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4/17 ヨナフェス

に行ったという話。と言っても別に書くこたぁあまりない。
この日は兄が結婚するということで、箱根までご両家顔合わせのため昼飯を食べに行かなくてはならなくて、全身スーツを着込んだ。自分はあくまで添え物程度に話をしようと思ったので、ろくに喋らず終わった。
そこからが日比谷野音RTAの始まりだった。あるいは24。当初2時間の予定が3時間かかり、また帰路の箱根の山道が渋滞に嵌まりまた時間をロスし、小田原駅から新幹線に飛び乗ったのが15時44分。ピッポッピッポッ。17時に日比谷野外音楽堂に着いてないとならない。ピッポッピッポッ。グーグルマップでは5分前に到着予定なので勝ったか、と思った。ピッポッピッポッ。東京駅に着いた。東京駅のタクシー乗り場が大混雑。ピッポッピッポッ。お前ら、歩け。ようやくタクシーに乗ったものの、ということで現地到着17時02分。ボカーン。人質は死んでしまいましたし、ジャックバウワーは逮捕されましたし、ハイラル城でゼルダ姫はガノンにスケベなことをされてしまいました。やっぱゼルダ姫は負けたらそういうことになるのかな? ガノンに性欲はあるの? 彼女はいるの? 学歴は? 調べてみましたが、分かりませんでした。でもこんなに魅力的なので彼女はいるでしょうね!いかがでしたか?(クソSEOブログ)
ボケてる場合じゃない。アイドルユニット、オッド・アイの歌声を入場曲として私は会場入りした。日比谷野音は何ぶりだろう、プログレフェスみたいなのを外から聞いたときか、ラ・フォル・ジュルネで渋さ知らズを見たときか。渋さ知らズはおじさんが、「やっほーーー」って叫ぶ、愉快な雑駁バンドだった。

ヨナフェスについたのは、17時02分。その後、学園祭学園のライブ。いつも通り。最近のライブでよく見る新曲のほか、エニラブとももいろ、wantsなので安定のラインナップ。虹コンを想いながら唄うももいろと走れ!。あー、そこ汎用にしちゃうんだ、とか。あさがやに出なくなって、真っ当なバンドになっていっている。しかしDawn song、5拍子だけど曲構成から何からとても名曲だ。

そしてpredia。実は私は特に追ってなかったはずなんですよね、このアイドルグループを。前回のヨナフェスぶりだったはずなんですが、解散前でメジャー曲をどんどん投入してくれたんでしょうね、あー聞いたことある~、というのが多くて、これがヨナヨナのイベントに出続けたヨナヨナファミリー所以だなって実感した。長らく見続けていたことに気付いた。
彼らの解散まであともうちょっと。思えばヨナヨナという番組が持っていたドラマ性というのはprediaと沢口けいこという人にあったのだと思う。というのは以前リスナー仲間と話したことがある。沢口さんがprediaというユニットで燻っていたのが、ラジオスターとして花開き、センターまで担うようになり、ライブで観客から好きだよーを浴びせられ、メンバーから羨ましがられ、やりたかった可愛いアイドル、オッドアイもやり、という夢詰め込みをふんだんにやれたのがヨルナイトというラジオ番組の持つドラマ性だった。なので、飲んだ時リスナー仲間には「沢口さんの持つドラマ、ヨルナイトの持つドラマはこれ以上あるのか?」という問いを投げたことがある。ドラマが無くちゃいけないわけではないが、ここまでが出来すぎていて、それに馴れすぎてしまっていると思ったのだ。その後、ヨルナイトでは、二酸化炭素ちゃんをやったり、月一で企画やったり、石飛さんとのオッドアイやったりとコンテンツ作りをした。沢口さんの次のステップという点で、たぶんスタッフ陣も同じ焦りを抱えていたんじゃないか。prediaもやはり頭打ちのなかで、世代交代を試みて失敗していた。からの解散なので何となくしょうがないのかな、という気持ちは外野の立場としてある。知らないけど。沢口さんは、番組を飛び出してちょこちょこソロでの仕事が増えつつある。となったとき、ヨナヨナという番組は今後どうするんだろうか、というのは今回のprediaを見ながらずっと考えていた。番組の形態も維持できるんだろうかとか。
なんてことを考えながら、鷲崎さんの出番。ヨルナイトOP yoke of nightsとか、スウィートソウルミュージックやり、虹コンに捧げたAice5解散の歌、もとい桜をやり、パスタをやった。そして愛・おぼえていますから、ワルツ。
しかし愛おぼは、いつの頃からかPOARO屈指のエモ曲となった。オタクが何かをジクジクと愛する歌。自分はPOAROの2ndアルバム USO 800が初めて買ったPOAROのCD(のみならずアニメ関連CDも初かも)なのだが、オタクの人たちのための…の歌詞の持つ強さとか、変身ベルトのアコギver.のブルージーさとか、USO 800の感動とかと比べて、正直分からなかった。でも何度も聞いたし、カラオケには入っていたのでしつこく歌っていた。それが、その後学園祭学園が何かの機会で、愛おぼの話をしていて、青木さんは、ナデシコでこの歌詞と同じ経験をしていてめちゃくちゃ共感していた、という話をしていた(間違ってたらすみません)。あー、そうかこれ、そう聴くんだ、と気付いてから、知らぬ間に曲を聴いて泣けるようになってしまった。自分も嘲笑されながらアニメを見ていたはずなのに、そこにコンプレックスをあまり感じてなかったし、分からないやつは頭堅いんだな可哀想に、くらいにあっけらかんとしていたので、当時はピンと来なかった。

ということで、この日はイントロで泣いた。大人になったので!
その後はオッドアイ。こちらはまぁ、もう安定の、になってしまった気がする。いつものところで、観客から「好きだよー!」と叫ぶのがご時世柄できないため、代わりにタオルにして掲げるようにして、その景色に感動、と言ってるが、客席側からの景色ではよく分からない。でも感動してくれたのなら嬉しいな、とは思います。

で、人生はあっちゅー間やって終わり。
このライブ、青木さんが感情の振れ幅が大きいと叫んでいた。分かる。番組の方向として持つドラマ性がいったん終わってしまったために、前回のセルフ模倣みたいなのを詰め込んだ結果、盛り上げようと、エモくしようと、泣かせようと、各々でやった結果がこうなってるのだと思う。見るべきものは見れたし、楽しかったのだが、この番組はどこに行くのだろうというのはずっと気にしている。着いてきますので。

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