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いつでもなんでもどこで飲んでも、プーアール茶は美味い

前回のお茶会からの流れで、今回はただひたすらにプーアール茶を褒め称えるという記事です。

しゃおしゃんのお茶とのお付き合いはすでに20年近くになりますが、それより前からプーアール茶は比較的好きなお茶でした。
返還直後の97年から香港へ通い出し、飲茶をする時にはプーアール茶がデフォルトと学んでから、陸羽茶室や蓮香樓(現・蓮香茶室)、蓮香居などの有名な飲茶レストランに行く時には、必ずプーアール茶を頼んでいました。
しっかりした黒い水色と後発酵により生まれる独特の味と香りは、中国茶を飲み慣れない人にはよく「カビくさいよね」などと言われてしまうのですが、烏龍茶やジャスミン茶等が一般化したからこそ、こういうお茶もあっていいのだと思い、香港や横浜で安価な袋入りをよく購入していました。

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蓮香居での飲茶。2019年春の香港にて。当然ここでもプーアール茶。
左に少し見えるのは、茶杯や箸、蓮華や器を洗う洗杯のためのボウル。

このように長年、プーアール茶といえば黒!と思い込んでいたのですが、実はプーアール茶には黒い熟茶の他、水色が浅い青プーアールがあり、生茶と呼ばれているということを、しゃおしゃんのお茶を飲み始めるようになって改めて知りました。それがたびたび紹介している千年古茶。
一目見ると、色は烏龍茶と同じ色。でも香りは違う。味ももちろん違う。香ばしさがあって、最初飲んでいるとはっきりしているけど、煎を重ねると柔らかくまろやかになっていく。味わいは黒プーアールとは明らかに違うのだけど、これはまぎれもなくプーアールだ。そう思わせてくれる味で、しばらく愛飲していました。

千年古茶に出会う数年前、当時昆明に留学していた弟が、一時帰国のお土産として私にプーアール茶の餅を買ってきてくれました。詳しくは下のリンクを参照ください。これもまた生茶だったことを知るのは、このお茶を飲んだ時でした。

この記事にも書いたけど、昨年の香港旅行にもこの生茶を持って行って飲んでいました。飲茶店に持ち込んで飲むということまではしなかったのだけど(今はどうだかわからないけど、少し前には茶葉持ち込みでいただけるお店もあったような気がする)蓮香居で飲茶しながら黒プーアールをたらふく飲み、その後にホテルに戻って生茶を淹れて、どっちも美味しいと感じたのは事実です。黒でも青でもプーアールは美味だ、というわけですよ。

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というわけで、とにかくプーアール茶うめえ…としかいわない記事に見事になりましたが、日本国内でももう少し気軽にプーアール茶が飲めるようになると嬉しく思います。

このところ、季節の変わり目で冷たい雨の降る日々が続いていますが、これから天気が良くなったら、外にお茶道具を連れ出して、ひとり野外茶会でプーアールを飲みたいなと思っております。現在は海外に出ることもできず、今度香港に行くのはいつになるのだろう…と考えては寂しくなっているのだけど、そんな時でも好きなお茶を飲み、未来の旅のことを考えて、このしんどいご時世を生き抜きたいものです。

この記事を書くにあたって、下記のサイトも参照いたしました。

https://www.puer-cafe.com/knowledge/rawcook/rawcook.html



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