Article of the Day! 沢木耕太郎に物申す

今朝の日経新聞を読んで思わず筆を取る。私の憧れの沢木耕太郎氏のエッセイに読んだ途端衝撃を受けた。

午後の異邦人 沢木耕太郎:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO52030520R11C19A1BC8000/

あの沢木耕太郎が、こういう文章を書くこと自体正直ショック。やはり世代の違いなのだろうか。どれだけの人が彼に共感を覚えるのか、私はむしろしりたい。

私は彼ほど世界を歩いている人だったら、もっとその状況をポジティブに受け止められことを示唆するような文章も書けるのではないかと思うのだけれど。

沢木さんが使った「社会への緊張感」という言葉に私はむしろ違和感を感じた。彼のいう社会への緊張感は、むしろお隣や階下に住む同じ人に対して、とてつもなく気を使うことを強いられてきた日本社会には、大昔から存在していたのでは?そして子育て中のママたちがマンションや公共交通機関で感じている「緊張感」に比べたら、外国人がそこにいるということから感じる緊張なんて、大したことはないと私が思うのはやっぱり感覚が日本人ではないから?

わざわざ海を渡って、日本という国を選んでやってきた人たち。ヨーロッパや米国など大陸と違って、日本に来る外国からの人の中には、なんとなく逃れてきた人」は断然少ないと私は思っていて、それだけでも緊張感は減る。

もちろん悪巧みをするためにやってきた輩もいるだろう。でもそれは、同じ日本人の中にもいる。むしろ、まるでおじいちゃんと同じ顔した人が突然ベビーキャリーのバックルを外したり、自分の母親と同じような顔した人が、子どもの腕を折ったりしようとする社会の方がよっぽど緊張感がある。

私はむしろ色々な文化をもっと人が混ざることで、日本人はもっと「自分の意思を伝える技術」を磨くようになるだろうし、同時に「先入観なしに相手の話しにちゃんと耳を傾ける」ようになっていくのではないかと思う。そうあって欲しいなぁと。

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