死後の世界を信じる方が幸せになる

リハビリで、疾患を抱えた高齢者と関わっていると、

「もう死んでもいいわ。だからリハビリも要らない」
と話す方が、ある程度の割合でいらっしゃいます。

病気になって、辛い痛みや思い通りにいかない苦しい生活を強いられていると、
「死んで全てを終わらせたい!」
という気持ちになってしまうのもわからなくもありません。

そのような思考は、
「死んだら全てが終わって無になる。」
という考えに基づいていると思います。

一方で、「輪廻転生」や、「天国」のような、死後もまた新たな人生として生まれ変わる、もしくはまた新たな世界が存在する、という考え方もあります。

どちらが正しいというわけではありませんが、高齢者の方々の話を聞いていく中で、私は、「死後の世界を信じている」人の方が幸せなのではないかと感じました。

無になるのか、死後の世界があるのか、それはわかりません。
しかし、正解がどちらにしろ、「死後の世界がある」と信じていた方が、現世における人生を充実したものにしようという気持ちが働くと思います。現世での生き方が、死後の世界にも影響するかもしれない、と考えるからです。

そのため自分は、死後の世界があるかもしれないと考えて、今の人生を無駄にすることなくしっかり生きようと思います。


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