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【Article Of The Day】実店舗いらずのアパレルが世界を圧巻

https://www.businessinsider.jp/amp/post-221636

こんにちは。久々にファッションネタで、気になる記事を見つけたので、Article Of The Day!を書いてみます。
ファッションの世界は、どんどん変化しつつあります。アパレル不況とはいえ、販売の仕方については、知恵を絞り、手法をどんどん変えていく。

昨年、インフルエンサーで、韓国系米国人のAimee Songは、自身のブランド「Song of Style」をリリースさせました。

彼女の販売網は今もインスタグラムが中心で、ウェブサイトにはいわゆる「ショッピングページ」の気配が全く見られません。サイトのコンテンツは、彼女のライフスタイルを紹介するオンラインマガジンやニュース的「読み物」コンテンツ。下の方のひっそりとショップページが置かれています。

もちろん、サイトには商品リンクが貼ってあるものの、Song Of Styleのオリジナル製品だけでなく、他のオンラインショップのブランドのものや、限定商品もあって、そのためリンク先が自社サイト以外っということもあるほどです。

もちろん、彼女のビジネスは一切店舗なし。ポップアップさえやっていない様子。立体感ある情報は、インスタのStoryやYoutubeのVlog。それだけで、世界中のファンは彼女のライフスタイルに憧れ、ファッションにエキサイティングし、140ドルのセーターをポチッとするわけです。

Courtesy of Instagram
でもこの価格帯は誰もが手を出せるわけではない。今米国のティーンたちを熱狂させている中国発の「SHEIN(シーイン)」は、10ドル未満で1アイテムが購入できます。(Tシャツ6ドルだそう!)

Courtesy of Instagram
スタイルは違えど、ニットトップスという共通項点だけで考えると、一方は140ドル、こちらは19ドル。トレンドをフォローして、「質より量」を求める若い子たちには、やはりSHEINの価格帯は魅力的なはず。
今回この記事で特筆すべき点としては、「Upper Income Female Teens(高所得層家庭の女性ティーン)」の好きなサイトとして、このSHEINが選ばれているところ。
決してただ「安いから」という理由でSHEINが選ばれているわけではないことがわかります。

コロナ禍では、国連が主催したケイティー・ペリーを始めセレブたちの参加した募金目的のオンラインライブのメインスポンサーを務めて、存在感を表しています。個人的にはForever21の代わり?と言わざるを得ないですが、今回大きな違いは、米国中心に人気があるのに、Forever21はLAがHQだったのに対して、SHEINは中国本土という点です。

さらに中国と米国のビジネス面での緊張感もなんのその、存在感と販売力を着実伸ばしている点です。

ファッションビジネスの面白いところは、そのスピード感。アートとビジネスの絶妙なところを渡っている人たちがワサワサしているところが私は好きです。

というわけでしばらくこのブランドを追いかけてみたいと思っています。

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