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【フリースペース企画書】利用者の過ごし方のイメージ

このマガジンは、教育に関する「FUNRISE」が現在立ち上げようとしている"子どものためのフリースペース"の企画書のnote版です。

フリースペース利用イメージ

コンセプトプラン(画像)のコピー (12)

幅広い年齢層の子どもたちの学びや遊びをサポートできるよう、上図のように「フリースペース」「放課後活動スペース」「無料塾」の3つの利用時間帯に分け、施設を開放します。

利用時間ごとのスペース概要

企画書note挿絵 (9)

企画書挿し画像2 (11)

「フリースペース」は前節でご紹介したように、学校とは一線を画した、子どもが主体的となって活動できる場です。子どもたちは自分の興味関心に合わせて様々なことにチャレンジできます。また、学校を連続して欠席していなくても(不登校の状況でなくても)利用できます。
 「なんか今日学校いきたくないなぁ」という軽い思いで利用していただいて大丈夫です。もちろんリラックスや相談といった目的で利用することもできます。

 「放課後活動スペース」は学校の宿題をやってもいいですし、自分で計画を立てて様々な活動をやってもいい。学校教育と学校外教育をハイブリットに行うことのできる場です。

 フリースペースを利用する小中高生の中で、学校復帰を考えている子や、学校に通っていること一緒に勉強することに抵抗を感じない子は、フリースペースとしての利用時間が終了した後も施設に残り、「無料塾」に参加することができます。

フリースペースで子どもが成長するプロセス

企画書note挿絵 (10)

コンセプトプラン(画像)のコピー (9)

フリースペースでは、子どもたちの活動がより充実したものとなるよう「目標設定」→「活動の決定・開始」→「評価」のプロセスを重視します。
ただし、「目標設定」といっても大人が押し付けるのではなく、子どもたちが自身の状況をどのように捉え、どのような見通しを持っているのか、子どもたちの言葉や感覚で表現します。そして私たちサポーターは子どもの目標を共に分析しながら必要な資源を分析するなど関わっていきます。

すごくシンプルな例を出すと、「地域の歴史を調べて地元の公共施設で発表を行う」のように何をどのように探求し、探求を通してどう成長したいのか(いつまでに行うのか)...ということを自分の言葉で表します。

「目標設定」を完了すると「活動の開始」です。ここでも活動を行う1日1日ごとに目標設定を行います。「今日は〇〇をできるようにする!」といったように自分の決意を発信することもとても重要なことと考えます。

最後に「評価」です。活動を通して何ができるようになったのか、どのように成長できたのかを子ども、サポーター、保護者がそれぞれの視点で評価していきます。

そしてこの「目標設定」→「活動の決定・開始」→「評価」のプロセスを支えるとともに子どもたちの現在と成長を計る秘密道具を私たちは持とうとしています。

それが

ルーブリック

ルーブリック 作成中!

ルーブリックとは学習者の到達度を測るために評価基準を表にしたものです。
FUNRISEではこのルーブリックを子どもの現状を理解する、子どもの成長を本人や保護者に明確に伝えるために用います。

例えば、鉄道について興味を持っている小学4年生が、インターネットで鉄道路線について調べているとします

この子は日々の活動の中で、自分の知っている鉄道路線が通っている都道府県の名称と位置を知っています。そのような時、この子は社会科の都道府県という分野にについては”レベル2”であると見ることができます。そして、この子がこの探求活動を進めていったり、またはこれ以外の探求活動をしたりすることによって知識や思考・判断・表現力が高まった時、レベルは上がっていきます。

このようにして、私たちはただ子どもたちがスペースで自由に過ごすのを見ているのではなく、子どもたちの現状や成長をなるべく客観的に評価します。それによって子ども(保護者)たちは目的や目標を持って活動に取り組む(活動を支える)ことができるのではないかと私たちは考えています。

「これは学校の通知表とどう違うの?」と思われるかもしれません。

学校の通知表は学年ごとに事前に評価する科目とその評価観点が決まっていて、それに基づいて評価がなされます。

FUNRISEのフリースペースのルーブリックは、評価項目が子どもの活動に合わせて細分化されています。教科で分けることもしません。分野で分けることもしません。

具体的には、先ほどの鉄道好きの子どもの場合。ある鉄道路線について理解し、その特徴について文章にまとめたとします。

この場合、まずは都道府県についての理解が深まっていますから「都道府県」についてのルーブリックによって評価を行います。また、自分の考えを文章にまとめたということで「文章表現」についてのルーブリックによる評価もできるでしょう。この他にも鉄道は輸送産業ですから「産業」というルーブリックによって評価することができるかもしれません

また、学年で評価観点を分けることはせず、小学生から中学生までを一貫して評価を行います

例えば、「都道府県については中学生レベルだね。だけど、文章で表現するのは学年相応だからここの部分を知っておこう」といった感じで。

これにより、できることはドンドン進めることができ、苦手なこと、できないことは立ち止まって取り組むことが可能です。

ルーブリックは現在鋭意作成しています。学習指導要領など公的な文献も参考にしながら、信頼性と妥当性を意識した資料になる予定です。

子どもの現状と成長について信頼性、妥当性のある評価資料ができたならば、私たちは「学校外の機関で指導、相談を受けたことで出席認定を受ける」ことのできる施設になれると確信しております。

団体会員、フリースペース立ち上げメンバー募集

FUNRISEでは現在、共に団体の運営やフリースペース立ち上げを行う方を募集しています!

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埼玉県東部地域の方はオフラインで、遠くの方もオフラインでも参加できます!

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