伏見憲明

1963年生まれ。作家 / ゲイバー" A Day In The Life" 経営。
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伏見憲明のプロフィール

作家。ゲイバー経営。 「1991年に『プライベート・ゲイ・ライフ』にてゲイであることをカミングアウトし、90年代のゲイ・ムーブメントに大きな影響を与える。以後同性愛…

カブール陥落の日に考えたい多様性(再掲・無料公開)

伏見憲明の書評 飯山陽著『イスラム2.0』(河出新書) 私たちが積み上げてきた「性の多様性」や「性の自己決定」の思想は、砂上の楼閣なのではないか、と思えてならない昨…

人は仮面をつけることによってむしろ、自分に正直になれる。旧世代ならではの自意識の屈折を見事に書き尽くした告白本。

● 長谷川博史『熊夫人の告白』(ポット出版) 『熊夫人の告白』は、あるHIV感染者の自叙伝である。著者は40代のゲイで、HIVの活動家として著名な人物。「熊夫人」とは、…

問題提起はその通りなのに、フェミニズムがイマイチ支持されない理由。今も昔も変わらない。

● 斎藤美奈子『モダンガール論 (文春文庫)』 フェミニズムが心をそそらないのはなぜか。これだけたくさんの関連書が書店に出回り、学会の論客がメディアで舌鋒鋭く女性差…

思考する者はとりあえず、いまある社会的条件を否定することから出発することになる。が、

● 落合恵美子『21世紀家族へ―家族の戦後体制の見かた・超えかた (有斐閣選書)』 人が問題意識を抱く契機には、幸福よりも不幸が作用するものだ。なんで自分はこんなに幸…

連綿と続く血の時間軸に自分をどう位置づけ、想いを誰に託していくのか

● 石原慎太郎『子供あっての親―息子たちと私 (幻冬舎文庫)』(幻冬舎) 私の散歩のコースにはグラウンドがあって、日曜日にはよく小学生のサッカーチームが練習や試合を…