きな責任

新卒の葛藤を応援するメディア『HinT』。第4弾は、杉山さんにインタビューをしました。

杉山さんは外国語学部出身で、学生時代は韓国留学やスピーチコンテスト参加など韓国語に明け暮れた学生生活を送っていました。

そんな杉山さんは現在港湾関係のお仕事をしており、港に離着岸する船をサポートする「タグボート」の手配をメインに行っているとのことです。

-新卒として働き始めてみて、現在感じている葛藤を教えてください -

杉山:

「報・連・相」の判断を1つでも誤ることで、港に離着岸する船を円滑に回せなくなることへの責任・プレッシャーを感じていることが現在の葛藤です。

実際の船の離着岸にあたって、タグボートの支援を必要とする船があります。その際の必要なタグボートの隻数を各所へ迅速に連絡することが港を円滑に回すことに必要不可欠であり、ここを欠かしてしまうと大きなトラブルに繋がってしまいます。

-葛藤の原因である「報・連・相」の不足による仕事への影響に関して、具体的に葛藤を感じた場面があれば教えてください -

杉山:

実はつい先日起こってしまったことなのですが、クルーズ船の到着を1時間遅らせてしまったんです。

通常時と同様に各所へ連絡は行っていたのですが、今回の場合、さらに連絡を届けるべきところがありました。それによってタグボートの必要隻数が足らずに、クルーズ船の到着が遅れ、乗客の方にもご迷惑おかけしてしまいました。

タグボートの手配を依頼する代理店から「タグボート2隻」と受けてタグボートの担当へ連絡すると「1隻で大丈夫」とのことで話が進みました。代理店との意見が相違しましたが、代理店から折り返しの要望はなかった為そのまま1隻で対応となりました。

翌日にタグボートを依頼する代理店から「昨日、タグボートの隻数が足らなかったことを連絡してくれなかったんですか」と電話があり折り返しの連絡が別途必要でした。

-ありがとうございます。葛藤が生じている原因って何でしょう?ご自身の経験や性格を踏まえて教えてください -

杉山:

私の勤めている曳船部は「イレギュラーな対応」が多いことが特徴です。そしてイレギュラーに対応できていないと感じる理由として、「仕事のフロー」をきちんと把握できていなかったところにあります。

タグボート一つの手配にあたって、自分はどこの部分を担っているのか次のフローはどこを辿れば良いのか、今回仕組みが理解できていなかったからこそトラブルに繋がってしまいました。

そして、そんなわからないことを「質問する」ことができていませんでした。特に社外へのお電話でお話しすることに苦手を感じており、相手の様子が目に見えて伺えないためどこか相手の反応に不安を抱いてしまいます。

ここを改善していないと今後も同じようなトラブルに繋がりかねないと思っています。

-なるほど、ありがとうございます。 最後になりますが、現在の葛藤に対して今後はどう向き合っていこうと思っていますか?また今後に向けて一言お願いします -

杉山:

私の部署は社内外のやりとりが多いため「報・連・相」が何よりも大切です。「報・連・相」のミス1つで今回のようなトラブルが避けられたかもしれません。

新卒ということで、日々わからないことや心配なことが出てきます。その際には社内の先輩や時にはやりとりをしている相手先に電話で質問して迅速な対応をとっています。

現在は1人立ちして仕事をしているため、より一層責任感と気を引き締めて仕事をしていきます!

杉山さん、ありがとうございます。

今回のインタビューを通して、杉山さんの過去の失敗から学びを経て同じことを起こさぬように常に強い責任感を持って日々の業務にあたっている姿勢にとても感銘を受けました。

杉山さんの葛藤から未来に向かって奮闘する姿に尊敬とこれからのご活躍が楽しみです。

今後の杉山さんの活動を心より応援しています!

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