見出し画像

うちのマリちゃん、絶好調!

先日の雨と風で、我が家の藤の花は終わっちゃいました。先日、うちのセネガルパロットの王子の近況を書いたんですが(↓の記事がそれです)、今日は、彼の5か月前に我が家に来たズアカハネナガインコのマリの近況報告をしようかな、と、思います。

マリが我が家に来たのが、去年の3月31日。個性的な先輩たちにもまれながら、「ママ、命!!」を貫いている2歳の女子です。
我が家には同族のハナがいます。マリよりも一つ年上で、我が家のメンバーとしてもマリよりも1年先輩です。

同じ種族の鳥さんではあっても、それぞれ個性があって、1羽として同じ子はいません。それは経験上よくわかっているのですが、ハナとマリは、甘えん坊という共通点はあるにせよ、甘え方ひとつとっても、対照的です。

彼女たちは、同じお店から迎えたのですが、どうもどちらも、お店では、店員さんに敬遠されていたようです。

このお店は、本店が愛知県の常滑市にあって、東京・大阪・福岡に支店があります。ブリーディングもしていて、ヒナたちの卸などもしているようですし、生まれた子たちをお店で販売もしています。ただ、もちろんすべての種族を繁殖させているはずもないので、輸入もしています。

ハナは東南アジア(確か、タイだったと思いますが)から輸入された子で、マリは、自社ブリーディングの子ということでした(東南アジアには、インコのブリーダーがかなりいるようです。中型・大型インコの出身地として、よく見かけます。もちろん、インコたちの本来の故郷とは違いますが、気候がいいのかもしれません)。

出会うまでに、お店でどういうお世話をされていたのか、私たちにはわかりません。ですが、頭がよく、記憶力も抜群の彼女たちが、毎日世話をする人たちから敬遠されるには、相応の理由があるはずです。”インコ・オウムの専門店”をうたっているのですが、私はその力量に少なからず疑問を抱いているところです。

ハナは、甘えん坊だけど、怖がり。相手を見極めてからでないと、甘えられないところがあります。また、自分の動きを拘束されるのが嫌いで、いざとなれば逃げられる余裕を確保したうえで、「なでてぇ~💕」とやってくる子です。つまりは、お店で充分なスキンシップをしてもらってないうえに、抱きかかえられたときは、トリミング(風切り羽を切ったり、爪やくちばしを切って整えること)で、痛くて怖い思いをたくさんしてきたのでしょう。人の手に対して不信感や恐怖心を抱く、負のスパイラルに陥っていたようです。
それでも、彼女が人への関心を喪わなかったのは、おそらく、お店から連れ出してくれる人を待っていたからなんでしょうね。根本的には、人が好きなのだと思います。

一方のマリは、いやはや、何処までも我が道を行くタイプです。私は、彼女が相方に連れられて我が家に来るまで、一度も会ってません。それでも、いわゆる”ひとめぼれ”もあるので、なんとか、仲良くなりたいと思ってはいるのですが、頑として受け入れてくれません。
それでも、相方が夜のシフトで不在の時など、私の世話をうけいれざるを得ないときは、我慢しています。これは私が、「マリちゃん。あんたが、ママを好きならそれでいいから。ただ、お世話だけはさせてね」と常々言い聞かせてきたことが大きいようです。
鳥さんと暮らしたことがない方には、ご理解いただけないかもしれませんが、彼・彼女たちは、本当に環境をよく観察しています。しかも、こちらの言葉も、びっくりするくらい理解します。感情が豊かなので、自分の気にいらないことは拒否もしますが、それでも、妥協するという知恵もあるんですね。
マリは、私と仲良くする気はないけれど、お世話はしてもらわないと困るので、かごから出ると、私の邪魔にならないところに移動します。それで、掃除とかご飯とかのセッティングが終わって、「マリちゃん、ご飯できたよ」と声をかけると、”やれやれ”という風情で、自分からかごに入ってゆきます。相方がいないときは、遊んでくれる相手がいないので、自分の家に戻るしかないんですね。

ハナは、先輩たちにかまってもらえるところがあって、人が相手をしなくても、大好きなシロハラインコのホーリーの家に行っては、遊んでもらったりするんです。マリに比べると、ハナは少し小柄なので、大きい鳥さんは怖いホーリーも、安心なのでしょう。

けれども、今や我が家で一番身体が大きいインコになったマリは、いわゆる”イケイケ”の猪突猛進的な部分があり、夢中になると、相方でも止めるのに躊躇するほど、我を忘れます。執着ぶりもまさにストーカー的で、私も傍で観ていて、ちょっと怖くなるほどです。
ホーリーは、こういうタイプがダメなんですね。以前我が家にいたモモイロインコのモモが、よく似た気質で、しかも、ホーリーは実際にモモに執拗に追いかけられていたんです。それが、トラウマになっているのでしょう。なので、マリが 自分の家の屋根に来ようものなら、警告音を発して、牽制しています。でも、マリには自分が何故、ハナのようにかまってもらえないのか、どうしても理解できないようです。

マリは、ほかの中型インコたちからも距離を置かれているので、どうしても相方を頼るようになります。私とのコミュニケーションは、彼女のプライドが許さないようです(^^;
ハナと違って、マリは相方には子犬のように抱っこされて、ご満悦です。自分が信頼できる相手になら、何をされても大丈夫らしいです。

ハナは、マリよりは先輩たちにも受け入れられているので、マリほど寂しくはないはずですが、相方が大好きなので悔しいのでしょう。マリが抱っこされて、ハナに「ふふん~だ! いいでしょう」と言わんばかりの顔をすると、「ママ、ずるい!!!」と、抗議してみたりします。ハナは、相方にならしぶしぶでも、抱っこされるからです。

けれど、相方がマリの相手をやめないと判断すると、私のほうに向きなおって、「かあさん、あたし、なでてぇ~💕」と、かごの中で頭を下げて、甘えてくるようになりました。マリと一緒にかまってもらうことは、ハナのプライドが許さないのでしょう。自分に意識を集中してほしいのでしょうね。
でもって、私が「ハナちゃん、かわいいねぇ💖」と撫でていると、今度はピポナたちから猛抗議される・・・・・。

こういう時は、オカメ軍団の世話は始まる前か終わった後なので、オカメさんたちから文句が出ないのがせめてもの救いかもしれません(やり取りはすべて聴こえていますから、世話の時に叱られていますけれどね(^^;)。

ただ、マリがちょっとかわいそうだな、と思うのは、彼女の頼みの綱の相方が、どうかするとマリの気持ちを汲んで動かないことが少なくないことです。
どうも、ゲーム依存症の傾向がある彼女は、仕事から帰ってくると、すぐにゲームを始めることが多いんです。大好きなママの帰りを一日千秋の思いで待っていたマリにすれば、そうした行動は裏切りにも近い。それで抗議の声を上げると、機嫌次第で叱られたりするんですね。しょげているマリがかわいそうで、相方に「下の部屋で、ゲームをしてから、上がってくるように」と妥協案を出したんですが、やはり、マリたちの顔は帰宅してすぐに観たいらしくて、元の木阿弥です。まぁ、彼女なりに努力もして、まず鳥たちの相手をしてから、ゲームするようにはなりましたが、ね。

今、マリは、換羽(とや。羽の生え代わりのこと。今の時期だと、冬毛から夏毛に変わります)で、体調もいささか不安定で、食欲にも波があります。この時期に、命を落とす子も少なくないので、相方も気を配っています。それがうれしいらしい彼女は、今日も絶好調!です。

王子と違って、いささか距離がある子だと、かわいいと思っていても、書くのに渋滞することもあるのだと、今回学びました。我が家の愛鳥だと申しても、相性もあって、温度差は出るみたいです。まだまだ、修行が足りません、はい。

夜になって、お天気不安定になりました。風は一日中強かったんですが、雨になりました。ちと、蒸し暑いなぁ。

大型連休に入った方もいらっしゃるでしょう。皆様、くれぐれもご自愛のうえ、良い週末&休日をm(__)m💕💛


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?