キーワードは"成長"、入社2年目の仲良しコンビに"FURUNOで働くこと"を聞いてみました。
古野電気の経営理念の中には「会社存立の原点は社会の役に立つことである」という文言があります。それは企業の役割は"新しい価値を生み出すことにより、社会の役に立つこと"と考えているためです。
新しい価値を生み出すためには研究開発に携わるエンジニアの活躍が不可欠です。
FURUNOは技術の会社、メーカーとしての誇りと経験がこの言葉に詰まっているような気がします。
今日はそんなFURUNOのエンジニアリングに飛び込んだ2名の2年目社員にインタビューをしてみました。
FURUNOで働くということをどのように捉え、感じて日々業務に取り組んでいるのかお聞きしています。
仲良しコンビ、和気藹々としたインタビュー
今回インタビューの場所に選んだのはFURUNOの研究開発棟「SOUTH WING」、昨年度竣工されたばかりのフレッシュな施設です。
少し緊張した面持ちのお二人にロビー兼座談フロアにお越しいただきました。FURUNOで働いて一年半ほどのお二人、仕事とはどのように向き合っているのでしょうか。
宮澤さん「私は基盤課のソフトウェアグループに所属しています。基盤課はまさにFURUNOの舶用機器製品の基盤を支えている部署で、共通ソフトウェアやアプリケーションを開発しています。私はレーダーや魚探などを動かすためのソフトウェアライブラリの改良業務に携わっています。」
野間さん「私はシステムソリューションビジネスユニットに所属していて、気象レーダーのソフトウェアを担当しています。今はデータを取り扱うところが中心ですね。データコンバータそのものやデータ転送/コンバートのGUIを作ったり、最近はFPGAを触ったりもしています。」
お二人ともソフトウェア担当ということで難しそうな横文字が並びます。
宮澤さんは大学時代からもソフトウェアには触れていたそうですが、野間さんはなんとFURUNOに入社してからだそう。最初は苦労も多かったそうですが、"勉強を重ねて少しずつできるようになっていくのが楽しい"とやりがいを滲ませます。
昔からエンジニアリングには興味があったのかもお聞きしました。
野間さん「私は昔からぼんやりとモノづくりに携わりたいと思っていました。そう思って理系の進路に進みましたし、その方が裾が広がるかなと考えています。大学の時は放射線関係の研究、FURUNO入社後はソフトウェアなのでいろんな経験をしているなと思います。」
宮澤さん「わたしは高校の進路選択のときに悩んでいたんですが先生から"理系の方がくいっぱぐれが少ないよ"って言われたので理系にしました(笑)
元々魚が好きだったので生物学にするか、魚を調査するような水中ロボットを作るかで考えて工学部を選びました。最近は魚への興味が少し薄れているので、この進路で良かったかも知れません(笑)」
お二人は同期でかつプライベートでも遊ぶこともあるそう。お互いに登山が趣味ということもあり、週末には2人で六甲山を登りそのまま有馬温泉に行ったのだとか。その時買った同じシリーズのブローチを名札につけていて、仲の良さが感じられます。
気になる"FURUNOで働くこと"の満足度は?
最初は緊張していたお二人ですが、お話しを伺ううちにほぐれてきたのか、マイル君のおかげか、どのような質問でも最後は笑い声で終わる、そんな和やかな雰囲気でインタビューは続きます。
少し思い切ってFURUNOの良いところってどういうところですか?と聞いてみました。
宮澤さん「入社する前にホワイトという評判を聞いていましたが、人間関係のストレスも残業のストレスもないので嬉しいですね。」
野間さん「そうですね。私もみなさんに優しくしてもらっていて、例えば質問とかをしに行っても嫌な顔ひとつせずに丁寧に教えてもらえるので感謝しています。
あと福利厚生的なことでいえば、育休や出産関連の仕組みがいろいろあるんですが、『こういう情報を会社側から積極的に紹介してくれるのがいいよね〜』と先輩の女性社員の方とお話しすることもあります。
まだまだ知らないことが多いので、会社からの情報発信はありがたいですね。」
FURUNOでは育休制度の積極活用を推進しており、産前休業は7週間、産後休業は8週間取得が可能です。また育児期間中も短時間勤務を選択したり、フレックスタイム勤務制度を利用することで、お子様の送り迎えなどに対応できる制度としています。
他にもFURUNOの福利厚生にはカフェテリアプランというものがあり、一定の補助額の中で社員自身が一人一人のニーズに応じて、自己啓発やレクリエーションを選んで受けることができます。例えばお子様の保育料、ベビーシッター料、託児料、学校の授業料などにも利用可能です。
ちなみにお二人は旅行の補助として今期は利用されたとのこと。
宮澤さん「私の課はエンジニアとしては女性は私1人だけですが、事務を担当してくださっている女性社員さんが気にかけてくださって、いろんな部署の女性社員を紹介して繋いでくれています。すごく助かっています。課の雰囲気が良くて居心地がいいので毎日充実しているなと感じています。」
妹のような、または母のような目線で先輩から見守ってもらっていますと嬉しそうな笑顔が印象的でした。
「成長」、「光る個性」、目指すはエンジニアの高み
今回インタビューをしていて感じていたことはお二人とも仕事に対する熱意、モチベーションが非常に高いということでした。
お二人とも"もっと成長したい!"と口を揃えて言います。
宮澤さん「先輩方のサポートにしっかり応えたいなと思います。指導員の方からも『こういう技術やスキルが必要だよ』と先々のことも考えて仕事を設定していってくださっていてありがたいです。長くエンジニアとして活躍したいと思っているのでひとつひとつ覚えていき、技術力と体力をしっかり身につけていきたいです!」
野間さん「私はFURUNOに内定をもらってから一応ソフトウェアをかじっておこうと勉強していたんですけど、社会人になってからはもっとすごいスピードで日々勉強することがあるので、しっかりついていきたいですね。
私の課は皆さん個性が光っていて、だけどバラバラにならずみんなで協力して仕事に取り組んでおられるなと感じています。本当にそれが素敵だなと思うので、メンバーの1人としてチームの中で光っていきたいですね。」
最後にこれまでの仕事で嬉しかったこと、やりがいを感じたことを教えてくれました。
宮澤さん「私は海外のお客さんの問い合わせ対応を解決できたことがこの1年で印象に残っていますね。自分でソフトウェアを改善してクリアできたことも嬉しかったですし、国際部門の営業さん経由でお客さんの感謝のメッセージをお聞きしたこともとても嬉しかったです。」
野間さん「私も自分の作ったソフトウェアで製品が改良されて、『より製品が強く訴求しできるようになるよ』と営業さんに言ってもらえたことが嬉しかったですね。会社に貢献できたと感じることができて達成感がありました。」
いつかは新製品の開発に携わりたいと前向きに話すお二人、
もしかしたら2人で協力して新しい価値を生み出すときが来るかも知れない、なんて未来もあるかもと思うとワクワクしますね。
これからも切磋琢磨してエンジニアの高みを目指して一歩一歩進んでいって欲しいと思います。
取材 渋谷 悠
執筆 高津 みなと