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あの体験は、そういうことだったのかなぁ???

今日、コメントのやりとりで「あなた、エンパスの要素、あるでしょ?」とご指摘いただきました。
エンパスがわからなかったので、調べてみると、共感能力を意味するエンパシーからきているようで、人の感情に敏感に反応する部分がある人を指すようです。
しかも、言葉を交わさなくても、すれ違っただけでも、相手の感情が読み取れることもある、と。だから、人混みが苦手な部分も、ある。

ふむふむ。いくつか思い当たる解説を読みながら、私が長い間、抱えている体験を思い出しました。それを思い出すたびに、私は今でも腹の底から、冷たくて重い恐怖心が沸き起こって来るんです。

<注意!!! こののち、残虐な妄想シーンが出てきます。そうしたものが苦手な方、ここから引き返して、ほかの方の素敵な記事をお読みくださいませm(__)m💕💛>


もう15年近く前のことです。当時、私は相方と千葉県の市川市に住んでいました。もちろん、インコたちも一緒です。今よりも、オカメインコなどの小型のインコが圧倒的でした。数は50羽近かったですかね。

そのころは、柏市のかかりつけのドクターのところに、毎週のように通っていました。長患いの子が多かったんですね。

あの日は、私も相方も休みで、私が、その時お世話になっていたオカメインコの伽羅(きゃら)を、ドクターのところに連れて行きました。

伽羅は、ノーマル(グレー)の女の子で、あの時、5歳くらいだったと思います。もう天国に帰っていますが、そのころ、上くちばしの中に潰瘍ができて、治療に通っていたのです。
くちばしの中に潰瘍ができると、ほとんどの子が食欲を亡くして、体重を落として体力をもなくすのだそうです。

「キャラちゃんは、全然体重も落ちないねぇ・・・・。あんた、不思議な子だなぁ」

ドクターが首をかしげるほど、伽羅は懸命に食べて、治療に耐えていました。潰瘍ができて、上くちばしに穴が開いていました。そこへ食べカスなどがごみとして溜まります。それを取り除いていただくわけですが、家でも、私と相方とで、掃除をしていました。相当に痛かったでしょうに、彼女は、楽になるとわかっていたらしくて、不満も言わないで、我慢したものです。

体重が落ちない・食欲が落ちない。これが彼女の強みであり、治るかもしれないという希望を私たちにも、ドクターにも抱かせていた最大の要因でした。

その日は、朝早く出かけたので、いささか睡眠不足気味でした。当時、二人ともフルタイムで働いていて、帰宅してから鳥たちの世話をする、という生活をしていたので、恒常的に睡眠不足だったんですけれどね。
電車の中で、居眠りをして、若干寝ぼけた感じでした。あの時、季節がいつだったのか、今、思い出せないんですが、寒くはなかった気がします。電車を降りて、気合を入れて、改札を通って、ドクターの病院まで徒歩で向かいました。柏駅の西口から、徒歩で15分前後だったと思います。

途中に大きな交差点があるんですが、ここには歩道がありません。歩行者は地下道を通るんですね。
私は、どうもこの地下道ってやつが好きではないです。地下鉄なんかもあんまり好まないんですが、電車と違って地下道はどうも薄暗くて、嫌な感じがするんですよね。
でも、この場合、やむを得ませんからね。なるべく早く地上に出るべく、速足で、抜けました。

やがて、出口に出たとき、若い男の子が数人いました。何やら、楽しそうに笑いながら、歩いています。
「学校、休みなのかな?」
そんな感じで、なんとも思わずすれ違いました。
ところが。集団の最後の子とすれ違った瞬間、私を猛烈な悪寒が襲いました。全身の毛が総毛立つ思い、とは、あの時の感覚だと思います。
同時に、頭の中に、奇妙なシーンが浮かんできました。

今すれ違った子たちが戻ってきて、私から伽羅の入ったキャリーを奪って、中にいる彼女を取り出して、殺してしまうという残酷な場面でした。泣き叫ぶ彼女を踏みつぶして、羽をむしっている。私が「やめて!!」と叫んで止めても、彼らは笑って、伽羅の死骸を私に投げてよこして、立ち去るというシーンです。

もちろん、彼らは戻ってきませんでしたし、これらは、私の頭の中で展開された妄想にすぎません。けれど、あまりにその場面がリアルすぎて衝撃が強すぎて、、私は伽羅を奪われまいとキャリーを抱えて、その場にうずくまってしまいました。

数分後に、深呼吸して立ち上がって歩き始めましたが、そうしたら車道を霊柩車が走っていて、さらにぞっとしたものでした。

伽羅の近い未来を暗示しているのかと、暗い気持ちになったのでしたが、幸い彼女は、数年後に見事に全快!
ドクターから「もう、治療法がない」と言われ、通院は中止。その後、アガリスクとフラワーエッセンスを使っての療養をしていたら、いつの間にか潰瘍が消えて、穴がふさがっていたのですね。ドクターに確認のために連れて行くと、もうそれはそれは驚いていらっしゃいました。「奇蹟だわ!!!」と。快癒した子を、初めてご覧になったそうです。
ここからさらに数年後、彼女は別の病気で、天国に帰りました。まるで、奇跡を起こしたことで、自分の役目は終わったとでもいうような、静かな旅立ちでした。

ただ。あの時の衝撃的で奇妙な体験から来る恐怖心は、いまでも生々しく残っています。今こうして書いてみて、それなりに軽くなっていることに気づきましたが、やはり、腹の底に澱のように残っています。

もし、私にエンパス体質の要素があるとしたら、あの時、すれ違った彼らの中にある残虐性に反応したのでしょうか? それとも、彼らはどこかでそうした残酷な行為をしてきたところだったのでしょうか? もはや調べようもないことなんですけれどね。
以前から記事にしてみようかな、と思いつつ、ためらっていたのですが、今日ふとしたやり取りから、取り上げてみることにしました。NNさん、ありがとうございます💕m(__)m💕💛

さて、明日はコンサートレポートの予定です。

今日も気持ちの良い一日でしたね。明日までは良いお天気が続くようです。ただ、寒暖差が大きいですね。皆様、くれぐれもご自愛のうえ、良い時間をお過ごしくださいねm(__)m💕💛

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