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果物から採用、自分に限界を持たず自由な働き方。 | 人材採用の杉原さん

こんにちは! 日本フリーランス・複業協会 のフリ子です!
今回取材にご協力いただいたのは、杉原さん。10年間勤めたリクルートを卒業後、マッキンゼーなどの外資の戦略コンサルティングファームにご入社される方、またはそこからご卒業される方の転職支援を経て、現在はクライアントの転職支援サービスをされています。

コンサルティングファームとは?
事業戦略やシステム構築など企業の抱える営業課題を解決までに導く企業のこと


【働き方】
人材サービス企業の正社員
仕事にやりがいを感じる中で、余命半年の父に会うために東京と実家の広島を行き来する生活。果物屋を営んでいた父の働きぶりや、どのように果物を仕入れていたかを学ぶ。

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フリーランスとして採用のお仕事スタート
東京に戻り、果物の事業を始め、幅広い企業からお歳暮やお中元として選んでもらうように。またそれをきっかけに採用の仕事も広がる。

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自分に限界を持たず、自由な働き方へ
クライアントの転職支援を軸に、組織に縛られない自由な働き方に!

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1. フリーランスとして働くようになったきっかけ


実は意思を持って独立しよう!と思ったのではありません。6年前、ものすごく元気だった父の突然の余命宣告を受け、毎週末を広島の実家で過ごすようになったことがきっかけです。

当時既に引退をしていたのですが、果物屋を営んでいた父から仕事の話を改めて聞いているうちに、父が誇りを持って商売したいた「くだもの」に携わっていたいなという思いがめばえてきたんです。瀬戸内にはこんなに美味しい果物がたくさんあるのに、東京ではまだあまり知られていないものもある。美味しいものをたくさんの人に食べてもらいたい。純粋にそう思いました。

私は当時転職したばかりで、まだ自身の仕事もうまく立ち上がっていない頃で、こちらは一旦整理したい思いもあり、思い切って会社を辞める事にしました。

元々、リクルートの人材紹介業に携わっており、より専門を磨こうと神戸から東京へ上京。東京では、マッキンゼーなど戦略ファーム出身の方に特化した転職エージェントで、コンサルタントをしていました。そこには、ビジネス雑誌でしか見たことがないような方々と日々対峙する日常が繰り広げられ、まさに東京でしか経験のできない、最先端のマーケットで刺激的な毎日を味わわせて頂きましたが、自分の知識不足も痛感し、必死で仕事をしていたように思います。

2. 果物と採用の二足のわらじで

フリーランスになって1年目はリクルートの東京駅前のサウスビルを歩いていれば声をかけてもらうような感じで、業務委託の仕事をどんどんいただくようになりました。行けば行くだけ仕事をもらえるので、断らないスタンスで、人生で一番業務委託の仕事をしていたと思います。また果物の事業では、食品関係や建設業の方など幅広い業界の方から、おいしいとお声をいただき、お中元やお歳暮などの贈り物に選んでいただけるようになりました。うれしいことに、果物を取り寄せてくれたお客さんから「人材の仕事をしているならうちの採用も手伝ってよ!」と採用支援の依頼をいただくこともありました。

やはり私が一番バリューを出せるのは採用支援の分野ですが、自分の仕事はこれですと決めたくないですね。自分に限界を持たないで、働き方を限定せず、組織に縛られずに自由にいたい。突拍子もない果物から採用まで、できることはなんでもしたいと思っています。

私が関わっている仕事は、全て人から始まっています。これをやったのでおしまいということはありません。向き合えば合うほど、深く向き合えてしまう。それを、成果物がこれなのでこれ提出して終わりですではなく、一期一会だとしてもエネルギーをセーブせず、向かい合っている人と真剣に向き合うようにしています。私は転職支援の免許は持っていないので、紹介業を直接できませんが、例えば知り合いの社長さんから「息子が仕事のことで悩んでいるんだけど話を聞いてみてもらえない?」とお声が掛かれば、話を聞くことならできるし、色んな会社をみてきているので何らかのアドバイスはできます。お金をもらっているもらっていないは関係なく、指摘点もズバッと言うくらい真剣に向き合うようにしています。


3. 皆さんへアドバイス


フリーランスという働き方は、人により向き不向きがあります。私もリクルートで働いていた時は待遇もいいし、守ってもらっている環境だと感じていました。

反対に、フリーランスは全部自分の責任。それがストレスになる時もありますが、良くも悪くも自分が決めていかなければなりません。決断することがストレスなら合わないかもしれませんが、自分で決められる楽しさ、自由さがあります。全部含めて自分のものなんだと割り切れる人にとっては、こんなにワクワクする働き方はないと思います。可能性は未知数の働き方です。


4. フリーランス・複業検定について


フリーランス・複業検定を受けてみて、知ってるつもりで間違えていた点もあったので、特に契約周りのことが再認識できました。現在の採用支援の仕事では、正社員の採用が多いですが、業務委託の方の採用もさせていただくこともあり、検定で学んだことは仕事にもいかされていると思います。