マジキャリと転職活動の振り返り

1.マジキャリ利用のきっかけ
2.マジキャリセッション〜前半〜
3.マジキャリセッション〜後半〜
4.転職活動
5.現在とこれから


1.マジキャリ利用のきっかけ

現職で一定成果を上げ、やりがいも感じている一方で、将来的にもこの仕事を続けていっていいのか?という漠然とした不安や焦りに駆られる。
それに伴い、日増しにスマホで「転職」について検索することが増えていった。
ネット記事やYouTubeで謳われる「転職成功して年収アップ!」といった文言に希望を抱き、転職エージェントに登録することからまず始めてみようかなと、甘い気持ちで登録。
当初はとりあえず、のつもりで希望勤務地を関西としていた為か、対応不可の返事と共にマジキャリというサービスを案内していただいた。
調べてみると、2ヶ月に渡って転職活動をサポートしていただけるのはもちろん、
エージェント都合で転職活動が進む心配がいらないとわかり、自分のモヤモヤした「何かよくわからないけど、転職したほうがいい気がしている」という気持ちを整理していけるのではないかと思った。
金額的な迷いもあったが、サービスの利用を決意した。



2.マジキャリセッション〜前半〜

前半4回のトークセッションでは、自己分析を中心にワークを行なった。
転職しようと迷っている気持ちの整理をしたり、
幼少期まで遡って自身の過去を振り返ったりした。
そのワークでは、嬉しかったことだけでなく、悲しかったことなどネガティブな感情にも目を向け、
自分がどういう時にどんな感情を抱くのか、時系列に追っていくことで、
共通点を見つけ、自分という人間がどんな人間か客観視した。
その結果、ぼんやりと自覚はしていたけど言語化できていなかった価値観や、
自覚すらしていない自分に気づけた。

印象的だったのは、「弱い自分」をさらけ出すことに非常に強い抵抗があるということ。
人からなめられたくないとか、可哀想だと思われたくないというプライドが強く、
虚勢を張って、本来の自分以上の自分を見せようとする傾向があること。
これは自覚こそしていたが、改めて客観視すると、いよいよ改善しなきゃいけない課題だなと感じさせられた。


【転職理由】
整理された転職理由は以下の通り。
取り扱う商材の特性上、顧客はすでに商材の価値には気づいており、あくまで今までの商材を更新するという内容。ネットや競合他社との差別化に徹する要素が濃く、ピースを当てはめてる感覚に退屈さや窮屈さを感じた。
一方で、顧客にとってニーズが不明確な場合、それを形にして一緒に解決していくことができる無形商材の営業に魅力を感じた。


3.マジキャリセッション〜後半〜

後半では、いよいよ転職活動を本格的に始めていく上で、企業選びの軸を整理した。
同時に、複数の転職エージェントを利用し始めており、
応募したくなった企業をピックアップし、どこに惹かれたかを振り返り、
自身の定めた軸との擦り合わせを図っていった。

(転職軸)
大きくは「やりがい」を持ちながら仕事に取り組めるかどうか。
そのための業務内容と環境が軸となっており、
ミクロとマクロの両方の視点から形成されている。
①〈ミクロ〉身近な業務内容にフォーカスし、それにおいて伸び伸び仕事をしながら成果を出していけるかどうか?

【無形商材のソリューション営業】
 →ニーズが不明確な顧客と徹底に向き合い、課題解決に導く。介在価値を感じられると思う。また、一件の顧客の課題解決に集中して取り組める業務体制。


②〈マクロ〉目的意識を持って、自分の仕事の存在意義に納得感を持ちながら、日々の仕事に取り組んでいけるかどうか?

【ミッションへの共感】
 →企業がその事業を通じて何を果たそうとしているのか?それに共感できるかどうか。どこまで本気なのかどうかが感じられるか、共感すれば自分はそこで頑張れると思う。なぜなら、仕事の目的は人それぞれだが、自分だけに向いていると、やりがいが薄まる。自分がやっている仕事で、人々の役に立っていると実感すればするほど、やりがいに結びつく。


4.転職活動

転職エージェント中心に転職活動に専念していった。
マジキャリのセッションでもそうだが、
転職活動でも苦労したことが2つある。

①言語化すること
 頭の中でぼんやりとはイメージできるけど、言葉にできないという状態が続いた。 

②一貫性を持たせること
 話があっち行ったりこっち行ったりとちぐはぐすることがあり、
わかりやすさや説得力に欠けていた。

どう克服したか?
どちらも共通してシンプルなことだが、
アウトプットと軌道修正を繰り返すこと。
自らがアウトプットしたものをマジキャリの担当コーチ〆木さんやエージェントの担当者さんに訂正してもらい、もう一度アウトプットすること。
そのサイクルを回していくことで精度を高めていった。
実際の面接も同じで、実践と失敗と振り返りと修正を繰り返していくことを徹底するほかなかった。

12月中旬から続々と面接が始まり、繁忙期の現職とうまく並行しながら時間を調整し活動していくのはとてもしんどかった。
現職の業務が終わった夜や面接が終わった夜、休日なんかも決して落ち着く暇はなく、振り返りや次の選考に向けた準備等で、精神的にも体力的にも消耗した。
例えばクリスマスや年末年始など、イベントもハッピー感も何も実感が得られないまま、気づけば時間が過ぎていたという状態だった。
特に、年明けからは現職もより一層忙しくなり、転職活動も山場を迎えていたので、ストレスがピークに達していたが、
正直、気合いと根性という精神論で乗り切った感がある。
なんとか食らいついていけて良かったとは思っている。
しかし、「辛い」と言えない辛さは想像以上のものであり、
例え小さな愚痴や弱音でも、誰にも話せず一人抱え込んでいたので、
誰かに話せてたらもう少し前向きに活動できたのでは?
と今振り返るとそんなことを思う。
それこそ、マジキャリの担当コーチ〆木さんに相談すれば良かったが、
ネガティブな話をすることはタブーのような気もして、弱い自分やダメな自分を見せることに抵抗があり、躊躇ってしまっていた。

 
さて、データとして活動実績をまとめると、下記のとおりになる。
(応募社数)50社
(一次選考)15社 
(最終選考)3社
(内定)2社

この2社以外にも、最終選考を控えていたり、最終の結果待ちという企業がある状態だったものの、途中辞退することになった。
当初より最も志望度が高かった企業より内定を頂き、回答期限の兼ね合いもあり、決断をすることにした。


結果として、医院の開業支援コンサルの会社に転職することになった。
2つの軸を満たしており、自身の考えと合致したため、入社を決めた。
1つ目は独立開業を検討する顧客の要望を形にしていく。
担当する者によって、実際に仕上がる形もそれぞれだという点が魅力的だとも思った。
また、一件の顧客に向き合う時間が多かったり濃度が高かったりする分、責任は大きいが、集中して取り組める点が良かった。
現職では成果を出し続けることに応じて、複数の顧客を並行して対応しなければならず、一件あたりに注力するパワーが低下することもあり、そのやり方に不満を抱いていた。

2つ目は、ミッションへの共感。
医院開業をして完了というわけではなく、
1つ1つの医院それぞれが目指す「病気の予防」が実現されることで、その地域社会に住む人々の健康が増進される。そのためには、医院の存続も重視して、経営サポートもしていかなければいけない。
その一連の取り組みが、社会の健康を一から作っていくというイメージができたことが大きかった。
そしてそのミッションに目を向けて代表者のみならず、様々な立場の従業員の方々がその目的に立ち返って仕事に取り組まれていることが感じられ、
「言っていることとやっていること」にズレがない点に惹かれた。


5.現在とこれから

マジキャリを始めて、転職活動を終える今までの期間を通じて、
浮き彫りになった自分の特性がある。
それは、「人に頼らないこと」。
もちろん、ある部分では人の協力を得て、活動を進めていくこともあったが、
そうでない部分のほうが多く、一人で抱え込んでしまうことが多かった

〆木さんに頼ることなく、自分一人で進めてしまうことも多かった。

大事なのは目的地に辿り着くこと。
その目的地に辿り着くために、必ずしも一人だけの力で行く必要はなく、
誰かに頼りながらであってもいいということ。
もちろん、自分でやるべきことはやる必要があるが、
自分より知見のある人に意見やアドバイスを求めたりしていい。
要は、目的が果たせれば手段にこだわらなくてもいい。
目的が何かを見失うことや、手段が目的化することが問題であって、
手段にこだわりすぎて自分で抱え込むうちに苦しくなってしまっては元も子もないわけで。
目的は何か?これを常に認識しながら、進んでいく中でも常に目的に立ち返りながら、軌道修正をしていく。
マジキャリでのセッションでは、〆木さんに何度も聞かれた。
「目的って何でしたっけ?」という質問。
手段にフォーカスしてこだわりを持つうちに、いつしか目的を見失っていたことにハッとなることがしばしば。
これを繰り返していくうちに、この目的思考が大事なんだと刻まれた。


今後は、未経験ということもあり、自分一人で抱え込んでいては成長も遅れてしまう。
だからこそ、もっと人に頼っていきたい。
そのためにも、普段からコミュニケーションを取り、人間関係構築に努めたいと思う。




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